猫が舌を出しっぱなしにしている心理とは

最終更新日:2017年3月13日

猫が舌を出したままのことはよくあります。

一見微笑ましい、面白い光景なのですが、その陰に病気が潜んでいることもありますので油断は禁物です。

どんな時に猫は舌を出したままにしているのかその心理をご紹介します。

リラックスしている

猫は常に気を張っています。

そのため体も緊張して力が入っていますので舌も口の中にしっかりと納められています。

ところがあまりにもリラックス状態になると、口元の筋肉も緩み舌が出たままになってしまいます。

例えば暖かな部屋でうとうと気持ちよさそうに眠くなっているとき、飼い主に撫でられて心身ともにリラックスしているときに多く見られます。

猫もリラックスすると力が抜けてしまいますので、口元も締まりがなくなり筋肉が働かない状態になります。

もともと猫は口の大きさに対して舌の大きさは大きいですから、口の中にしまっておこうとするとそれなりの口回りの緊張が必要です。

それをも緩ませるほどのリラックス状態ですので、この時はそっとしておいてあげる方が良いでしょう。

しばらく舌が出たままでもやがて気づきますので心配は無用です。

せっかくの癒しの時間を邪魔しないようにしましょう。

猫だって筋肉疲労になる

舌は薄い小さな部位のように思えて、実は全部が筋肉の塊です。

筋肉は激しく動かせば疲労がたまり、思い通り動かしにくくなるのは猫も人間も一緒です。

人間の舌は主に食事の時に使いますが、猫はそれ以外にも全身のグルーミングに使いますので、舌を人間よりもはるかに酷使しています。

しかも、グルーミングは1日に何回も行うため、舌をかなり使っているので疲労も溜まります。

あまりにも使いすぎて舌の筋肉が疲れてしまった時には、しまうこともだるくなってしまいます。

そんな時には舌が一番ラクな口から舌がちょっと出ている状態にして休憩をとっているのです。

舌をマッサージしたりほぐすわけにはいきませんから、力が抜けてラクな状態にしばらくしておくことで、筋肉疲労をとっているのです。

グルーミング後に舌が出ていた場合は、休憩しているんだなと思ってよいでしょう。

しばらくすればもとに戻しますので心配することはありません。

熱中症の可能性

猫は暑さにも寒さにも弱い動物で自分で体温調節もしますが、それにも限度があります。

人間は汗をかいて、それが蒸発するときに一緒に熱を奪っていきます。

しかし、猫はそれがなく、呼吸によって熱を放出させています。

人間よりも放出できる量も少ないですし、熱がこもりやすいために熱中症になりやすいのです。

猫が熱中症になってしまうと体全体の機能が低下し、筋肉も弛緩して動けなくなり口元も開いたままになります。

口からよだれが垂れてしまったり、舌も外に出てしまいます。

他にもふらふらしている、呼吸や心拍数、脈拍が荒いなど挙げられます。

夏の日光が直接当たる場所、車の中、水分不足は要注意ですし、季節外れの天気の良い日も換気不足で熱が室内にこもりやすいので油断は出来ません。

また、肥満の猫も体内に熱がこもりやすいので気を付けましょう。

もし、熱中症にかかってしまった場合は速やかに涼しい場所に移して、水を飲ませたり、冷たいタオルなどで包むなどして体温を下げましょう。

応急処置が済んだら獣医師に見てもらいましょう。

鼻が詰まっている

猫は普段は鼻で呼吸をしています。

それだけ鼻は重要な部位なのですが、ここが詰まってしまうと口呼吸をせざる負えません。

ずっと口呼吸をしていると、もともと小さめの顎に舌をしまい込んでいるので、口が開いていると出てきてしまいます。

鼻が詰まっているのは鼻炎や風邪をひいていることが多いです。

どちらも原因である症状が治まらないと口呼吸を続けることになるので、舌が出やすい状態は変わりません。

鼻が詰まっていると鼻が変な音がしたり、鼻水が出ていたり、鼻の頭が渇いていることがあります。

このような状態がないかチェックし、さらに舌が変色していないか、口呼吸でも苦しそうではないかなども見てあげましょう。

鼻炎や風邪も重篤になっていないなら、動物病院の薬などで早く良くなりますし、軽度のものなら自己治癒する場合もあります。

苦しそうではないか、どれくらい続いているのかが重要になってきます。

急激に進む心筋症

猫が舌を出しているときに一番怖いのが心筋症になっていることです。

心筋症とは心臓の病気で心臓の一部の壁が厚くなってしまい、肥大化してほかの部分をも圧迫してしまいます。

原因は不明ですので、どの猫がなるとも言えません。

大きくなった心臓で圧迫されて肺に水が溜まってしまうケースもあり、そうなると呼吸が苦しくなり舌が出てしまうことが多いです。

この心筋症は急に悪化してしまうことも多く、朝は元気でいつも通りだったのに、夕方から急に元気がない、ずっと寝ている、舌を出して苦しそうと短時間で変わってくるのも特徴です。

舌を出しているだけではなく、全身でつらそうだったり弱々しくなっているときは、早めに病院に連れていきましょう。

心筋症は早めの治療によって助かるため、素早い対処が求められます。

舌を出しっぱなしにしている猫の心理を知ろう

猫が舌を出したままなのは、ほとんどがリラックスと舌の筋肉疲労です。

短時間でしまったり、他におかしいところがないなら心配することはありません。

もし気になるなら、そっと指で触ってみると猫がしまい忘れに気づいて、舌を収納するでしょう。

しかし、苦しそう、呼吸が荒い、弱いなどがあれば、早めに病院で診てもらうようにしましょう。

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