気まぐれで知られている猫ですが、さっきまで気分良く過ごしていたのに急に態度が変わったりすることもありますよね。
可愛いと思って触ろうとすると、思わぬ攻撃に遭ってしまうこともあるので注意が必要です。
そこで今回は猫が威嚇をしている時に見せる行動をご紹介します。
しっぽを大きく早く振る
猫は自分の気持ちをしっぽに表すことがとても多いです。
よく猫はしっぽを揺らしているのを見るので、いつも同じ状態だと思いがちですが、しっぽの振り方でも微妙に違っている時があります。
犬ならばしっぽをたくさん振っていれば喜んでいる時の状態ですが、猫にとっては少し違います。
猫が大きくしっぽを振って床に強く叩きつけているようにしている時は機嫌が悪い証拠です。
しっぽをゆっくり揺らしている時はリラックスしている状態ですが、大きく揺らしている時は機嫌が悪いようです。
強く叩きつけている様子から機嫌が悪いのは伝わってきますが、うっかりと見過ごして触ろうとすると思わぬ反撃を食らうかもしれません。
今は触られたくないという意思表示をしている時なので、そっとしておきましょう。
毛が逆立っている状態
毛が逆立っている状態の時には、臨戦態勢に入っている時なので特に注意が必要です。
見た目にも怒っていることは明らかですし、見ればすぐに誰にでも分かる状態です。
毛を逆立ててお尻を少し上げて、低い姿勢になって威嚇をしています。
正面に立てば睨みつけている目を見ることも見られる状態なので、少しでも関わろうとすると確実に反撃を食らうでしょう。
猫は自分のテリトリーに進入してくる猫に対して、テリトリーを守ろうとして毛を逆立てて相手を威嚇します。
その名残で自分に対して危害を加えようとしたり、機嫌が悪い時に近づこうとすれば、威嚇行動をとるようになります。
臨戦態勢に入っている状態なので、絶対に近づいてはいけないですし、確実に猫パンチで攻撃されるので怪我をするので注意しましょう。
ヒゲや耳の状態が普段と違っている
猫が普段穏やかに過ごしている時には、ヒゲは垂れ下がっているようにリラックスしている時もあれば、大きく開いている時もあります。
耳も色々な所にアンテナを向けてはいますが、ピンと立てていたり耳を塞いでいるような状態など様々です。
猫が威嚇をする時はとても機嫌が悪い状態です。
機嫌が悪くなると臨戦態勢になるので、ヒゲも前に向かって突き出すようになります。
前方の敵に対してアンテナを集中させているように見えるので、比較的わかりやすいでしょう。
また、耳はピンと立てて後ろに引き寄せられているような形になっています。
比較的耳の状態は気づきにくいこともありますが、このような状態の時には機嫌が悪いので、触ろうとするととても嫌がる行動をとります。
シャーと声をあげる
猫を触ろうとした時に思わず猫がシャーと声を出して威嚇するので、ビックリすることもあるでしょう。
それまでにも猫は小さな機嫌が悪い表情を見せてはいますが、大半が気づいていないだけです。
それなのに触ろうとすれば、猫は自分に危害を加えると思ってすぐに臨戦態勢になるのです。
まずはシャーっと声を出すことで威嚇をし、相手が近づかないようにしているのです。
猫はとてもストレスを感じやすいですし、なるべく自分がストレスになるものには近づこうとしません。
自立心が強いので気ままに生きているようにみられますが、機嫌が悪い時には飼い主でさえ関係なく攻撃をしてきます。
猫は警戒心がとても強いので、自分が敵だと認識した相手にはまずは威嚇をします。
飼い主でも猫の機嫌が悪ければ関係ありませんから、しっかりと威嚇しているサインを見逃すことのないようにしましょう。
大きい声を出しながら威嚇をする
猫の機嫌は声を聞くだけでもすぐに分かります。
リラックスしていればニャーと可愛らしい声を出しますが、威嚇をする時にはもっと激しく鳴いて相手を威嚇しています。
この様な状態の時には完全な臨戦態勢になっているので、どんな物が近づいてきても猫パンチで攻撃してくるでしょう。
威嚇をしている対象者に対して大きい声を出し、周りをぐるぐる回っていたりします。
野良猫同時のケンカではよく見られる光景ですが、どちらかが逃げ出してもそれを追いかけていって、なかなかケンカが終わらないこともあります。
それだけ一度こういう状態になった時には、そうとう相手に対して敵意むき出し状態なので、危険な状態と言えるでしょう。
猫の威嚇に気づこう
猫は自由気ままに生活しているように見えるので、とっても穏やかなイメージがありますが、一度期限が悪くなるとさまざまなサインを出して自分に近づかないようにメッセージを送っています。
猫が威嚇をすれば飼い主だろうが関係なく攻撃してくるので、しっかりと威嚇のサインを見逃さないで、猫とゆったりとした快適生活を楽しみましょう。