サバンナキャットは1986年にベンガルのブリーダーだった方が、自分の飼い猫と野生猫のサーバルキャットを交配したのが始まりです。

野性的な姿で気位が高く、セレブの間で今密かに人気となっている猫です。

今回はサバンナキャットの体格や性格、値段や寿命をご紹介します。

サバンナキャットは大柄な猫

サバンナキャットの元となるサーバルキャットは9~18kgになるため、かなり大柄な種類です。

サバンナキャットもサーバルキャットと交配されているので、普通の猫よりは体つきは大きくなります。

サバンナキャットの体長は50~70cmで、足がすらっと長いのが特徴です。

普通の飼猫は30cm~60cmになるので、普通の飼い猫と比べると大きいのがわかりますね。

体重はオス…6、5kg~12.5kg、メス…5.8kg~9.5kgとなります。

こちらも普通の飼猫の平均は3.6~4.5kgなので、比べてみるとサバンナキャットの方が体重もかなり重めとなります。

中でも、F2~F3のサバンナキャットは大きさに差がありますが、F1のサバンナキャットは1番体も大きく成長します。

また、大きい子になると14kg近くなったりするので、飼うとなれば部屋の大きさなどよく考えて購入するようにしましょう。

人懐っこくイタズラ好き

野性的な姿で、とても気が強く懐かないと思われがちですが、意外にも人懐っこい性格の子が多くなっています。

社交的な性格を持っているので、こどもがいても問題なく触れすことが出来ますし、ペットにするには飼いやすい猫かもしれません。

しかし、知能が高いがためにイタズラの内容も高度になってきます。

カーテンを破いたり、お菓子をこっそり食べたりといったよくあるイタズラではなく、蛇口をひねって水を出したり、ドアを開けたりといったイタズラをしたりします。

もちろんイタズラをする時は、基本的には寂しかったり、嫉妬したりといった気持ちが根本にはあるので、飼う時には沢山の愛情を注いであげましょう。

また、身体能力が高く運動が大好きなので、リードを付けて散歩することも出来ます。

水浴びも好きな子が多いので、一緒にお風呂に入るサバンナキャットもいます。

どれくらい生きるの?

サバンナキャットは日本での飼育数も少ないので、どのくらい一緒に過ごすことが出来るかも気になりますよね。

環境や生活習慣で差は出てくるとは思いますが、サバンナキャットは約17年~20年ほどと言われています。

だいたい飼い猫の平均の寿命が15年前後なので、それよりも長生きすることも特徴ですね。

しかし、これはきちんと健康管理をしてあげたら、の場合です。

どの猫もそうですが、飼う際にはきちんと栄養を管理してあげ、運動も怠らずにしてあげることが大切です。

また、サバンナキャットは病気にも強く、感染症や遺伝性疾患にはかかりにくいです。

気をつけるのは猫全般に言える泌尿器系の病気なので、よく様子を把握してあげましょう。

もしも様子がおかしい時には、すぐに病院に行き様子を診てもらうと良いでしょう。

その他、サバンナキャットは運動神経が良く、体を動かすことが好きなので高タンパク高カロリーな食事が適しています。

キャットフードなどに、タンパク質を加えたり、高タンパクなキャットフードを選ぶと良いでしょう。

サバンナキャットの値段

サバンナキャットは血の濃さによってF1~F6と分けられています。

F1の方がサーバルキャットの血が濃く野生に近いため、値段も当然高くなります。

柄や体格でも大きく差がでることもありますが、基本的には約100万~200万前後で、とても希少な種類だと約350万にもなります。

350万だと車を購入する金額と同等で驚きますね。

そしてサバンナキャットは基本海外からの輸入になります。

日本では繁殖が行われておらず、国内ではとても希少種になります。

海外からの輸入となりますと、日本での検疫をクリアしなければならかったりと、サバンナキャットをペットとして飼うには色々と考えなければなりませんね。

そして、サバンナキャットのF1~F3は飼育する際に都道府県知事からの認可が必要になってくるので、きちんと確認するようにしましょう。

凛々しい姿に愛くるしい性格なセレブ猫

サーバルキャットの血を引くサバンナキャットですが、洗練された顔立ちに大きな体つきで怖いという印象を受けてしまいますが、性格は人懐っこく、愛くるしい性格です。

値段が高いために中々お目にかかることはなく、飼育条件もハードルが高いため、セレブの間で愛される猫というポジションになりつつあります。

サバンナキャットを飼いたいという場合は、何が必要か、どういう生活が好ましいのかということを、きちんと勉強してから購入に踏み切りましょう。

そして、必ず最後まで愛情を注ぎ育ててあげる、ということを忘れずに飼ってあげることが大切です。