猫が目をこする理由。ケガや病気が原因かも

最終更新日:2016年7月10日

愛猫がしきりに目をこするというしぐさを見せた時、ストレスがあるのかな?病気なのかな?など、飼い主さんはとても心配になるでしょう。

こするという行為には必ず理由があるので、あまり時間をおかずに状況を判断し、適宜、動物病院で原因の究明とそれに合った対処を行い、猫の不快な症状を速やかに取り除いてあげることが大切です。

1.外的要因?目に異物が入った場合

人間と同様に、猫も普段の生活の中で、目にゴミやその他の異物が入るおそれは十分にあります。

猫は人間の顔と目の比率に比べて、目の大きさが際立っているので、異物が入る可能性は人間より高いと考えられます。

異物には、ほこり、えさのかけら、自分の毛、また外で飼っている個体であれば、土、植物の種、草、虫といったものも考えられます。

さらには、他の猫とのケンカなどで、ゴミや毛が入るということもあります。

そうした異物が入った場合には、人間と同様、それを取り出そうとして、しきりに目の付近を気にして、こするという心理と動作が起こります。

その場合には、水で目を流すという方法もありますが、これは猫をじっとさせるのが難しいことと、猫に過度のストレスを与えてしまうという理由から、やはりお医者さんに連れていく方が賢明だと言えます。


2.様々な理由からできる角膜の傷

猫の目の角膜は非常にデリケートです。

角膜に傷がつく要因は色々とありますが、意外にも自分の爪でひっかいてしまうということもあるので、猫の爪をこまめに切って、手入れを怠らないのも重要です。

猫が目をこすっている時にしきりにまばたきをするようであれば、角膜に傷がついているのかもしれません。

この場合には、24時間以内にお医者さんに連れていくのが良いとされています。

目の傷が浅いうちに、点眼をし、特殊なカメラで目を見てもらうことが必要です。

そして抗生物質の投与の後に、傷が深くならないようにエリザベス・カラーをつけます。

最初はカラーをつけたというフラストレーションを猫に与えてしまいますが、薬が効いてくるとともにこするというストレスが軽減されていくので、次第に慣れてくるでしょう。

3.まぶたそのものの炎症?眼瞼炎

猫が目をこする時に考えられる原因のひとつに、目そのものではなく、まぶたに炎症や傷があるということも考えられます。

細菌や、生活の中で遭遇する様々な種類のダニへの感染といった原因が考えられます。

猫はこするという行為でしか不快な状態を解消できないので、飼い主が柔らかいガーゼで膿を取ってあげるか、気をつけながら綿棒で患部の汚れをまず取ることが大事です。

そして、速やかにお医者さんに連れていくことが大切です。

意外にも猫も蚊に刺されることがあるので、虫さされから始まる眼瞼炎もあります。

目の付近が腫れて、猫がかゆがることがあります。

蚊に刺された程度と思い、放っておくと患部が腫れて傷ができ、そこが膨れ上がるということもままあります。

傷がかさぶたになり、繰り返しそこをこすることもあるので、お医者さんで患部に塗るクリーム状の薬をもらってこまめに塗り続けてあげることが望ましいです。

眼瞼炎は速やかに治療をしないと慢性化することもあり、猫にとってはとても不快なので、早めの治療が重要です。


4.涙腺が詰まる

猫が目の付近をしきりにこする時に、目のまわりに涙がたくさん溜まっている、あるいは目の付近がいつも濡れていて、それをどうにかしようとしている様子が見えたら、それは涙腺が詰まっている、または涙がうまく排出できていないからかもしれません。

ヒマラヤンのような顔が潰れたタイプの猫の場合、物理的に涙がうまく流れていかないということも考えられます。

この場合には、こまめに猫の顔を拭いてあげて、常に涙が溜まっていないかを確認してあげることが重要です。

また、涙腺が詰まっている場合には、鼻腔が詰まっていたり、鼻の状態に関係する場合もあるので、お医者さんにレントゲンなどで見てもらうと良いでしょう。

まれに先天的な奇形があり、涙腺が細いこともあるので、必ず原因を突き止め、適切な対処法を取ることが猫の健康のために必要でしょう。

猫が目をかゆがる原因を突き止めよう

猫が顔を洗うと雨が降るといった昔からの言い伝えがあるように、猫が顔を手をこするといった行為はさほど珍しいものではありません。

しかし、顔を洗うのとは明らかに違う、目をこするという行為をしきりにするようであれば、やはり注意が必要です。

猫はストレスに弱い動物で、フラストレーションが溜まると食欲の減退や脱毛といった症状が出るということもあります。

こするという行為には、不快である、そしてそれを早く解消したいという心理が働いているはずです。

先に挙げたいくつかの理由を念頭に、かゆがる、または痛がる原因を早めに突き止め、それに適した薬や対処法を考えてあげることが大切です。

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