人間同士でも好き嫌いがあるように、猫にも好かれる人と嫌われる人がいます。

では猫に好かれる人にはどんな特徴があるのでしょうか?

必要以上にベタベタしない

犬に比べて猫は自由気ままな性格の子が多いので、必要以上にベタベタしない人は猫に好かれやすいです。

例えばキャーキャー言いながら猫を追いかけたり、嫌がる猫を抱っこしたりすると、猫は束縛されていると感じて大変嫌がります。

しかも猫の記憶は3日間程残っていると言われるので、一度嫌いになってしまうと、なかなか心を開いてくれません。

だから猫が遊びたがっていたら一緒に遊んであげて、そうでないときは放っておいてあげましょう。

特に昼間仕事で家にいない人は、帰宅したら猫とたくさん遊んであげようとベタベタしてしまうものですが、これも逆効果。

はじめは少しわがままに見えるかもしれませんが、やさしく見守ってあげましょう。

声が高くて話し方がゆっくり

猫は基本的に、男性よりも女性を好みます。

理由は諸説ありますが、女性特有の高い声やゆっくりとした話し方が猫を安心させるのだと言われます。

猫なで声と言えば、やさしくて甘い声のことを指しますよね。

猫は怒ったときには低い声を出して相手を威嚇するので、男性の低い声を聞くと、警戒して落ち着かなくなってしまいます。

猫を飼っている家庭で、猫がお父さんよりもお母さんに懐くのはこのためなんです。

だからもし飼い主が男性で、猫に好かれたいのであれば、

猫に話しかけるときや猫がそばにいるときには、いつもより少し高い声で、ゆっくりと話すように意識しましょう。

体が細くて小さい

猫は人間のことを大きな猫だと思っています。

それでよくお母さんにお乳をねだるように飼い主をフミフミをしてくるのですが、

あまりに体が大きかったり、ゴツゴツしていると、猫は警戒してしまい寄りつこうとしません。

逆に女性は体が小さかったり細い人が多いので、男性より猫に好かれやすいです。

男性でも好かれる人はいますが、あまり体を鍛えすぎると猫に嫌われてしまうかもしれません。

物静かで落ち着いている

男性でも女性でも、猫は物静かな人を好むようです。

のんびりした性格の人や、ゆったりとした人が好かれやすいです。

逆にギャーギャー暴れる子どもやすぐに大声をあげる人は猫に好かれません。

おもしろいもので、実際に飼ってみると猫の気性はだんだんと飼い主に似てきます。

いつも騒がしくしている人が飼っている猫は、ニャーニャーと鳴き続けたり部屋の中を駆けまわりますし、

いつもゴロゴロしている人の猫は、やはり一緒になってゴロゴロしています。

犬ほどではありませんが、猫も大声で鳴けば近所迷惑になりますので、飼い主もあまり大声で怒鳴ったりしないほうがよいでしょう。

猫のことが好き

ひと言で猫と言っても、実は種類や性別、毛色、毛の長さなどによって、遊びが大好きでワンパクな猫もいれば、ほとんど鳴かないおとなしい猫もいます。

例えば種類ならアメショはヤンチャですし、性別ならオスとメスではオスのほうが元気な猫が多いです。

毛色だと茶トラの猫はものすごく元気だと言われます。

また毛の長さが短い短毛種は、毛が長い長毛種に比べて活発だと言われています。

だから猫の性質をきちんと勉強して、猫に合わせて柔軟に対応してあげましょう。

猫のことが大好きで、気づかいのできる人であれば、きっと猫も飼い主のことを好きになってくれるでしょう。

猫をじっと見つめない

猫のことが好きな人は、街中で猫を見つけるとついついじーっと見つめてしまいます。

でもそんなことをすると、大抵の猫は逃げてしまいますよね。

猫はじっと見つめられると緊張をしてしまうんです。

猫に出会ったら、じっと見つめるのではなく、まばたきをするように目をパチパチさせてみましょう。

そうすると、猫も目をギューっと閉じたり、パッと見開くことがあります。

眠そうな感じにも見えるのですが、実はこれ、猫からの大切なサインなんです。

猫同士でもよくやるサインで、「あなたのことは信頼してるよ。大好きだよ」

という猫のうれしい気持ちをあらわしていると言われます。

猫を飼っていると、猫がいまどんなこと考えているのか大変気になります。

しかしどんなに知りたくても猫はしゃべらないので、翻訳機でも発明されない限り、猫の本音を聞くことはできません。

だけどよくよく観察してみると、猫はたくさんのサインを出しているんです。

あまりジロジロ見続けると猫も嫌がるので、見て見ぬふりをしながらも、

しっかりと猫の体調の変化や食事の量、うんちの硬さなど小さなことでも気づいてあげましょう。

そうすれば猫も飼い主のことを大好きになってくれるはずです。

猫に好かれる行動を身につけよう

猫は自由気ままな生きものなので、一緒にいると腹を立ててしまうこともあります。

しかし、ちょっとした言動で猫が傷ついてしまい、飼い主のことを嫌いになってしまったらイヤですよね。

猫に好かれるために、ぜひ今回のポイントを取り入れてみてください。