猫を飼っていると、ご褒美をあげたくなる場面があります。

でもご褒美のあげ方は重要で、いろいろな配慮をする必要があります。

では猫へのご褒美を上手にあげる時は、どのようにすれは良いでしょうか。

ここで紹介していきます。

1.良いことをした直後にあげる

猫へのご褒美は、良いことができた時にあげると良いです。

具体的に飼い主が呼んだら返事ができたり、トイレをキレイに使えた時などです。

留守番をちゃんとしたり、飼い主が帰宅したら玄関まで出迎えてくれた時でも良いでしょう。

この時は良いことをした直後にあげることが大切です。

ご褒美が遅くなったり、猫から要求されてあげるようでは、良いしつけにならないことがあります。

良いことがしっかりとできたから、ご褒美をもらえたという意識を、猫に持たせる必要があります。

そのためご褒美をあげるタイミングは非常に重要になります。

ご褒美は良いことをした直後にあげるために、おやつなどはすぐ準備できるような場所に置いておくと良いでしょう。

2.ご褒美をあげ過ぎない

猫へのご褒美にあげる食べ物は、決してあげ過ぎないことが大切です。

多くあげ過ぎてしまうと、猫の肥満や病気の原因になってしまいます。

一日のカロリー摂取を考慮して、ご褒美をあげることも重要です。

そのため飼い主はあらかじめご褒美の量を決めておくと良いでしょう。

普段はエサをしっかりと食べているようなら、少量で十分です。

一口サイズに切ってからあげても良いです。

またご褒美は何度もあげる必要はありません。

良いことをするたびにあげてしまうと、猫は何度も要求するようになってしまいます。

猫がかえってわがままになってしまい、良いしつけにはなりません。

ご褒美はあげたとしても、一日に2回くらいまでにしましょう。

猫への負担を考えてご褒美をあげた時は、エサの量を少し減らすなど、調節することも大切です。

3.食事と食事の間が望ましい

猫へのご褒美は良いことをした直後にあげると良いですが、さらに食事と食事の間であることが望ましいです。

猫は一日に何度も良いことができる時があります。

でもご褒美をあげた後、すぐ食事をさせるといったことは避けた方が良いでしょう。

人間がおやつを間食するように、食事と食事の間にあげる方が良いです。

猫も人間と同様、食べ物を一度に食べ過ぎてしまうと、脂肪をためこみやすくなり肥満の原因になります。

また猫の胃腸への負担も大きくなります。

逆に食事と食事の間が、極端に空きすぎてしまうのも良くありません。

猫へのご褒美をあげるタイミングは、とても難しいです。

でも飼い主は食事の時間なども考慮して、ご褒美をあげていくことは大切です。

4.普段食べていない食べ物をあげる

猫へのご褒美をあげる時の食べ物は、普段食べている食事以外の物をあげると良いです。

こうすることで、ご褒美だという認識を高めるようにします。

市販されている猫のおやつなどを活用すると便利です。

猫のおやつはチーズやマグロ、サーモンなどといった、たくさんの種類があります。

普段食べていないものをあげると、猫はとても喜ぶので、反応を見ながらおやつを選ぶようにしましょう。

普段ドライフードのエサを食べている猫には、ウエットフードのエサを少量あげてみる、といった方法でも良いです。

でも猫は美味しい食べ物を食べてしまうと、何度もねだることがあります。

またお腹が空いていても、普段食べているエサを食べなくなる、といったケースもあります。

猫に食べ物をねだられると、飼い主はその都度あげてしまいがちです。

ご褒美をあげてから、何度もおやつをねだるようなことがあっても、それ以上あげないことは大切です。

5.褒めてからあげたり、猫が喜ぶことをする

猫へのご褒美は、褒めてからあげると良いです。

猫は褒められるのがとても好きな動物です。

褒められると嬉しいので、何度も良いことをしてくれるようになります。

猫を褒めることは良いしつけにもなります。

この時少し大げさなくらいに褒めてあげましょう。

声をかけてあげながら、褒めてあげるのも効果的です。

また猫へのご褒美は、何か食べ物をあげるといった印象を持ってしまいがちです。

でもこれ以外にもご褒美はあります。

撫でてあげたり、抱っこをしてあげる、といったこともご褒美になります。

一緒に遊んであげることも同様です。

猫が良いことをしたら、喜ぶことをしてあげても良いでしょう。

そのため飼い主は食べ物をあげるだけでなく、それ以外のご褒美も考えて対応していきましょう。

適切な方法でご褒美をあげよう

猫にご褒美をあげる時はタイミングや、食べ物などを考慮する必要があります。

間違ったご褒美のあげ方をすると、猫が何度もねだるようになってしまいます。

これでは良いしつけにはなりません。

また猫には個体差があるので、個々に合わせた対応が必要です。

飼い主は猫の様子を見ながら、適切な方法でご褒美をあげるようにしましょう。