猫の腎不全の症状と治療法

最終更新日:2016年7月19日

猫は腎臓を酷使して生きる動物とも言われてます。

高齢の猫に限らず、最近ウチの猫が痩せてきたなあ、やたらと水ばかりのむなあ、と感じることはありませんか?

そんな症状を察するのは飼い主さんだけしかいません。

愛する飼い猫の腎不全の症状を早めに知り、早期に対処してあげられるポイントをご紹介します。

1.これまでよりたくさん水を飲むようになった

若齢の頃には日に何度もお水を飲むことが無かったのに、やたらと飲水するようになってませんか?

猫の先祖は砂漠に住んでいたと言われており、その貴重な水はいつでも十分に飲めることはないのはご存知でしょう。

健康な猫や若齢であれば(稀に若齢の猫でも腎不全を発症する子はおります)一日に何度も大量の水を摂取することはありません。


2.おしっこの回数が増えてきた

猫が腎不全を発症した場合、獣医さんに一番にきかれるのが「多飲・多尿」です。

お水をたくさん飲み、やたらとオシッコをする(トイレに行く)ようになったら要注意です。

腎不全になると、腎臓が尿の濃縮をできなくなるので、水を飲む→すぐにオシッコとして排出、を繰り返すようになります。

3.客観的に猫の身体をよく観察しましょう

猫が腎不全(慢性腎不全)を発症すると外見からも気付きやすいのが体重減少です。

つまりは「痩せて」くるのです。

人間で言えば常に脱水症状を起こしているようなもので、単に老齢で痩せてきたのだろうと思い込まないで下さい。

老齢でも健康であれば、ある程度のふくよかさを保っていられます。

「痩せて」きた状態を他人事とは楽観視せずに、何かのサインではないか?と、定期的に体重を測るなど気を付けて見てあげましょう。


4.背中の皮を引っ張ってみる

いわゆる人間で言う「脱水症状」を起こしているので、皮膚も弾力を失って行きます。

日頃から行って欲しいのが、背中の皮を引っ張ってみて下さい。

その時に一瞬で皮膚が戻れば脱水状態ではないことがほとんどです。

引っ張った後、ゆっくり、じわ~っと戻るようであれば脱水状態を疑いましょう。

もちろん、腎不全に限らず、猫の体の水分バランスが悪くなっている他の要因も疑えます。

5.お口の中や臭いなどの口腔状態をチェックする

じわじわと進行する腎不全に罹患した場合、尿毒症も起こしやすくなります。

尿毒症になると口臭が強くなったり、食欲不振になったりする他、吐いたり、体温が低下したりもします(いつも耳が冷たい、耳の内側が青白いなど)。

人間と同様、脱水状態になると口の中がピンクではなく白っぽくなり、口臭も強く、口内炎を起こしてドライフードを痛そうに食べる様も見受けられます。

普段と違う食べ方をしてる時は要注意です。


6.目を合わせずだるそうに寝てばかりいる

猫の慢性腎不全は10歳前後の猫では10頭に1頭、15歳以上になると3頭に1頭が抱えている病気と言われてます。

「老齢期になってきたから寝てばかりいても普通だろう」と思い込まないで下さい。

昔の絵本で見たような「猫は寝てばかりいる」は毛艶、適度な皮膚の張り感、肉付きの良さを保った状態でスヤスヤ気持ち良さそうに寝ている姿を指します。

1~5の症状が見られ、尚且つ、飼い主とあまり目を合わせない、ぼんやりとどこかを見ているなどの状態が2~3日続き、普段と違うところで寝てばかりいて出てこないのもサインの一つです。

7.できるだけ腎不全にならないよう飼い主が気を付けるべきことは?

昨今のキャットフードは猫の年齢や体質に合う物、療法食など、多種多様販売されてます。

日頃からワクチン接種と併せて、簡単な血液検査を含めた健康診断を受けておきましょう。

腎不全に限らず、アレルギー体質が判明するなど、他の病気を発見できます。

「具合が悪い」と話しができない飼い猫のことを知っておくのも飼い主の責任です。


8.お水を飲みやすい環境を整えましょう

若齢期から循環式自動給水器で飲む癖を付けるなどするようにしたいものです。

猫は比較的流れる水を好み、給水器のフィルターが水道水に含まれるカルキ物質を取り除いてくれるので、猫も好んで飲んでくれます。

腎不全になっても、これまで決まった場所でしか飲まなかった猫も、体調が優れないと動くのも辛くなり、普段と違う動作をすることが増えます。

できればお家の何ヶ所かにお水を用意しておく、その子の好きな給水ポイントへ連れて行って積極的にお水を飲ませるなど、少しでも多くの水が飲めるように環境を整えてあげましょう。

猫の腎不全を治そう・事前に防ごう

食欲が落ちたなど、普段と様子が違う時は、早目に獣医師に診てもらいましょう。

腎不全に限らず、ケガをしても猫はとても我慢強い生き物です。

飼い主さんが思っているよりも耐えてじっとしている子も少なくありません。

獣医師に病気を的確に診断してもらい、その子にできるだけ負担のかからない最善の治療を受けさせてあげたいものです。

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