Y!モバイルのCMで人気の猫をご存じですか。

ふてねこ、ふてにゃんと呼ばれとても人気を博しています。

TVを見た瞬間に一目ぼれして、あの猫種を飼いたいと思っている方も少なくないのではないでしょうか。

ここでは今注目のY!モバイルの猫についてご紹介します。

Y!モバイルのCM猫の猫種はスコティッシフォールド

Y!モバイルのCMの猫種はスコティッシフォールドというスコットランド原産の猫です。

この子は春馬くんという名前で、ZooJapanという事務所に所属しているタレント猫です。

ふてにゃん・春馬くんの被毛は茶白のはちわれです。

スコティッシュフォールドには立ち耳とたれ耳がいる

スコティッシュフォールドといえば、垂れ耳の猫をイメージする方が多いかと思いますが、春馬くんは立ち耳です。

実は、スコティッシュフォールドにも立ち耳と垂れ耳の猫がいるのです。

本来スコティッシュフォールドは垂れ耳なのですが、この垂れ耳は遺伝的に軟骨の作りに特徴があるために発現するもので、軟骨形成不全とも言われる一種の病気です。

そのため、スコティッシュフォールドを交配する時には十分に知識を持って行わないと、先天的に骨の奇形を持った猫が生まれてしまうことが非常に多くなります。

垂れ耳の遺伝子は優勢遺伝なので、スコティッシュ×スコティッシュの交配では高確率で垂れ耳の猫が生まれるものの、それは病気のことを考えると非常に危険という理由で、現在はアメリカンショートヘアやチンチラなどの他の猫との交配が行われています。

その結果、垂れ耳の猫だけでなく、立ち耳のスコティッシュフォールドも存在するようになりました。

寿命はどれくらい?

スコティッシュフォールドの寿命は、10~13歳と言われています。

雑種の日本猫よりは多少短いと言えるかもしれませんが、個体によってはもちろん長生きをしてくれる猫もいます。

性格は?

性格はとても甘えん坊で、犬のような性格と言われています。

人懐こく、家族だけでなく、初めて会った人にもフレンドリーに接することができる素晴らしい性格です。

多頭飼育をする場合も、割と先住猫と仲良くしてくれることが多くなります。

被毛の特徴は?

長毛の猫も短毛の猫もいます。

どちらの猫もアンダーコートが少ないので、抜け毛は通常程度です。

シルキーで美しい毛並みが特徴的で、カラーは多種多様です。

スコテッィシュフォールドの独特の座り方

スコティッシュフォールドといえば、スコ座りという独特な座り方が見られます。

このスコ座りは、足を前に投げ出して、人間が座るように座る姿勢のことを言います。

SNSなどでも注目を集めており、妙に人間染みた座り方は必見です。

他の猫でもこの姿勢は見られることがあるのですが、スコティッシュフォールドで特によく見られるので、この名前がついています。

ではなぜスコティッシュフォールドに多いのでしょうか。

その理由は上記の軟骨形成不全にあります。

スコティッシュフォールドは軟骨形成不全のために、骨が塊のようになって強い痛みが生じることが少なくありません。

その独特の骨格のために、また、痛みをさけるために、この座り方をすることが多いと獣医師の間では推測されていますが確かではありません。

スコティッシュフォールドに多い病気

スコティッシュフォールドに多い病気は、やはり骨に関する病気で「骨瘤(こつりゅう)」です。

繰り返すようですが、これも軟骨形成不全による病気で手足の腫れや変形、痛み、跛行などが見られます。

しっぽの骨が固まってしまうこともあります。

完全に治すことはできないので、痛み止めなどを飲んで対症療法を行うのが一般的です。

また、垂れ耳の場合は耳の病気(外耳炎)になることも多いと言われています。

毎日無理やりに耳掃除をする必要はありません。

むしろ耳垢が出ている時は、綿棒などで掃除をすると耳垢を押し込んでしまう危険性もあります。

そのため、もし耳からたくさん耳垢が出ていたり赤くなっていたりして、「炎症を起こしているかな?」と思ったら動物病院に連れていきましょう。

毎日のケアは?

毎日のケアはブラッシングのみでOKです。

長毛の場合は、どうしても毛玉ができやすくなるので、1日1回~2回はブラシをかけてあげましょう。

短毛種でも、1日1回はブラシをかけてあげることをオススメします。

皮膚の血行も良くなり、さらにキレイでつややかな被毛になることでしょう。

またブラシをかけると、体中を触るので体の変化にも気付きやすくなります。

コミュニケーションの一環として、子猫の頃から少しずつ慣れさせていきましょう。

飼うには知識が必要なY!モバイル猫

ふて猫の春馬くんで今、一大ブームを巻き起こしているスコティッシュフォールドは先天性の病気の危険性はあるものの、とても愛らしい性格で、魅力的な猫です。

ただ、飼う前には軟骨形成不全に関してきちんと勉強をして知識をつけた上で、飼うことをオススメします。