人気のアメリカンショートヘアの、基本的な性格を知っておくのと知らないで飼うのとでは対処なども違ってきます。
そこで、今アメリカンショートヘアを飼っている方もこれから飼おうかなと思っている方も、アメリカンショートヘアの性格を知ってもっと猫と仲良くなりましょう。
フレンドリーで多頭飼い向け
アメリカンショートヘアは、フレンドリーな性格なうえとても頭が良く物怖じしないので、人間に対してだけではなく、他の猫や犬と一緒に飼いやすい種類です。
多頭飼いをする場合、アメリカンショートヘアがあまりにもフレンドリーな性格なので、他の子との接触を避けたりしません。
その為一緒に飼う犬や猫の性格が大人しいと、他の犬や猫の方がストレスがたまってしまう可能性があります。
一緒に飼う子達の性格を考慮したうえで飼う事を決めましょう。
アメリカンショートヘアは、子供ともフレンドリーに仲良くできる性格です。
そのため家族でアメリカンショートヘアを飼う事は難しくはありませんが、熱しやすく冷めやすい所もあるので、子供の為にも猫の為にも気を付けなければいけない場面もあります。
おおらかで優しい
アメリカンショートヘアは、祖先の代から人間と共に暮らしていた為、人間に対してとてもおおらかで優しい性格です。
人間に対して好意を示して甘えたりしてきます。
ですが本来の狩猟本能が隠れているので、人間に抱かれるなどの行為や必要以上に撫でられる、しつこく追われる事を嫌がります。
極端に押さえつけられたり人間の臭いが自分に付くのは特に嫌がります。
いくら穏やかで優しい性格でも、可愛さのあまりやたらと触ったりすると嫌われたり、ストレスが溜まって普段はしないイタズラをしたりするので、その子に合った適度な距離感を模索する必要があります。
アメリカンショートヘアは可愛がっていながらにして、近づきすぎない事が大切です。
遊ぶのが大好き
アメリカンショートヘアは1620年代に、イギリスからの開拓民と一緒にアメリカに船で渡って来ました。
人間の食料をネズミやへびなどから守るために狩りをさせる目的として連れてこられたので、狩りが得意です。
大昔はどの猫も食事をする為に狩りをして生活していたので動くものを追う性質がありますが、特にアメリカンショートヘアは狩りを得意とする種類です。
その為、狩りの延長である遊びが大好きで、遊ぶことでストレスを発散させます。
遊んでいると元々の狩猟本能が目覚めるという事でしょう。
ですが元々クールな性格なので、冷める時は一気に冷めるところもあるので、人間でいうツンデレという所です。
遊びが少ないとストレスがたまるので、毎日たくさん遊んであげる等十分に注意してあげましょう。
アメリカンショートヘアは大人になると筋肉質な体型になり、運動量も増えるので食欲も旺盛です。
その為、運動不足による肥満の心配も出てくるので、飼い主の外出が多い場合は猫が運動不足にならないようにキャットウォークを設置するなどの工夫をしましょう。
環境の変化に強い
アメリカンショートヘアの祖先が移民と共に生活していた為、厳しい生活環境でも生き抜ける順応性を持ち丈夫な体格と毛質も兼ね備えており、環境の変化や気候の変化にも比較的強いです。
アメリカンショートヘアは環境に変化に強い事と明るい性格も手伝って、引っ越しをしたとしてもそれほど動じることなく堂々としていています。
環境の変化でストレスが溜まる事はあまりありません。
環境の変化よりも、引っ越しの際に飼い主が忙しくて遊んであげられない場合や、狭いケージなどに入れられる事でストレスがたまる可能性があります。
いくらアメリカンショートヘアが環境の変化に動じないといってもストレスが溜まればイタズラをしたり、普段はしない場所におしっこをしたり、体長を崩したりもするので注意してあげましょう。
例えば、引っ越しの荷物を階段状に縦に積んでおく事でキャットウォーク代わりになり、アメリカンショートヘアを運動させることが出来るので、運動不足解消とストレス発散になります。
少しの工夫で運動させたり遊ばせてあげましょう。
無駄鳴きしない
アメリカンショートヘアは大人しいと言いますか、成猫になると無駄には鳴きません。
鳴く事があるのはよっぽどご主人に訴えたい何かがある時だけなので、出来るだけ何を訴えて鳴いているのか考えてあげましょう。
無駄鳴きはしないけど、自己主張はしっかりさせてもらいます、といったところです。
但し、老猫の場合は急に鳴きだす事があります。
これは猫の耳が遠くなっている場合や精神的に弱って不安になっているかで、ご主人に色々話しかけている場合が多いです。
アメリカショートヘアに限らず猫は鳴くことでしか訴える事ができないのですから、何を訴えているのかを考えるのは飼い主の使命だと言えます。
アメショーはフレンドリーさが特徴
アメリカンショートヘアの性格と言っても、さすがに全ての猫が同じ性格ではなく、生活環境・しつけの仕方・飼い主との関係性などでも変わってきます。
根底にある性格はフレンドリーで穏やかで賢いです。
後は飼い主次第な部分もあるので、しっかりとコミュニケーションをとって本来の性格が失われないようにしてあげましょう。