寝る猫

猫の代表的な寝方5つ。様々な形で寝る猫たち

最終更新日:2016年10月28日

猫は一日のうち、およそ14時間も寝る動物です。

夜の睡眠だけでなく昼寝や食後の睡眠、気温やその時の気分によって寝方は様々。

沢山眠る猫の寝方にはどんなバリエーションがあるでしょうか。


1.箱座りタイプ

猫の基本の寝方はスフィンクス型です。

エジプトのスフィンクスのような姿は、寝ている姿勢からすぐに立ち上がり対処できる、四足歩行の動物の基本の姿勢と言えます。

周りに対して注意をしながら寝ている状態なので、この寝方をしている猫は警戒している状態と考えられます。

同じスフィンクス型でも、警戒レベルが少し下がると、前足をクロスさせたり、両手を枕代わりにアゴをつけて寝ている姿が見られます。

そして、猫の寝方の中でも最もよく見られるのは香箱型です。

香箱型は、スフィンクス型の状態から両方の前足を内側へ畳んで体の中にしまっている状態を指します。

この寝方はお香の箱に似ている事から、日本では香箱座りと言われます。

すぐに立てる姿勢ではありますが、前足をしまっているのでスフィンクス型より緊張度は低めです。

近年流行したごめん寝もこの箱座りタイプの寝方の一つです。

この寝方は、実際は謝っている訳ではなく、目に強い光が入らないように光を避けるためにしています。

猫がごめん寝をしている時は、射す光が眩しいのかもしれません。

深く眠れるようにカーテンを閉めたり、ライトの角度を変えてたりしてあげてください。


2.横向きタイプ

上から見るとエジプトの壁画のように手足をのばして横になって寝方は、かなりリラックスした状態です。

ここまでリラックスしていると、気がゆるんでいるのか白目をむいていたり、夢を見ているのかピクピク動いたりと、ちょっと間抜けな状態の猫を見られる事もあります。

同じ横向きタイプでも、後ろ足が地面にしっかり付いている横座りの場合は、少し警戒心があります。

上半身だけすぐに対応できるように注意を怠っていない状態です。

この寝方の時は、少しでも音がするとすぐに起きてしまいます。

あまり眠りも深い状態ではありません。

横向きタイプには、頭をお尻にくっつけるようにして体を丸めた、化石のアンモナイトにそっくりな寝方もあります。

猫好きの間ではアンモニャイトとも言われるこの寝方は、冬場などの寒い時期によく見られます。

尻尾までキレイに丸まっているのは、出来るだけ表面積を少なくして体内の熱を逃がさないためです。

猫が快適にすごせるのは15度~22度。

猫は寝方や快適な場所を見つけて温度を自分で管理していますが、あまり寒くなりすぎないよう室温を管理してあげれば、猫にとってより過ごしやすい空間になります。

3.密閉タイプ

猫は物と物の間にサンドイッチのように挟まって寝るのが大好きです。

ソファとクッションの間や小さな箱の中、時には、どうやって挟まったのかとビックリするようなところで寝ている猫もいます。

苦しくないのかな?とちょっと心配になりますが、実はこの密閉型は猫がとても安心できる寝方です。

野生時代の猫は、外敵から身を守るのに、ちょうど良い木の洞など囲まれた所で眠っていました。

野生時代の名残りである密閉型は、猫にとって外敵を警戒する必要が薄い、安心できる寝方です。

密閉タイプの寝方は、どれも猫が安心感を得られる眠りの姿勢です。

触り心地の良い布やクッションなどに顔だけ埋もれさせている場合は、子猫のときを思い出し母猫に体を押し付けているつもりになって眠っている状態です。

母猫に守られている気分になれるので、これも猫は安心して眠る事が出来ます。


4.うつ伏せタイプ

ドラマに出てくるトラ皮のようなうつ伏せタイプの寝方は、比較的珍しい寝方と言えます。

四足歩行の動物には辛そうな姿勢に見えますが、猫は関節が軟らかいので、うつ伏せ寝もそれほど辛いものではありません。

カーペットの上などの地面が暖かい所や、逆に暑い時期ひんやりと気持ち良い所、触り心地の良い所でみられる事があります。

うつ伏せで寝る場合、地面とは限らずソファの上や手すりの上などに跨がるようにして寝る事も多くあります。

これらは元々木の枝の上で休息するときのポーズに近く、高い所で敵に襲われる心配がないため、安心して眠れる寝方です。

5.仰向けタイプ

猫の開きとも言われる、お腹を出して完全にリラックスした仰向けの寝方は、野生ではあり得ない寝方です。

警戒心のない室内猫にだけ見られる寝方で、特に独り立ちしていない子猫のうちの方がよく見られます。

室内飼いの猫の中には、この仰向けタイプがひなたぼっこの時の基本姿勢という猫もいます。

ここまで安心して寝てくれると飼い主としては嬉しいものですが、仰向けタイプは暑い時に体の熱を外に出そうとしている寝方でもあります。

猫は暑い所の生き物ですが、あまり暑すぎると日射病になってしまいます。

リラックスというより暑さから来る寝方なら、クーラーをつけて室内の温度を調整してあげてください。

おもしろ可愛い猫の色々な寝方

これらの代表的な寝方以外にも、猫の寝方は個々によって多種多様です。

また眠る姿は猫の可愛さを堪能するだけでなく、今の猫の状態を知る目安にもなります。

寝方から猫の状態を推測してより安心して眠れる環境を作ってあげれば、猫はリラックスしてさらに色々な寝方を見せてくれるようになります。

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