キャットフードはドライとウェットどっちが良いの?猫の年齢や体調に合わせよう

最終更新日:2016年2月13日

近年のペットブームに合わせて、ペットショップや量販店では多くの種類のペットフードが販売されています。

猫用ペットフードには、大きく分けてウェットタイプとドライタイプがあり、どちらが良いのか悩んでしまうこともあります。

そこで今回は、ウェットタイプとドライタイプどちらが良いのかをメリットデメリットも合わせてご紹介します。


1.ウェットタイプのメリットとデメリット

一般に水分含有量75%以上のものをウェットフードとされています。

一口にウェットフードと言っても様々なタイプがあり、フレークタイプ、パテタイプ、シチュータイプなどがあります。

ウェットフードのメリットですが以下のものになります。

・水分含有量が高く猫の嗜好性にあっている
・高タンパク高脂肪で低炭水化物である
・低カロリーのものが多く肥満対策にもなる
・個別パックも多く内容量が少ないので一食ずつで給餌できる
・味の種類が豊富で好みに合わせやすい

ウェットフードの最大のメリットは水分含有量が多いことにあります。

本来猫は水分摂取が苦手な動物であるため、水分を単独で摂取する量が少なく、夏場などは脱水症状を起こしがちです。

しかし、ウェットフードであれば食事と合わせて水分が補給できるので、その点で理想的と言えます。

また味の種類や形状が豊富のため飼っている猫の好みに合わせやすく、低カロリーであるので食べすぎたとしても摂取カロリーを抑えることができます。

包装も缶詰タイプやレトルトタイプであれば開封前は長期保存が効き、飼い主にとってもメリットがあります。

次にウェットフードのデメリットについてですが、たくさんのメリットがある反面注意が必要なデメリットがいくつかあります。

それは以下のものになります。

・総合栄養食ではなく一般食や栄養補完食と呼ばれるものが多く、ウェットフードのみでは栄養摂取が十分ではない場合がある
・ドライフードに比べ価格が高く量も少ない
・添加物が多く含まれる傾向にある
・水分含有量が高いため開封後は腐敗やカビ付きが早い
・猫の歯に付きやすいため歯石や口臭の原因となりやすい

ウェットフードは水分を多く含み、長期保存も可能にするために、保存料を初めとする多くの添加物が含まれる傾向にあります。

1回の摂取量は少なくとも、長期的に摂取し続けることにより、健康被害への心配があります。

また水分が多い分猫の咀嚼の際歯にこびりつきやすく、それが歯石になったり口臭のもととなったりすることがあります。

飼い主にとってはドライフードと比べると価格が割高で、保存が効く代わりに一度開封してしまうと腐るのも早いため、小まめに買い足すことが求められ経済的負担も増します。

以上の事から、水分含有量が多く低カロリーで種類も豊富で保存も効きやすい反面、価格が高く、開封後の保存が難しく添加物や歯石による猫への健康被害の心配があると言えます。


2.ドライタイプのメリットとデメリット

ドライフードは、水分含有量10%前後の乾燥した小粒サイズのフードの事で、通常販売されているペットフードの中で特に多くの種類があるものになります。

ドライフードのメリットは以下のものになります。

・安価で購入できる割に内容量も多く、多頭飼いでもコストを抑えることができる
・一度開封してもそれなりに保存が効くため、手軽に扱うことが可能
・総合栄養食が多く、ドライフードと水だけで十分な栄養を摂取することができる
・歯磨き効果があるため、歯石や口内炎、口臭を予防できる

メーカーや種類にもよりますが、ドライフードはウェットフードと比べて安価で購入ができます。

また乾燥しているので、一度開封してからも保存が効き、何回かに分けて食事をする猫にも安心ですし、咀嚼することで歯磨き代わりとなり、歯石や口内炎などの口腔内の病気や口臭の予防にもつながります。

