どうしても用事ができて子猫を置いて外出しなければならないというときにはどうすれば良いでしょうか?

子猫は留守番ができるのでしょうか?

子猫はいつから留守番ができるのか、また留守番の注意点についてご紹介します。

1.子猫は生後6か月から留守番ができる

生まれたばかりの子猫に留守番をさせるのはやめた方が良いでしょう。

子猫は一日に何度かに分けて食事をさせなければならない上に体調を崩しやすいので留守番は難しいです。

子猫は生後6か月を過ぎると留守番ができるようになります。

最初は半日程度までにして様子を見ましょう。

慣れたら1泊2日くらいまでなら一人で留守番できるようになります。

もし6か月より早い時期に留守番をさせたいときや長期の留守番が必要なときには、ペットシッターを頼むか獣医師に相談してみましょう。

2.子猫を連れ出すよりは留守番が良い

猫は環境の変化に敏感な動物です。

住み慣れた場所から離れるのは、たとえ短時間でもストレスを感じるものです。

連れ出すか留守番させるか迷ったら、猫のためには留守番の方が良いでしょう。

もし一人で留守番ができなかったり長期間留守にするときは、飼い主の行き先に同行させたりペットホテルに預けるよりは、知人やペットシッターに家に来てもらう方が猫は安心して過ごせます。

3.子猫の水や食べ物やトイレを準備する

子猫を留守番させるときには十分な水と食べ物を用意しておきましょう。

食べ物はウエットフードは避けて傷みにくいドライフードにしましょう。

水は猫が留守中にこぼしてしまうことがあるので、何か所かに分けておいておくのが良いでしょう。

夏は水が不足すると脱水症状を起こすので、特に気を付けて不足が無いように用意しておきましょう。

トイレは何かあって使えなくなる場合を想定して1~2か所余分に用意しておきましょう。

4.子猫のための室温の管理

留守中の室温の管理に気をつけましょう。

夏は猫が熱中症にならないように気を付けましょう。

直射日光が差し込んで部屋の温度が上昇しないようにカーテンは必ず閉めておきましょう。

エアコンを使う場合は、タイマーを使って除湿にして28度の室温に設定するのが理想的です。

また部屋の空気が循環するように、もしあれば換気扇をつけましょう。

扇風機は危険なので留守中は使用しないようにしましょう。

冬は暖房をつけっぱなしにして出かけるのは危険なのでやめましょう。

もし何か使うとしたら、湯たんぽやホットカーペットなど火を使わず部分的に温めることができるものを使用しましょう。

箱の中に毛布やフリースの布を入れておくだけでも猫はもぐりこんで自分の体温で暖を取ることができます。

春や秋は気温の変化が激しいことがあるので、猫が暑さ寒さを防げるように隠れられる場所を用意しておきましょう。

5.戸締りと事故防止の対策

留守中に猫が脱走したり事故を起こして怪我をしないように、外出前に十分チェックしましょう。

留守中に猫が家の中をあちこち移動しないようにして、安全な部屋の中だけで行動するようにしておきましょう。

高いところの窓は猫が何かに登ってたどり着いたりジャンプして出ないようにチェックしておきましょう。

部屋のドアは締めて行っても猫が開け方を覚えていることがあるので、留守中に開けられないようにしておきましょう。

部屋は十分に片づけて、猫が事故を起こしそうなものは徹底的に排除してください。

猫は高いところに登って降りられなくなったり、落ちて怪我をすることがありますのでものを積み上げておくのはやめましょう。

トイレや浴槽に落ちて溺れないように、そうしたところには入れないようにしておきましょう。

棚の上のものを落として事故になることがあるので、特に食器やガラス製品は猫がいる部屋には置かないようにしましょう。

留守中の誤嚥事故を避けるために、薬品や人間の食べ物、猫が食べると危険な植物、段ボールに着いたガムテープやひも、飲み込みそうな細かいものや尖ったもの、ゴミ箱などは置かないようにしましょう。

生後3か月から6か月目くらいは歯が生え変わる時期なので、子猫は歯が痒くていろいろなものを噛みます。

噛まれると困るものや噛むと危険なものは置かないようにしましょう。

また猫が退屈しないように、気に入ったおもちゃを用意しておきましょう。

その際もひもがついたものや壊れやすいものは事故につながるので避けましょう。

6.子猫の留守番後のケア

子猫は留守番中一人でいて、不安を感じているものです。

帰ってきたら、いつもより思い切りスキンシップをして愛情を示すようにしましょう。

猫によっては拗ねてしまって、わざと逃げたり素っ気無い態度をとるかもしれません。

そんな時も謝って、ご褒美をあげたりいつもより長い時間遊んだりして、信用を取り戻すように努力しましょう。

子猫の頃から留守番に慣れさせて自立心を養わせるのは猫の成長にとっても飼い主にとっても必要なことです。

最初は不安に感じるかもしれませんが、慣れれば猫は留守番を楽しむようになります。

あまり深刻にならないように、徐々に留守番に慣れさせるようにしましょう。

6ヶ月目から留守番させてみよう

子猫は生後6か月目くらいから留守番ができるようになります。

留守番をさせるときは、エサや水やトイレ、室温や戸締りに気を付けて、猫に危険なものが無いようにしっかりチェックしてから出かけましょう。

歯が生え変わる時期の子猫はいろいろなものを噛むので気を付けましょう。

最初は不安でも猫は徐々に留守番を楽しめるようになるので、子猫のうちから留守番に慣れさせるようにしましょう。