ふて顔という独特の表情で最近人気が急上昇している、ブリティッシュショートヘアという品種の猫をご存知でしょうか。

少し大柄ですが、どっしりと構えたふてくされた顔がなんとも愛らしく、人気がどんどんと上がってきています。

そこで今回はブリティッシュショートヘアの性格や特徴をご紹介します。

たくましい性格

ブリティッシュショートヘアの先祖である猫は、昔からイギリスという土地で「ねずみを捕る」という役目から人間と共存してきました。

その頃は今よりもだいぶ大柄な猫でした。

それから、様々な品種改良の上で今の姿になりましたが、もとはと言えば立派なハンター。

なので、たくましい性格の個体が多いと言われています。

例えば家に大きな虫が入ってきたときにハンティングをしたり、ドライヤーや掃除機などと戦ってしまったりすることも…。

ですから、大きなお庭で金魚などを飼っていると金魚をハンティングしてしまうなど、他の小さな動物に危害を加えてしまうことがあります。

ただし、人間が大事にしているものは理解できるので、小さな子供や赤ちゃんには優しく接してくれるので安心でしょう。

賢い性格

ブリティッシュショートヘアは非常に賢い性格だと言われています。

自立心が高くプライドの高い個体が多いので人間の動きをよく観察し、自分なりの居場所や生活習慣を見出すのです。

そのため、過度なスキンシップは苦手な個体が多く、無理に抱っこをしたり、頭を撫でたりすると嫌がってしまうことも…。

その代わり、ブリティッシュショートヘア自身が人間の傍にいたいと考えている時はかなり甘えんぼになりますし、小さい子供や赤ちゃんなどを守るべき存在だと認識した際には、赤ちゃんのそばから離れずに尻尾で遊んであげるなどのほほえましい光景がみられるかもしれません。

さらに、賢いのであまり鳴かない個体が多いと言われており、飼い主が猫に無理強いをしなければブリティッシュショートヘアは飼い主との共存を考えてくれるので、飼いやすさが断然高いかもしれません。

遊ぶのが大好き

ブリティッシュショートヘアの先祖のお話を1でご紹介したように、ねずみのハンティングで人間と共存をしてきた猫なので、ハンティングをする習慣が未だにブリティッシュショートヘアの中に根付いていることが多いです。

なので、ハンティングを真似したような遊びをするのが大好きな個体が多いです。

例えば、おもちゃのネズミを投げて遊ぶ・釣り竿型のおもちゃでハンティングさせる…などのような遊びをしてあげると、毎日の運動・ストレス発散に良いでしょう。

また、ブリティッシュショートヘアは前項でご紹介したようにとても賢い猫なので、おもちゃを置いておけば一人でハンティングをするように遊んでくれるため、忙しくて猫に構っている暇がなかなか作れない人でも猫が退屈することが少ないです。

基本的にはスキンシップが苦手ですが、人間と一緒に遊ぶことでスキンシップを図ろうとするので、猫が遊びたがっているときはできるだけ遊んであげるようにしましょう。

騒がしいのが苦手

ブリティッシュショートヘアはプライドが高く、自分の縄張りに様々な人が入ってくることは好みません。

そのため、ホームパーティーなどを頻繁にする場合や、カフェや美容院の看板猫にする場合などには向かないかもしれません。

人の出入りが多く騒がしい場所はできるだけ避けてあげましょう。

とはいえ、子供などが成長し必然的に騒がしくなってしまったとしても、ブリティッシュショートヘアは大変賢い猫なので、自分だけの落ち着く居場所(高い場所・狭い場所)を見つけて、騒がしくなったらそこに避難するようになるでしょう。

のんびりしている

ブリティッシュショートヘアは先祖がハンティング専門だったこともあって、大変筋肉が付きやすく太りやすい品種です。

そのため、大人になるにつれて体が大きくなって動きがのんびりとすることが多いです。

遊ぶときは持ち前の運動神経を活かして俊敏に動きますが、普段の生活ではそのたくましさから堂々とした振る舞いを見せます。

飼い主が呼んでものんびり歩いて近寄ってくるので、特徴である「ふて顔」とそののんびりした動きに癒されてしまうかもしれませんね。

ブリティッシュショートヘアの性格や特徴について知ろう

ブリティッシュショートヘアはふて顔の印象とは真逆で、賢くてたくましい勇敢な猫です。

個体によって、性格はが甘えん坊だったりシャイだったりと人間のように一匹一匹大きく違ってしまうこともあるので、あくまでも参考までにしておいてくださいね。

品種によって性格などに特徴はありますが、飼い主の育て方である程度は変わってくるのかもしれません。