日本を代表する名犬である柴犬。
一時期は外来種のブームもあり柴犬人気は下火になりつつありましたが、テレビ番組などで多く起用されるようになったこともあってか、また新たに柴犬ブームが到来しています。
大きすぎず小さすぎない体、ピンと立った耳、つぶらな瞳ながらどこか賢そうに見える顔。
今では日本国内だけではなく海外でもとても人気名犬種となりました。
今回はそんな柴犬の性格についてご紹介します。
飼い主や家族に従順
柴犬は家を守る、家族を守る、という意識がとても強い犬です。
そのため、飼い主にはとても従順で、しつけも比較的しやすいです。
家のなかで誰が一番偉いのか、誰の言うことを一番きかなければいけないのかということもよくわかっています。
そしてとても我慢強い性格でもあります。
ですからお留守番も得意ですし、イタズラなどをすることはほぼありません。
飼い主の帰りをおとなしく待っていることができます。
他所の人にはあまりなつかない
柴犬はゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどの誰にでも友好的な犬種とは違い、家族以外の人にたいしてはあまり友好的な態度をみせません。
若干つめたくもみえるほどです。
縄張り意識が強いためか、自分の家にきたお客さんに対しても愛想をふりまくことはほとんどありません。
むしろ、敵だとおもいこんで吠えてしまったり威嚇してしまったりする柴犬もいるほどです。
けして攻撃をするわけではなく、家を守ろうとする意識からでる行動です。
そのため、どんなにあやされても、食べ物をあたえられようとも、用心深く見ているだけで近づいていかない場合が多いです。
もしも人に対してフレンドリーな柴犬を飼いたいのであれば、子犬から育てることがオススメです。
子犬のうちから他所の家の人や子供、他所の犬と頻繁に触れ合う機会をもっていると、比較的友好的でひとなつっこい性格の犬に育ちます。
自立心が高く甘えるということはしない
柴犬は古来から独立心、自立心がつよい犬種でした。
そのため一匹でいることがけして苦ではないのです。
ドッグランなどにつれていっても他所の犬とはあまりかかわろうとせず、自分だけで遊んでいます。
周りにあまり関心がないのです。
そしてほかの犬種がするように人間に甘えるなどということはしません。
かわいらしい顔つき、目つきではありますが、実はとても勇敢でオトコマエ、一匹狼な性格の持ち主です。
頭がいいけど頑固
柴犬は頭がよいです。
目の前にある光景をみて状況、空気を読むことができます。
家の中で犬を飼う場合、最初のトイレトレーニンングに苦労する方が多いと思うのですが、柴犬はとても頭がよいのですぐに覚えてしまいます。
犬を飼うのがはじめてという人でもしつけがしやすいのでオススメの犬種です。
しかし、ちょっぴり頑固な一面もあります。
一度やらないと決めたことは何度いってもやりません。
例えば人の言葉がある程度わかるようになってきて、色々な芸当ができるようにもなったにもかかわらず、お手だけは絶対にしない柴犬や、ボール遊びをしていて自分がボールをくわえたら絶対に話そうとしない柴犬などもいます。
しかし、それらも全て柴犬のかわいらしい個性です。
運動が好き
柴犬はとても穏やかそうにみえて、運動がとても好きです。
そのためお散歩は毎日欠かさず連れて行ってあげる必要があります。
そして歩く距離も比較的長く取ってあげたほうがよいでしょう。
運動量が少ないとそれがストレスになってしまい、無駄吠えをしたりするようになります。
とても活発で活動的な性格ですので、ストレスを発散できる環境を作ってあげましょう。
暑さ寒さも大丈夫
家の中でも外でも飼える犬種です柴犬は日本の犬ですので、日本の気候に適したからだの作りをしています。
多少の暑さや寒さはへっちゃらです。
そのため、外で飼うことも可能です。
しかし最近では家の中で飼う人のほうが多いようです。
ただ家がせまかったり、ケージの中にいれておかなければいけないなどという状況でしたら運動ができずストレスがたまってしまうかもしれません。
噛み癖が強い
子犬のうちは噛みグセがあります柴犬の子犬によくみられるのが、あまがみなどの噛み癖です。
じゃれたりあそんでいるつもりでやっているのだと思いますが、これをほったらかしにしておくと、大人になってから噛み付く犬になってしまうおそれがあります。
もともと警戒心が強い犬種ですが、その警戒心は年をかさねるとともにどんどん増していきます。
自分や自分の家族に危険がふりかかりそうだと判断したときに威嚇するだけではなく本当に噛み付いてしまうかもしれません、そうなったら大変ですので小さいうちにしっかりしつけをしましょう。
柴犬は忠犬になる素質を備えた性格
柴犬はその可愛らしい見た目とは裏腹に、しっかりと自分を持っている犬種です。育て方によっては、「忠犬」になってくれます。
愛情をいっぱい注いで育ててあげましょう。