現在空前の猫ブームで様々な種類の猫がテレビや雑誌に取り上げられています。
そんな中、オシキャットという種類の猫が人気になっています。
その人気は日本だけではなく、世界中の猫好きを虜にしています。
オシキャットとはどんな特徴の猫なのでしょうか。
野性的なルックス
オシキャットの被毛は特徴的なヒョウ柄をしています。
これはクラシックタビー(雲形の縞柄)がバラバラに切れたものなので、横から見て体側のヒョウ柄をたどるとクラシックダビーの模様になります。
手触りも良く光沢もあり、色も12種類あります。
頭は丸みのあるくさび形で、顔はピューマのようなクーガフェイスをしています。
目は大きめのアーモンド形をしており、色は被毛の色によって変わります。
耳は比較的大きく、後頭部の左右の角についていて、それぞれ斜め45度、両耳では直角に開いているのも特徴的です。
体格は筋肉質で引き締まっているので、体重は見た目よりも重いです。
友好的な性格
犬の魂が猫の体に入っていると言われる程とても社交的な性格をしています。
頭が良く、投げた物を取ってくるなどのゲームが出来たり、首輪と綱を付けて散歩もできたり、呼ばれたら近づいてきて、指示された通りに鳴いたり座ったりするなど、犬のようにトレーニングしたことを覚えてくれます。
活動的でもあるので、よく運動出来る環境で飼ってあげましょう。
キャットタワーなどで運動させてあげるのが望ましいです。
見知らぬ人にも近づいて触ってほしいという仕草をしたりととても人懐っこく、ペットとして馴染みやすいです。
他の動物と生活できるとも言われています。
甘えん坊ですが比較的孤独には強いです。
しかし、退屈には弱いため、飼い主が向き合って可愛がってあげる必要があります。
猫と常に一緒に居たい人にはピッタリな種類でしょう。
寿命は平均的
オシキャットの寿命は12年~15年と一般的な猫の寿命と同等です。
飼い主が食事や体調管理をしっかりとしてあげることで、その平均寿命を超えて長生きもできます。
ただし、その逆もまたしかりです。
とても寒がりな一面を持っているため、冬場の寒さ対策は必須です。
また、歯肉炎にもかかりやすいので、定期的な歯磨きや、歯磨きの役目を兼ねたおやつをあげるなどして対策をとってあげましょう。
寂しがり屋な性格もあり、長時間などの留守番など寂しい状況が続くとストレスが溜まり、腎不全などの病気にかかりやすくなります。
長時間の留守番が続く場合は、一緒に遊べる動物を飼うのもオススメです。
小さなことかもしれませんが、こうしたことで長い間オシキャットとの生活を楽しむことが出来るようになります。
値段の相場
オシキャットは最近の猫種でブリーダーも少ないことから、基本的に高値で取引されています。
猫の年齢や、被毛の模様などで価格が上下します。
生後2~3ヵ月くだいが高額のピークで、それ以降は経過するごとに価格が下がっていきます。
オシキャット特有の模様がキレイに出ているとその分価格は上昇します。
また、血統でも価格が変わり、キャットショーのチャンピオンの血筋だと15万~30万前後にもなります。
最近はインターネットなどで里親募集をしていることもあります。
子猫や純血を絶対条件としてる方にはオススメはできません。
募集自体は少ないですが、根気よく探せば金額を抑えることも出来ます。
里親としてお迎えする場合、ワクチン代、去勢費用、寄付金、遠方ならば交通費などがかかります。
平均すると5千円~3万円前後です。
どこで買う?
オシキャットはペットショップでの取扱いが少ないため、直接ブリーダーから買うことが主流になっています。
ブリーダーでから買うメリットは、確実に純血種で子猫を購入できることです。
絶対に子猫の純血種を飼いたい方はブリーダーが良いでしょう。
他にも、母猫や兄弟と過ごす時間がしっかりとれているので、将来的に心身的に健康な猫になることが多いです。
ブリーダーと気軽に相談出来る関係を築いておけば何かあったときも安心です。
しかし、ブリーダーを探すのは簡単ではありません。
自分の住んでいる地域にブリーダーがいないことも多いでしょう。
また、個人宅で開いている人がほとんどなので、見学時間や連絡する時間などを考えると、少し敷居が高めかもしれません。
タイミングが合わないと次回の出産まで待つ必要もあります。
ペットショップのメリットは気軽に足を運ぶことが出来ることです。
気軽に子猫と触れ合うことも出来るので、相性を見みてから買うことも出来ます。
系列店であれば好みの条件を指定して捜すことも可能です。
デメリットは、取り扱いが少くない他に、あったとしても血統が良いものが売られるのはほぼ無いということです。
また、様々な動物を取り扱っている場合には感染症も心配です。
言うことを聞く猫、オシキャット
外見と内面とのギャップが大きいオシキャット。
ワイルドな見た目だけど、言うことはちゃんと聞く猫が欲しい方にオススメな猫です。
しかし、流通数が少ないため、どんな手段で手に入れるにしろ、入手するためにはある程度の根気が必要です。
でも、その根気の後に可愛らしくて人懐っこい家族が増えると思えば多少の苦労なんてなんてことないのです。