1846年にドイツで誕生した超大型犬のレオンベルガー。

一見すると怖そうな顔つきをしていますが、その性格は穏やかで優しく日本にも多くの愛好家がいる犬種です。

ペット向けのファミリードッグとしても適したこの犬種の性格やしつけをご紹介します。

レオンベルガーの特徴

セントバーナードとニューファウンドランドが基礎犬となっており、その特徴や性格を受け継いだレオンベルガー。

その後グレートピレニーズやクーバースなどとの混血も行われ、今の犬種に確立されました。

本能的に水を怖がらず、指の間の皮膚は水かき状に発達しているため、泳ぎが得意で水難救助犬としての能力もこの犬種の大きな特徴の一つです。

体高はオスが72~80cm、メスが65~75cm、体重はオスで54~77kg、メスで45~61kgが標準体型です。

均整の取れた筋肉質の体とたくましい脚、ライオンに似た犬を目指して作出されたと言われるだけあって、ライオンのようなたてがみを持ち大きな体をより一層堂々とした雰囲気にしています。

また顔はブラックマスクが特徴的です。

被毛は耐寒性に優れたダブルコートで光沢があり柔らかくウェーブがかかっています。

レオンベルガーの性格

レオンベルガーの性格は、セントバーナードとニューファウンドランド、両犬種のおとなしい性質を受け継ぎ、とても穏やかで優しい性格をしています。

また賢い犬種でもありますので、飼い主さんには忠実に愛情深く接してくれ、赤ちゃんやお年寄りのいるご家庭でも問題なくファミリードッグとして飼育することができます。

こわもてな顔つきとは裏腹に甘えん坊な一面を持ち、めったに吠えることもありませんので、番犬としてはあまり活躍する機会はないでしょう。

人との交流だけでなく、他の犬ともうまく付き合うことができる性格ですので、多頭飼いにも向いており、ドッグランなどでもトラブルも少なく遊ぶことができます。

大型犬ですのでしつけは子犬のうちからしておくことをオススメしますが、忠実な犬種ですのでそれほど手を焼くことはないでしょう。

レオンベルガーの寿命とかかりやすい病気

平均的な寿命は8歳~9歳と言われています。

超大型犬ですので小型犬などと比較すると短命ではあります。

気を付けたい病気には、胃捻転、股関節形成不全、アジソン病があります。

胃捻転は大型犬種に多い病気で症状が見られたら早急に治療が必要になります。

食事を早食いさせない、食後の激しい運動をさせないなどの対処により予防することができます。

股関節形成不全も大型犬によく見られる病気です。

特に成長期に、過度な負担が股関節にかかるような激しい運動を避け、成犬となってからも肥満に気を付けてあげましょう。

アジソン病とは副腎の機能が低下することにより起こる病気です。

元気と食欲がない、下痢や嘔吐を繰り返すなどの症状が見られたら早めに動物病院の診察を受けましょう。

レオンベルガーの値段と入手方法

レオンベルガーの子犬の販売価格相場は30~40万円前後です。

繁殖の難しさや珍しい犬種ということで、他の犬種と比較して少々割高な傾向があります。

ペットショップの展示窓に並ぶことはほとんどなく、入手方法はブリーダーからとなります。

ブリーダーはインターネットや雑誌などで探すことができますが日本国内ではそれほど多くはありません。

希少な犬種がゆえ、入手や飼育方法の情報が少ないため実際に飼っている方に、ブリーダーの情報やこの犬種の飼い方などを事前に教えてもらっておくと安心です。

身近にいない場合はドッグショーなどにでかけてみることもオススメです。

レオンベルガーのしつけのポイント

レオンベルガーは飼い主さんの言うことを忠実に守る犬種ですので、しつけ自体はそれほど難しくはありません。

ただ万が一のことも考え、子犬のうちから飼い主さんに対する服従訓練を徹底して行いましょう。

人に喜んでもらうことが大好きですので、厳しく接するよりは褒めるしつけの方が向いているでしょう。

しつけはお散歩の途中やドッグランでの屋外だけでなく、室内での日常生活でも毎日繰り返ししつけを行うことがポイントです。

うまくいかない場合や相談などは大型犬が得意なプロのトレーナーに依頼することも選択肢の一つです。

レオンベルガーの散歩と飼い方

子犬のうちは急激に成長するため過度な運動は避けましょう。

成犬では、毎日1時間程度の散歩を2回と、自由に動き回れるような運動を30分程度させてあげるのもオススメです。

運動量はどうしても必要となってきますので、天候上無理ができないときはストレスがたまらないよう、室内でもしっかり遊べるようにしてあげましょう。

ドッグランに連れていくこともオススメです。

自由に遊べ、また他の犬との遊びも犬にとっては楽しいものです。

寒さには強い犬種ですが、日本の高温多湿な気候は苦手としています。

季節問わずエアコンによる温度管理が必要であり、特に夏場の熱中症対策は万全にしてあげましょう。

レオンベルガーの特徴を知ろう

その堂々とした存在感とゆったりとした穏やかさが人気のレオンベルガー。

優秀で甘えん坊な家庭犬として、愛すべき家族の一員となってくれるでしょう。

超大型犬で希少種でもあることから気軽に飼える犬種ではありませんが、その魅力にはまる方も多い犬種です。