目を細める猫

猫が目を細める時の心理。飼い主への愛情を感じている

最終更新日:2016年10月20日

猫が眼を細めてこっちを向いている、という経験をしたことがある人もいると思います。

猫のキス顔とも思えるあの顔の可愛さに胸を打ち抜かれている飼い主が、多くいるのではないでしょうか。

しかし、なぜ猫は目を細めて見つめてくるのでしょうか。

そこで今回は、猫が目を細める時の心理についてご紹介します。


1.あなたを信頼している

ゆったりくつろぐ猫と目が会った時には、こちらも目を細めてみましょう。

するとどうでしょう、猫もこっちに向かって目を細めているではありませんか。

これは猫同士の世界で、この行為は相手の猫に対して敵意がないことを表します。

この表情を見れた飼い主は、なんだか優越感にも似た喜びを感じるのではないでしょうか。

しっかり信頼関係を築くことができている証といってもいいでしょう。


2.何か用?と思っている

名前を呼んだ時に、目を細め、しっぽをブンブンと振る動作が組み合わさった場合は、「何か用?」と考えている場合が多いです。

名前を呼ばれること自体は嬉しいけれども、ちょっぴり放っておいてほしい時によく見られます。

飼い主にその気は無くとも、せっかく猫なりに返事をしてくれたのだから、呼びかけた場合には構ってあげるようにしましょう。

3.恥ずかしいと感じている

俊敏で、高いところにヒョイっとジャンプして飛び乗れる猫たちも、時々距離を見誤ったり、障害物にぶつかったりして、ジャンプが失敗に終わることもあります。

その時に運悪く壁にぶつかったりした時に目を細めることがあります。

これは、「あー失敗失敗」「ちょっと恥ずかしいな…」など、自分のした失敗を恥ずかしんでいます。

失敗している姿も可愛いですが、「何も失敗なんかしてないし」という表情がセットになれば、もっと猫の仕草の奥深さがわかるのではないでしょうか。


4.眠い

子猫などによくみられる行動で、遊んでいると中に急激に眠くなり、目を必死に開けようとしながらも目が自然と閉じていくことがあります。

うっすら意識がある中でまだまだ遊びたいと思うのは人間だけではないということですね。

5.きもちいい

なんだかすりすりと寄ってきた猫。

優しく背中や頭のあたりを撫でるとゴロゴロと喉を鳴らしながら目を細めます。

「あーたまらん」「きもちいい~」と言っているようです。

猫は信頼している相手とのスキンシップを好み、たくさん撫でてほしいと思っています。

撫でるという行為は、猫にとってはマッサージも兼ねています。

心の通った飼い主さんのマッサージは至高の時間のようです。

人間だって、初めてのマッサージ店より行きつけのマッサージ店の方が落ち着きますよね。

猫だって同じです。


6.相手してよ

自分のしたいことに集中していたあなたの横をふとみたら、猫が目を細めて佇んでいるではありませんか。

なに?「相手してよ」ですって?彼らは寂しくなったり、してほしいことがあれば無言で訴えてきます。

人間の私たちにもしなければならないことがありますので、全てに対応できなくても大丈夫ですが、必死に鳴いて訴えていた猫様が急に静かに目を細めて佇んでいたら、彼らなりにいろいろと我慢をしているのかもしれません。