栄養成分も総合栄養食と呼ばれる、食事するだけで必要な栄養素を補えるタイプのものも多く、健康面を気遣う猫にも向いています。

次にデメリットについてですが、ウェットフードと同じくその特徴がメリットとなる反面デメリットにもなっており、以下のものになります。

・水分含有量が非常に少ないため、水分不足に陥りやすい
・腎臓を痛めやすい猫にとって、マグネシウムが多く含まれるタイプのドライフードだと尿路結石などにかかる恐れがある。

栄養バランスが取れていることの多いドライフードですが、水分含有量が少ないためドライフードだけでは必要水分量を補うことができません。

そのため、食事の他に水分を摂取しないと季節を問わず脱水症状などに陥ってしまいます。

また猫は全般に腎臓を痛めやすい動物なので、ドライフードに含まれるマグネシウムを多量に摂取してしまうと尿路結石などにかかるため注意が必要です。

以上の事から、安価で手に入り取り扱いも簡単で栄養バランスの取れているドライフードですが、給餌の他に必ず水分を取らせるようにすることと、マグネシウムの取りすぎに注意することが必要であると言えます。

3.子猫に与えるフード

猫は生後3週間前後辺りから離乳期に入り、2~3か月頃に離乳期を終えます。

そこで与えるフードについてですが、ドライフードの方が子猫には向いています。

理由としてはドライフードのほうが栄養バランスの取れていること、一度に量を摂取できない子猫にとっては開封後も保存のきくドライフードのほうが向いていること、歯磨き効果があること、等が挙げられます。

子猫は成猫よりも摂取カロリーを必要としており、子猫の時期に摂取した栄養によって、その後の健康状態が大きく左右されます。

そこでドライフードによってバランスよく栄養を摂取させることで、健康な体作りにつなげることができます。

また子猫は成猫と比べて胃袋が小さいので、一度に多く食べることができません。

そこで、開封後も保存の効くドライフードを与えることによって、数回に分けて食べることができるようになります。

ただし、猫によっては硬いドライフードを噛み砕けないこともあるので、その場合は、ドライフードをお湯でふやかすかウェットフードと混ぜて与えると良いでしょう。


4.成猫に与えるフード

成猫とは生後1年~6年の猫の事を言います。

成猫は多くの栄養を必要とする子猫に比べて体も成長しているので、必要カロリーは低くなります。

そのため、成猫に与えるフードはドライフードとウェットフードの使い分けが好ましいと言えます。

子猫と比べて必要カロリー量が減るとは言え、栄養バランスを取ることは必要です。

そこで総合栄養食のドライフードを与えつつも、たまにウェットフードを与えることで猫の嗜好性を満たしてあげることができます。

猫によってはウェットフードの方を好んでドライフードを食べなくなることもあるので、様子を見ながら与えることで健康状態を保つことができます。

5.老猫に与えるフード

生後6年を過ぎた老猫は体に衰えが出てくるので、健康面での気遣いの他与えるフードの調整も必要となってきます。

そこで、老猫に与えるフードはウェットフードを中心に与えることをオススメします。

理由としては、噛む力が衰えてきてドライフードを噛み砕けなくなってくる猫が増えてくること、自力で水分を取る量が減るため、水分含有量の多いウェットフードで水分を補う必要があること、等があります。

ただし、先述したようにウェットフードのみでは栄養バランスが取れないこともあるので、必要に応じてドライフードを与えると良いでしょう。

もちろんドライフードを食べられているのであれば与え続けても問題ありません。

老猫用のものがあるので、そちらを選ぶと良いでしょう。

愛猫に合ったフードを選ぼう

最近のキャットフードは、飼っている猫の健康状態や年齢に合わせて様々なものがあります。

ただ、そこで大切な事は、一概に年齢などで与えるフードを決めるのではなく、飼っている猫に合わせて与えるフードを選ぶことです。

猫に最適なフードを選ぶことで健康な体作りにつながりますので、嗜好性を考慮しつつもより良いフードを見つけてみてください。

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