猫に呼びかけると「ニャン」と鳴いて、返事をしてくれることがあります。
返事をしてくれると飼い主も、猫の存在感をより感じるはずです。
では猫が呼ばれたら返事をするのは何故でしょうか。
ここでその理由をご紹介します。
返事をすれば褒められるから
猫は飼い主に誉められるのがとても好きです。
猫に呼びかけてちゃんと返事をしてくれたら、猫が喜ぶ方法で誉めてあげましょう。
頭を撫でてあげるなど、たくさん誉めてあげると良いです。
少し大げさに褒めてあげるのがコツです。
猫は返事をして誉められると、今後も返事をちゃんとしてくれるようになることもあります。
そのうち返事をすれば褒められる、という気持ちになっていくのです。
でもエサをあげて誉めてあげる方法には、注意が必要です。
呼ばれて返事をしたら、エサを要求するようになることもあります。
猫が呼ばれて返事をするのは、そうすることで誉められるから、という理由もあります。
友好的な関係でいたいから
猫が呼ばれると返事をするのは、飼い主と友好的な関係でいたい、という理由もあります。
猫には個体差はありますが、飼い主と親しい関係でいたい、という気持ちでいる猫は多くいます。
猫は行動や仕草の他に、鳴き声で自分の気持ちを表現していることがあります。
飼い主に呼ばれて「ニャン」と鳴くことで、仲良くできると思っているのです。
「ハイ」「分かった」という友好的な気持ちで返事をします。
外出する時なども猫に呼びかけると、「いいよ」という気持ちで返事をしてくれることもあります。
飼い主もこのような猫の気持ちを受け止めてあげることが大切です。
人間同士の会話のようにはいきませんが、飼い主も意識して積極的に猫に呼びかけてあげましょう。
より良いコミュニケーションにつながっていくはずです。
飼い主に甘えたいから
猫が呼ばれて返事をするのは、飼い主に甘えたかったり、構って欲しいという理由もあります。
特に呼ばれて長めに「ニャーン」と返事をする時によく見られます。
返事をしてそのまま寄ってきたり、飼い主の足に顔をこすりつける時があります。
シッポを立てて近づいてくる時は、かなり甘えている証拠です。
一緒に遊んで欲しかったり、抱っこをしてもらいたい、といった気持ちでいます。
またエサを要求して甘えてくることもあります。
野良猫でも人懐っこいと、声をかけると鳴いて返事をすることもあります。
甘えてくる猫を可愛がってあげることは大切です。
でもあまり構いすぎても良くありません。
頻繁に甘えるようになったり、何かを要求するようになってしまいます。
猫が呼ばれて返事をして甘えているようなら、状況を見て適度に関わっていくことが大切です。
自分の名前を覚えているから
猫に名前で呼びかけると、ちゃんと返事をしてくれることがあります。
これは自分の名前をしっかりと覚えているからです。
自分の名前が呼ばれて、挨拶をする意味で返事をしてくれることがあります。
猫は文章のように長い言葉は無理ですが、頻繁に聞く短い言葉であれば、理解ができる動物だと言われています。
猫に名前で呼びかけても返事をしてくれない時は、名前自体を覚えていない可能性があります。
そのため猫に対して積極的に名前で呼びかけてあげると良いでしょう。
猫を撫でてあげる時や遊んであげる時など、名前を呼びかけながら行うようにします。
こうすることで最初は返事をしてくれなくても、徐々にするようになる可能性もあります。
自分の存在をアピールしている
猫が呼ばれると反射的に「ここにいる」と返事をする時があります。
野性の猫の場合、鳴いてしまうと敵に気づかれるので嫌がることがあります。
でも飼育をして慣れてくると、返事をして自分の存在をアピールすることがあります。
猫はよく居場所を変えることが多いので、飼い主は呼ばれて返事をしてくれると安心感があります。
猫には個体差があり、呼びかけても返事をしない猫もいます。
また普段返事をする猫でも、他のことに集中していると返事をしない時もあります。
猫が返事をするのは「ニャン」と鳴く時だけではありません。
猫は何気ない仕草で返事をしていることがあります。
面倒くさい時はシッポをパタパタと動かして返事をすることがあります。
あくびをすることで返事をすることもあります。
猫が鳴き声で返事をしてくれると、居場所がとても分かりやすいのは確かです。
でも猫に呼びかけても無視されたと思うのではなく、猫の仕草にも注目してみましょう。
猫を呼ぶと返事する理由を知ろう
猫が呼ばれると返事をする理由は様々です。
誉められたいと思っていたり、甘えている時などにも見られます。
自分の存在をアピールしている時もあります。
猫に呼びかけて返事をしてもらえるだけでも、より良いコミュニケーションになります。
猫は自分の名前を覚えていることが多いので、積極的に名前で呼びかけて反応を見てみましょう。