サイベリアンは1000年以上前からロシアに存在している歴史の古い猫です。

起源は詳しく分かっておりませんが、ロシア東部で自然発生した猫と言われており、極寒の中に生息していたため、長く厚い被毛と筋肉質で丈夫な体をしています。

サイベリアンの性格

おとなしく賢い猫ですが、遊ぶときなどは好奇心旺盛になり激しく動き回ります。

なので、広いスペースを用意して走り回れるようにしたり、キャットタワーで上下運動を出来るようにしたりしてあげましょう。

猫には珍しく「お座り」や「持って来い」などのしつけを覚えることがあり、犬のような猫と呼ばれます。

狩猟能力に長けているため、小動物を捕まえてきたり、水を怖がらない子は魚を取ってきたりすることもあります。

おとなしい性格の猫なので、子供がいる家庭でも問題なく飼育できます。

また、サイベリアンは猫アレルギーになりにくい猫と言われているので、猫が好きだけどアレルギー持ちという方にはぴったりです。

2サイベリアンの寿命

サイベリアンの平均寿命は他の猫とあまり変わりません。

大体10歳~15歳ですが、食事や体調管理によっては平均寿命を超えることもあります。

また、サイベリアンは成猫になるまで約3~4年かかると言われています。

他の猫にはあまりない特徴を持っているので、子猫時代を長く楽しみたいと言う方にはオススメの猫です。

ですが、子猫時代が長いからと言って平均寿命が他の猫より長かったり、発情が遅くなるわけではありません。

むしろ発情は他の猫よりやや早く半年ほどで始まるので、子猫を望まないのなら8ヶ月ほどで避妊・去勢手術をしましょう。

サイベリアンの値段

相場価格は、ペットショップでは約15万~30万円、ブリーダーでは約25万~40万円とやや高めです。

親猫が優秀なチャンピオンの場合や理想体型、小さい個体などは50万を超えることもあります。

逆に成猫に近いと、相場価格より値段が下がっていることもあります。

サイベリアンは個体数が少なく、珍しい種類なのでペットショップで見かけることは滅多にありません。

ブリーダーの方が多いので、そちらから入手するほうが良いでしょう。

全ての模様と毛色が公認されていますが、ロシアでは茶色・黒色など公認されている幅が狭く、模様や毛色が珍しい場合は相場も高めになっています。

サイベリアンの特徴

サイベリアンは大型猫なので、とても筋肉質でがっしりした体系をしています。

体重はメスで4キロ~9キロ、オスで6キロ~10キロほどになります。

首周りの被毛はライオンのたてがみのようになっており、尻尾までふさふさの毛で覆われています。

被毛がトリプルコートで防水と防寒機能があり、水をよくはじきます。

寒さに強いですが、暑さにはとても弱いので室温は28度を越えないようにして、トリミングで毛を短くしてあげましょう。

被毛が多いため、毎日のブラッシングが必要です。

換毛期は抜け毛がすごいので1日2回程度のブラッシングが理想です。

サイベリアンの飼育法

サイベリアンは運動量がとても多くパワフルな猫なので、運動できる場所を用意してあげましょう。

上下運動ができるキャットタワーがオススメです。

事故防止のため、体重に耐えられるように安定したものを設置してあげましょう。

大型猫なのでエサもたくさん食べます。

高カロリー高タンパクのものがオススメですが、運動不足による肥満になりやすいので注意しましょう。

また、賢い猫なのでコミュニケーションをとってあげましょう。

信頼関係が深まるとどこにでもついてくるほど懐くため、適度に相手をしてあげましょう。

人と遊ぶことが好きなのでおもちゃを使って遊んであげると運動不足になりにくく、とても喜んでくれます。

サイベリアン飼育時に注意すること

サイベリアンは水を怖がらない子がいるので、お風呂に水を溜めているときは蓋をしっかり閉めましょう。

また、魚を飼っている場合はおもちゃにされてしまうことがあるので注意が必要です。

体が大きいため、運動不足による肥満や、肥満による捻挫や関節炎に注意しましょう。

痛くなるとますます動かなくなり悪化してしまいます。

被毛が長いのでブラッシングを怠ると、毛づくろいで飲み込んだ毛玉が大きくなりすぎて吐けなくなり、手術で取り出すことになるので注意しましょう。

仲間意識が強いので他の猫と合わないことがありますが、一度仲間と認めると愛情深く接してくれます。

どんな人でも飼いやすいサイベリアン

見た目はとても美しくキレイで、性格は子供のようにお茶目で活発なサイベリアン。

運動量が多いですが、賢く従順なので優しい性格をしています。

なので、被毛のお手入れ以外で飼い主を困らせることは少なく、飼いやすい猫です。

しつけも出来るのでいたずらに困ることも少ないでしょう。

また、珍しく猫アレルゲンが少ないので、猫アレルギーの方にはとっておきの猫です。