バーマンってどんな猫?聖なる猫と言われる品種

最終更新日:2016年7月1日

シルクのような被毛とおっとりとした性格。

さらに靴下のような白い手足が可愛いバーマン。

バーマンはどんな性格で、どんな特徴を持った猫なのでしょうか。

1.バーマンのルックスの特徴

バーマンはやや大型の堂々としたロングアンドサブスタンシャルタイプの猫。

標準体重は3kgから7kg程度。

長めの胴体に均整のとれた四肢、丸みのあるローマンシェイプの特徴的な顔つきをしています。

被毛はミディアムロングのシルキーなシングルコートです。

脚、尻尾、顔、耳にはシールポイントが入り、なんといっても四肢に入るミテッド(白い部分)が特徴であり、魅力です。

このミテッドは左右対称であることが好まれますが、美しいミテッドが遺伝するとは限りません。

前脚のミテッドはミトンまたはグローブと呼ばれ、後ろ足のミテッドはレースと呼ばれています。

ミテッドはだいたい生後6カ月頃から表れます。

背中から全体にクリーム色の被毛があり、金色の霧のように見えることからゴールデンミストと呼ばれ、これもバーマンのルックスの特徴となっています。

カラーはブラック、チョコレート、レッド、ブルー、ライラック、クリームが公認となっています。

柄はパーティーカラーポイント、ポインテッド、ポインテッド&ホワイトがあります。

瞳の色はサファイアブルーのみで、この瞳もまたバーマンのルックスの大きな特徴となっています。


2.シャムやヒマラヤン、ラグドールとの違い

シールポイントのある猫ということで、これらの種類の猫との関係も気になるところです。

シャムはタイで自然発生した猫。

大変スリムな体型の短毛種で、シールポイントはありますがミテッドはありません。

このシャムの突然変異の長毛の個体を固定した猫にバリニーズがいますが、こちらもミテッドはありません。

体型もシャムに似ています。

長毛のシールポイントがある猫であるヒマラヤンですが、こちらは上記のシャムとペルシャを掛け合わせた人工種。

ですので、ペルシャと同じダブルコートを持ち、シャムのようにミテッドはありません。

ラグドールはバーマンとペルシャ、バーミーズが掛け合わせられたと言われる新しい品種です。

そのため、しばしば区別が難しいとされています。

ラグドールの方が一回り大きく、ミテッドが入らないこともある、というのが見分け方のポイントです。

このように他の猫との違いをチェックすると、よりバーマンの特徴がはっきりしてきます。

3.バーマンの歴史

バーマンの歴史は大変古く、釈迦の誕生以前には存在していたと言われるほど。

タイの古文書にもバーマンについての記載があり、昔からミャンマーの寺院で大切に飼われていた猫なのです。

二十世紀初頭、ミャンマー国内は非常に不安定な状況でした。

寺院であっても襲撃を受けるほどで、そんな中、1916年に雄と雌のバーマンがフランスへ輸出されました。

これは寺院を守ってくれたイギリス人へ託されたからとも、寺院の使用人がアメリカ人へ贈ったからとも言われていますが、どちらかははっきりしていません。

残念なことに、雄はフランスへの輸送中に死亡してしまいます。

しかし、雌のバーマンが妊娠していたため子猫が誕生し、フランスでのバーマン繁殖がすすめられることになりました。

こうしてバーマンは1925年にフランスで公認され、さらに1965年にイギリスで、1966年にアメリカでも品種として公認されました。

途中、第二次世界大戦で一時は絶滅寸前にまでなりましたが、異系交配でなんとかその危機を逃れました。


4.伝説・ビルマの聖なる猫

寺院で長く飼われてきたバーマンには、こんな神秘的な伝説も伝わっています。

昔、ミャンマーにあるラオツンという寺院に、ムンハーという高僧がおりました。

この高僧・ムンハーは、ある時、盗賊に襲われて死んでしまいます。

すると、彼の飼っていたシンと言う名の白猫がムンハーの膝に飛び乗り、金色に輝く毛と白い四肢の青い目の猫になりました。

この姿が女神の生まれ変わりとされ、バーマンの祖先となったということです。

バーマンの特徴であるミテッド、ゴールデンミスト、サファイアブルーの瞳には、こんな由来があります。

5.バーマンは寂しがり屋さん

バーマンはとても深い愛情を持つ猫です。

社交的でもありますが、とにかく主人と認めた相手には特別な愛情を持ちます。

そのため、飼い主に忠実で、従順。

甘えん坊でもあります。

一緒におもちゃで遊ぶのが大好きです。

甘えん坊なため、寂しがり屋さんな一面も。

いつもぴったりと寄り添っていたがったり、時には飼い主の気を引こうと、読んでいる新聞に座ってアピールしたりすることさえあります。


6.穏やかで知的なバーマン

お寺がルーツのバーマン。

聖職者に囲まれて暮らしていたせいか、とても穏やかで知的な性格をしています。

利口なので、しつけもしやすいタイプです。

大きな身体をしていますが非常に穏やかな性格のおとなしい猫ですので、激しい運動は好まません。

このおっとりとした性格が災いし、運動不足から肥満になることもあるので、食事には気をつけてあげましょう。

これから人気になる猫のバーマン

愛情深く穏やか、利口でしつけやすいバーマンですが、日本での人気はまだまだ上昇中といったところ。

アメリカではすでにトップ10に入る人気者のバーマン、今後要注目の猫です。

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