エキゾチックな顔立ちとゴージャスな毛並み、そして優雅な佇まい。

お金持ちが飼っているイメージの強いペルシャ猫ですが、実際どのような猫なのでしょうか?

ペルシャ猫は、いたって温厚な性格

ペルシャ猫(成猫)は、とても温和でおおらかな性格をしています。

とても人懐こく甘えん坊で、人の膝の上に乗ることも大好きですし、飼い主さんに添い寝する姿も見られます。

また、愛情深く小さい子供とも仲良くする事ができます。

遊び方は控えめで、活発に動き回ることもあまりなく、運動するよりもゴロゴロしていたいタイプの猫です。

そのため運動不足になりやすく、肥満にならないよう注意が必要です。

しかし、のんびりとマイペースな性格のため、あまり構うとストレスを感じる事があります。

集合住宅でも飼いやすい性格

ペルシャ猫は滅多に鳴くことがなく、発情期にさえあまり鳴き声を出しません。

また、鳴いても声が小さいので、マンションやアパートなどの集合住宅でも問題なく飼う事が出来ます。

更に、ペルシャ猫は一日の大半を寝て過ごしており、その睡眠時間は一日15~16時間と言われています。

活動的な猫は昼間たっぷり眠り、夜になると活動するのですが、ペルシャ猫の場合、昼も寝ますが、夜は夜で飼い主さんと共に眠ります。

そのため、一般的な猫のように、夜中にバタバタ走り回ったり大声で鳴いたりする事などもなく、近所迷惑になる事もありません。

寿命が一般的な猫に比べて長い

ペルシャ猫の平均寿命は、16歳~18歳と言われております。

一般的な猫の平均寿命は15歳前後と言われておりますので、ペルシャ猫はかなり長生きと言えます。

もちろん長生きの為には、食事や体調など、日頃の管理、また、ペルシャ猫が罹りやすい病気を知っておく事も必要です。

ペルシャ猫は「多発性嚢胞陣腎(のうほうじん)」の遺伝性疾患が見られ、親の遺伝子の異常により、50%の確率で子猫に遺伝します。

多発性嚢胞腎とは、左右の腎臓に袋状の液体で出来た物(嚢胞)が3つ以上ある状態を言い、嚢胞が大きくなる事で、腎機能を低下させていき、重度になると、慢性腎不全により命を落とします。

残念ながら、この病気は完治する事がなく、対症療法(症状を和らげること)による治療になります。

多発性嚢胞腎の早期発見、早期治療は延命に繋がりますので、生後1、2か月頃の超音波検査、遺伝子診断検査をオススメします。

相場は15万円~20万円

ペルシャ猫の相場価格は、15万円~20万円と言われ、顔つき、血統、目の色や毛色によって価格に10万円~20万円程の値段の開きがあると言われており、ブリードタイプ(交配用)では、30万円以上する場合もあります。

毛色はブラック、ホワイト、チョコレートなど様々な種類がありますが、中でも、シルバー、ゴールドの毛色は「チンチラ」と呼ばれ、現在一番人気があり、今はペルシャよりもチンチラの方が販売店でも多く見かけるようになりました。

ペルシャ猫の入手方法は、ペットショップ、ブリーダーの他に里親になるという選択肢もあり、譲渡金の相場は3万円~5万円となります。

内訳は、避妊、去勢手術代金、ワクチンなどで、別途、猫を自宅に届ける際の往復のガソリン代、高速料金などもかかる場合があります。

ペルシャ猫の外見

イギリス原産のペルシャ猫は、その優雅さから「猫界の王様」と言われ、様々な種類の猫との交配により、チンチラ、ヒマラヤン、エキゾチックショートヘアなどを誕生させました。

被毛は、長毛のダブルコートで、体型はずんぐりむっくりのコビータイプと言われる体型をしており、太って見えますが、筋肉質で、がっしりしており、平均体重は、オスが3.8㎏メスは3.5㎏位です。

ペルシャ猫の顔には、2つのタイプがあり、ショー向きなのは、「エクストリームタイプ」と言われる鼻が短いタイプの顔で、アメリカでペルシャ猫と言えば、こちらの顔が主流です。

対してペット用として人気のある、「トラディショナルタイプ」は、ドールフェイスとも呼ばれ、その名の通りお人形のような端正な顔立ちをしており、健康上の問題も少ないので、日本ではこちらが人気です。

お手入れは必須

美しい長毛が最大の魅力であるペルシャ猫には、毎日のブラッシングは欠かせません。

シルクのような手触りの細くて長い被毛は、大変もつれやすく、朝晩のお手入れをして毛玉にならないよう注意が必要です。

また、ペルシャ猫は鼻が短いので、もともと食べ方は上手ではないのですが、舌の裏を使って食事をするという独特な食べ方をするので、食べこぼしが非常に多いです。

不潔な状態にしておくと、あごにきびなど出来てしまう為、毎食後、口を拭いてあげる事が清潔を保つ為には必須と言えます。

実は優しく飼いやすいペルシャ猫

ペルシャ猫は、動物映画などで必ずと言って良いほど悪役だったりするので、気位が高く、きつそうな性格を想像してしまうのですが、実はとても優しい性格で、飼いやすい猫です。

最近は、沢山の魅力的な長毛種が現れ、人気を押されがちなペルシャ猫ですが、やはりその圧倒的な存在感と高級感で右に出る猫はいないと言って良いのではないでしょうか。