「猫が好きな人は嫌い」とする人って、一定数います。

好みは人それぞれですが、あえて指摘したりするほど嫌だというのは、どういった理由なのでしょう。

また、猫自体が嫌いなのとも違いますね。

そこで今回は猫好きな人が嫌いだという人の心理をご紹介します。

「猫は臭い」と思っている

意外に多いのが、これです。

猫はたいへん気まぐれで人の思ったようには行動しないのが魅力ですが、室内飼いでも「トイレのしつけ」は非常に簡単なものです。

猫を飼っている人なら「あるある話」ですね。

猫自身はほぼ無臭に近く、トイレがしっかりしていればほぼ何のにおいも人間は感じられません。

猫のトイレ管理がしっかりしていない家などに行き、誤った認識を持ってしまった可能性があります。

人付き合いが悪いと思っている

同居家族がいれば、猫の世話は分担できます。

ところが一人暮らしではなかなかそうも行きません。

一人暮らし、または近い状況で猫を飼っていると、どうしてもレストランでの食事も早めに切り上げたり、旅行の誘いは断ったりとなりがちですね。

猫はどうしても人ではなく「場所」につきやすいので、理想としては世話に来てくれる猫友の友人を作っておくと良いでしょう。

猫にストレスがかからず、飼育者もたまには長い外出ができます(一方的ではなく互いに世話をしに行き合う等)。

ペットシッターその他も適宜利用できますね。

友人等が「猫そのもの」を嫌いでない場合では、むしろ猫のいる自宅に招いて食事を楽しむ等もできます。

人慣れしている猫なら、犬のように吠えたりあるいはじゃれついたりもないですし、猫は人間の食事にもほとんど反応しません。

たいへん静かに人同士の時間も楽しめますね。

猫の写真ばかりをシェアされるのが苦手である

SNSなどでは、自分の飼っている猫や地域の猫、世界中の猫などの写真が盛んに飛び交っています。

猫好きにとってはこれはたまらないものですし、ほとんど空気のようになっていることも。

しかし猫にそれほど興味がない人からすれば、タイムラインに常に猫の写真をシェアしてくる人、ブログでもいつも猫の話ばかりだったりする人には嫌悪感を感じてしまうかもしれません。

犬やうさぎ等も可愛いですし、野生の生き物各種も美しいですね。

でもたしかに猫の写真は「ものすごく多い」とは感じます。

猫に多額をかけていると思っている

猫の飼育では、エサ代やトイレ費用等は、月々5,000円~1万円ぐらいですね。

飼い始めには病気のチェックや適宜の避妊・去勢手術、予防接種などで数万円はかかりますが、これは最初だけです。

猫が病にかかると動物病院代はすべて自己負担。

当然費用がかさみますが、これもペット保険を利用していれば月々千円ほど~数千円の支払である程度しっかりセーブできます。

というわけで猫一匹を飼うのにはざっくり月1万円もかからないわけですが、全く知らない人からすれば、かなりの高額をかけている人と思われるケースもあります。

身勝手に生き物を扱う人と思っている

「とにかく自分の猫が可愛ければよく、他はどうでも良いと思っている人」といった認識を持たれるケースもあります。

しかし猫ファンでは、動物殺処分問題などに関心のある人もとても多く、病院などを通じて情報を得て、適宜猫の譲渡を受けている人などもいます。

また自分ではなかなか取り組めない地域の猫の問題などにも、募金などの形で協力している人は最近どんどんと増えています。

「猫を終生飼育するにはどれぐらいの費用が必要で、どれほどの覚悟がいるのか」といった情報・説明も最近では徹底しているので、あまり身勝手な飼い主は減少しています。

犬を飼っている人のほうが、社交的と思っている

公園等で犬の散歩をしている姿などは健康的で、飼い主同士では、初対面でも何気なく挨拶・会話などもかわしますね。

これを見慣れていると、猫を飼っている人というのはその実態が見えづらく、「室内で、猫と一緒にゴロゴロとWebや雑誌を見ている」といったイメージを持たれやすいのかも。

こればかりは生き物の性質上仕方がない違いですね。

また犬と猫両方を飼っている(飼っていた)人も少なくありません。

猫アレルギーからの苦手感

猫アレルギーを持つ人では、猫に直に触れることはもちろん、毛などにも反応するという人がいます。

こうした人からすると、多少の苦手感が出るのは仕方がないかも。

ただし様々の動植物や化学物質でもアレルギーは出るため、各種アレルギーに対して、一般人個々が一定以上は対策できないのも事実です。

「毛」の問題で言えば、他人が身に付けている羊毛や化繊でアレルギーを起こす人だっています。

毛のことについては気を配っている飼い主も多く、自分自身が猫アレルギーでも好んで・あるいは譲渡された等で猫を飼っている人は結構います。

アレルギー問題はやはり気配りの問題でもありますが、気にする方も行き過ぎてしまえば、猫に関連するお店などの設置全般も迷惑だといった話になりかねません。

猫に限らないアレルギー問題については、一方的に毛嫌いしたり「いやいやそんなのは気のせいだ」とやり返したりせず、上手い妥協点をお互いに見つけられれば理想的ですね。

猫好きな人を嫌いという人の心理を知ろう

猫そのものではなく、「猫を好む人が嫌いだ」とする人はどうしてもいます。

ただし話を分析してみれば、だいたい理由はいくつか浮かび上がってきます。

もし友人や同僚、恋人など親しい間柄であるなら、猫のことで無用にトラブルになっても勿体がないですし、猫自身にもとんだとばっちりです。

必要な場合にはお互いの率直なところを話し合うことで、建設的になるでしょう。