猫を飼っていると、人のご飯を狙ってしまう時があります。
食卓が荒らされるなど様々なトラブルになるので、避けなければなりません。
人のご飯を狙う猫にはどのような対処をすれば良いでしょうか。
普段食べているペットフードを与える
飼い主がご飯を食べていたり、近くに食べ物があると猫はそれを狙うことがあります。
猫は人間よりもかなり強い嗅覚を持っています。
そのためニオイが強いご飯がある時は特に注意が必要です。
この時飼っている猫に愛着があると、その場のご飯をあげてしまいがちです。
でもそうしてしまうとしつけになりません。
そのためご飯を狙っている時は、普段食べているペットフードをあげるようにしましょう。
お腹が空いていればペットフードを食べて落ち着くこともあります。
できれば飼い主がご飯を食べる前に、エサをしっかり与えておくと良いでしょう。
猫はお腹がいっぱいになるとそれ以上食べずに休むことがあります。
事前に落ち着かせて寝かせてしまうのも一つの方法です。
猫を別の部屋に移す
猫が人のご飯を狙っている時は、別の部屋に移してしまうという方法もあります。
飼い主はご飯を食べている間も猫を観賞したいという時もありますが、そのままにしていると様々なトラブルが発生する恐れがあります。
猫は何かを気にして落ち着かないと、部屋から出てご飯のある場所へ再び来てしまうことがあります。
このような時は可愛そうですがドアをしっかりしめて対処するようにしましょう。
でもこの間は飼い主は猫の様子を観察することができません。
そのため事前に猫を移動させる部屋の安全をしっかりと確認するようにしましょう。
また戸締りをしっかりとしておくことも大切です。
別の部屋に猫を移してもトラブルを防いでいく配慮も必要です。
食べ終わったら猫を部屋に戻しても良いです。
この時さらに猫に何かトラブルがないか観察を行うようにしましょう。
猫を注意をしてしつける
猫が人のご飯を狙っている時は、まずは注意をしてしつけることが必要です。
人のご飯を狙うようなことはしてはいけない、ということを分かってもらうことが大切です。
猫は人の詳しい話の内容までは分からなくても、注意をされたり叱られているということは意外とわかるものです。
そのため猫に言っても分からないと諦めるのではなく、注意してしつけることも大切になります。
この時あまりきつく叱ったり、たたいてしまうとかえって猫が落ち着かなくなる時もあるので注意が必要です。
ケースバイケースでしつけを行うようにしましょう。
猫に向かって表情を変えてみたり、身振り手振りを行って分かってもらうようにしましょう。
それでも落ち着かないような時は、いったん別の方法で対処するようにしましょう。
猫のしつけは継続して行っていくことが大切です。
猫の状態に合わせて根気よくしつけを行っていくようにしましょう。
猫に別の気をひかせる
猫が人のご飯を狙う時は、別の気をひかせるといった方法もあります。
猫は別のことに夢中になると、いったんご飯を狙うのをやめる時があります。
そのためおもちゃなどを与えて遊ばせたり、抱っこしてあげることで落ち着くこともあります。
でも猫にも個体差があります。
人のご飯を狙っていても手を出さない猫もいます。
このような猫ならお腹を空かせている状態でなければ、別のことに興味をもって落ち着くこともあります。
逆におもちゃなどに一瞬興味を示しても、再びご飯を狙おうとする猫もいます。
猫の性格などを考慮して対処することが大切です。
場合によっては別の方法を考える必要もあります。
猫の手の届かない場所にご飯を置く
飼い主がご飯を食べている時に猫がご飯を狙っているようなら、食べ終わったらすぐにご飯を片づけるようにしましょう。
いつまでもご飯の食べ残しがあると、猫はずっと狙ってしまいます。
低いテーブルで食べている場合は猫の手が届きやすいので特に注意が必要です。
椅子に座って食べるようなテーブルであっても、猫がジャンプしてご飯を持っていってしまうこともあります。
獲物を狙った猫のジャンプ力は凄いので十分注意をしましょう。
また一人で食べている時はご飯を移動させるだけで済む場合もありますが、友人などが来ている時は問題になります。
猫が好きな友人であってもご飯を狙ったことでトラブルになってしまうことがあります。
このような時ははじめから猫と一緒の部屋でご飯を食べない方が無難でしょう。
人のご飯を狙う猫の対処法を理解しよう
猫が人のご飯を狙う時の対処法はいろいろあります。
別の部屋に移動させたり猫の気をそらすなど、状況に合わせて適切な対処をするようにしましょう。
猫には個体差があるので猫の性格に合わせることも大切です。
また事前のしつけも必要です。
猫が人のご飯を狙ってトラブルを起こさないよう、しっかりとした対処を行うようにしましょう。