ちょっと名前を読んだり、スキンシップを取るだけでも喜んでくれますよ。

7.煙たい

一軒家であれば家でバーベキューや花火をすることがあるかもしれません。

ただバーベキューも花火も、煙が出ます。

そして猫の大きな目は、煙の影響をフルに受けます。

煙が目にしみて、ショボショボが止まりません肉を焼いても猫は楽しくありませんし、花火なんて獣の大敵です。

「何してるの?」といわんばかりの迷惑そうな顔をします。

喫煙者が近くでタバコをプカーっとふかしても、目を細めてとても嫌な顔をし、ぷいっとどこかにいってしまいます。

猫の健康のためにも、タバコは離れた場所で吸いましょう。

猫の目はデリケート。

こんな目の細め方はさせないようにしてあげた方が良いですね。


8.痛い

大きな目がチャームポイントの猫。

大変魅力的ですが、大きな目は、外部の様々なものからダメージを受けるリスクが高いです。

そのため猫の瞼は二重構造になっています。

「瞬膜」と呼ばれる白くて薄い膜が瞼の内側にあり、危険を感じて目をつぶる際に、瞼よりもこの瞬膜がおりてきてガードする作りになっています。

しかしながらこの構造や、素晴らしい反射神経を持ち合わせた猫でも、目へのダメージを防ぎきれずに痛めることがあります。

何の心当たりもないのに頻繁に目を細める時(特に片方のみ)や、うるうるしているときなどは、目の怪我、もしくは病気である可能性もあります。

目を開きたいのに、痛くて上手く開けられないというときは、辛そうに目を細めます。

9.眩しい

狩りをするネコ科を代表する動物ライオンも、夜行性です。

生きるために他の草食動物を補食しますが、その狩りの方法は基本「闇討ち」です。

他の動物が暗くなって活動をやめる夜になると、暗闇にまぎれて狩りをします。

そんなライオンと同じ遺伝子が組み込まれた猫も、やはり夜行性です。

猫が夜になるとやたらはしゃいだりするのもそのせいだったりします。

夜になると、窓の外から猫の低いうなり声や謎の雄叫びのような声が聞こえ、うるさかった経験はありませんか?

猫は年に2回程発情期を迎え、メスを奪い合ったり、気が立ったオス同士がけんかしたりすることがあるのですが、そういった行動も主に夜の暗闇の中で行われます。

なんでこんな夜中に…と人間としては思うのですが、猫の夜行性の性質から来るものなので仕方ないです。

猫は人間と比べると決して視力はよくないですが、人間は暗くなるとほとんど視力がアテにならないのに対し、猫は暗闇でも周りが見える能力を持っています。

それは前述の通り、暗闇で生活し、暗闇で生きるための食料を調達するために特化した目を得るための進化です。

すなわち夜に生活するのに適した体の作りになっているのです。

家にいる猫や外で出会う野良猫を見るとわかる通り、彼らは昼間の明るい時間は、ゴロゴロと寝ていることが多いです。

夜の闇に特化した猫の目には、昼間の鮮烈な太陽光は刺激が強いものです。

朝起きて勢いよくカーテンを開け、外の光を部屋に入れるとたいていショボショボとしたように猫は目を細めます。

塀の上でひなたぼっこしている猫も、ふと目を覚まし、顔を上げたときに太陽の光が目に入ると目を細めます。

猫だけに限らず人間だって、寝ていて突然電気をつけられたら眩しくて目を覚ましますし、太陽を直接見ると目を細めずにはいられません。

猫が目を細めるのも、単純にまぶしかったから。という場合がありますが、基本昼間の明るい時間の猫は、夜に比べ目の開き具合が夜よりも細いことが多いです。

猫が目を細める理由を知っておこう

猫は同じようにペットとして飼われることの多い犬と比較すると気まぐれで、そっけなくて、マイペースな生き物だと思われがちです。

しかし決してそんなことはありません。

猫たちなりに、飼い主さんであったり、この人と仲良くしたいなっていう人には愛情や信頼を届けようと一生懸命です。

人間と違い、言葉に出来ない分完全に理解するのは難しいことですが、案外シンプルかつストレートに表現をするという点では人間よりわかりやすいのではと思うこともありますよ。

猫を「ペットとして飼う」のではなく「一緒に暮らす家族」としてゆっくり会話をするように、向き合ってみてください。

なんとなく今なにが言いたいかわかったような気がしませんか?ただ、猫の気持ちを読み取ろうと必死になってはいけません。

猫はなんていったって気まぐれです。

あまりにしつこい人間からのアプローチには嫌気が差してそっぽを向いてしまうなんてこともしばしばです。

あくまで、猫とのアイコンタクトや会話は「猫のペースを第一に」が大原則です。

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