猫を飼うとき、気になってしまうのが「抜け毛」です。

生き物としてどうしても仕方がないものではありますが、掃除やアレルギーなど、色々な都合を考えると、抜け毛が少ないタイプの猫を選びたい人は多いでしょう。

今回は、特に抜け毛が少なくて済む品種の猫をご紹介します。

1.ロシアンブルー

美しいグレーの毛並と、澄み渡るようなブルーやグリーンの瞳が特徴的な品種「ロシアンブルー」。

スタイリッシュで凛とした佇まいが魅力で、ペット猫としては人気ランキングの上位に食い込む支持率です。

国内外問わず人気が高く、幅広い年齢層の人が求めている猫でもあります。

ロシアンブルーは、ペット猫の中でも特に抜け毛が少ないことで知られています。

ブラッシングもしやすく、柔らかい毛並ですが抜けにくいので、室内でもとても飼いやすいですよ。

大人しく従順な性格ですが、警戒心が強いため、仲良くなるのにじっくり時間をかけるのがポイントです。

抜け毛は少ないものの、品がある顔だちをしているため、高級感も堪能できるでしょう。

2.オリエンタルショートヘアー

「オリエンタルショートヘアー」は、くりくりとした丸く愛らしい瞳が特徴の猫です。

品種名前の通りの短毛種で、毛が短く、抜けにくいことが特徴です。

室内で飼うペット猫として人気が高く、シャムネコが好きな人にぴったりですね。

シャムネコのポイントがない猫なので、毛が抜けにくいながらも、柔らかく動物らしい撫で心地も堪能できます。

カラーや柄が個体によって大きく異なっており、一匹ずつのアイデンティティをしっかり感じることができるでしょう。

あなただけのお気に入りの子と出会える可能性がばっちりありますよ。

また、オリエンタルショートヘアーは、人見知りをなかなかしない、なつっこい猫でもあります。

甘えたがりの性格をしているので、ペットととにかくふれあいたい、仲よくしたいという人にオススメです。

3.ベンガル

スタイリッシュで力強い美しさが特徴の「ベンガル」。

元々はヤマネコの血が入っているため、とてもアクティブで、小さな子どもと遊ぶのも大好きなタイプのペット猫です。

人によく慣れ、子どもや他のペットとも仲良くしてくれるので、室外で飼う人も少なくありません。

毛が抜けにくく、お手入れもしやすいので、外でたっぷり遊んだあとのシャンプーやドライヤーも楽ちんです。

水遊びが好きな個体が多いという特徴があるため、お風呂にも進んで入ってくれることがあり、一緒に暮らしやすい品種の猫でもあるでしょう。

4.コーニッシュレックス

ゴージャスな巻き毛が魅力の「コーニッシュレックス」ですが、実はこの品種も、抜け毛がとても少ないことで有名な猫です。

猫アレルギーの人でも、抜け毛が少なくて手入れもしやすく、室内でも飼いやすいことで知られています。

そのゴージャスかつキュートな巻き毛から、「プードルキャット」と呼ばれることもあるくらい、おしゃれで愛らしい姿が特徴です。

全体的なボディサイズも、小柄で飼いやすいため、若い女性がひとりで飼うのに人気もありますね。

好奇心旺盛で、何にでもチャレンジしたくなってしまう性格ですが、頭も良いのでしけつやすいです。

トイレの位置やエサの食べ方などをすぐに覚えてくれるので、室内でも比較的飼いやすいでしょう。

また、あまり大きな声で鳴かないタイプの品種なので、一緒に生活しやすいというメリットが期待できます。

バリニーズ

こちらの「バリニーズ」も、シャムネコから派生したタイプの品種です。

シャムネコとの違いは、こちらは長毛種であるということ。

さらさらと長くなめらかな毛ですが、撫でてもなかなか毛が抜けないため、お手入れや掃除がとてもしやすいことで知られています。

品の良いカラーバランスが、落ち着いた麗しい魅力を放ってくれるでしょう。

5.スティンクス

抜け毛が少ないというよりは、そもそもの被毛がまったく存在しないタイプの猫です。

触るととても柔らかく、肌も果物のようななめらかさを持っています。

被毛が存在しない分、すらりとしたスタイルと、独特の存在感を楽しむことができるでしょう。

ただし、被毛が存在していない分、汗が皮膚にそのまま広がってしまうため、こまめに汗のケアをしてあげるようにしてください。

寒さや紫外線などの外的刺激にも弱い傾向にあるため、基本的には室内飼いにして、環境をきちんと整えてあげることが絶対条件です。

毛が抜けにくい猫たちを可愛がろう

猫アレルギーの人や、室内で猫を飼う人は、どうしても抜け毛がネックになってしまうことが多いです。

しかし、ここで紹介したような品種の猫たちは、抜け毛が少なく、お手入れも掃除もしやすいことで知られています。

それぞれの猫によって、具体的な毛の長さや体毛の色、性格や必要なケアが異なっています。

品種はもちろん、個体ごとの特徴も理解した上で、可愛がってあげましょう。