おやつをあげると猫はとても喜びます。
そのため普段の食事の他に、あげている方もいます。
でもあげ過ぎには十分な注意が必要です。
では猫のおやつはどの位の量・頻度であげれば良いでしょうか。
ここで紹介していきます。
1.一日に1回から2回位を限度に猫におやつをあげる
おやつを好む猫はとても多いです。
でも猫が喜ぶからと言って、おやつをあげ過ぎてしまうのは良くありません。
肥満になったり、病気を引き起こすなど、猫のカラダに悪影響を及ぼす恐れがあります。
そのためおやつをあげる頻度を、考慮する必要があります。
おやつをあげる頻度は、猫の年齢や体重、基礎疾患の有無などによって変わってきます。
一般的に健康な成猫の場合、一日に1回から2回位を限度に、あげた方が良いでしょう。
でも食事で十分な栄養が摂取できれば、おやつは必ずしもあげなければいけない物ではありません。
あげたい場合は、猫の様子を見ながら、週に何回かだけでも結構です。
このように猫のおやつの頻度は、一日にあげる回数の限度を、しっかりと守ることが大切です。
2.一日あたりの総カロリーを目安に、おやつの量や間隔を調節する
猫のおやつは、あげる量にも配慮が必要です。
適切なおやつの量も、猫のカラダの状態によって変わってきます。
でも普段の食事としてあげている、キャットフードを中心にして、考えることが重要です。
キャットフードに表示されている、一日あたりの給与量を目安にしていきましょう。
おやつをあげた時は、その分キャットフードを減らすようにします。
具体的にあげる量は、一日あたりの総カロリーの1割から2割くらいを限度にした方が良いです。
またおやつをあげる間隔も、考慮することが大切です。
おやつは食事と食事の間をある程度あけて、あげるようにしましょう。
食直後にあげたり、食事の間隔が長過ぎると、胃腸に負担がかかることもあります。
また脂肪をため込みやすくなるため、太りやすくなってしまいます。
猫のおやつは、量や間隔を上手に調節して、あげるようにしましょう。
3.猫へのご褒美は小さくちぎってあげる
猫へのおやつは、ご褒美としてあげる場面があります。
良いことができた時に、しつけの意味であげることがあります。
例えばトイレでしっかりと排泄ができたり、上手に留守番をしていた時などです。
でもご褒美をあげる場合でも、頻度や量をしっかりと守る必要があります。
猫がカロリーオーバーにならないように、調節してあげることが重要です。
あげ過ぎを防止するために、小さくちぎってあげるようにしましょう。
また一度にあげるのではなく、回数を分けるようにすると良いです。
ご褒美は、市販されているおやつでなくても構いません。
猫が好んだ物をあげると良いです。
でもおやつやご褒美を好むと、普段の食事を食べない猫もいます。
猫がおやつやご褒美をねだっても、それ以上あげないことが大切です。
4.肥満の猫にはおやつを控える
猫は食べ過ぎてしまうと、肥満になってしまうことがあります。
特に完全室内飼育の猫の場合、運動不足になりやすいので、注意が必要です。
猫が肥満になると、病気を引き起こすリスクが高まります。
心臓などの臓器や関節に負担がかかるなど、様々な悪影響を及ぼす恐れがあります。
そのため猫の体重が増えてしまったら、適切な方法でダイエットする必要があります。
猫にダイエットを行う場合、特に食事療法が重要になります。
少し太ってしまった時は、市販されている低カロリーのおやつを活用すると便利です。
でも肥満になってしまったら、おやつやご褒美を控えることが大切です。
猫が肥満と診断されたら、食事の内容や量などを、獣医師と相談しながら管理しましょう。
5.病気の猫にあげる時は、獣医師に相談する
猫は人間と同様、病気になってしまうこともあります。
特に高齢になると、様々な病気にかかりやすくなり、食事量が減ることもあります。
猫が病気になってしまったら、食事を見直していくことも大切です。
病気の内容によっては、獣医師の指導のもと、療法食が必要になるケースもあります。
でもおやつの場合、あげても良いのか、判断が難しいことがあります。
猫に多く見られる病気の一つに、腎臓病があります。
腎臓病にかかっても、病気の程度によっては、おやつをあげても良いケースもあります。
その際リンの摂取を制限したり、量や頻度などを考慮しながら、あげることが大切です。
何らかの病気と診断されたら、獣医師におやつに関することを、相談してみると良いでしょう。
また獣医師の指示に従って、食事をしっかりと管理していくようにしましょう。
普段の食事を目安にして、おやつの量を調節しよう
猫がおやつを食べ過ぎると、カロリーオーバーになることがあります。
猫が肥満になると、病気を引き起こしやすくなるので注意が必要です。
飼い主は猫が喜ぶと、おやつをあげ過ぎてしまうことがあります。
量や頻度を守って、猫がねだってもそれ以上あげないことが大切です。
普段の食事を目安にしながら、上手に調節していきましょう。