ミニチュアシュナウザー

ドイツ語で「小さい髭」を意味するミニチュアシュナウザー。

その名の通り、髭のように見える、鼻と口周りの毛が特徴的です。

一般的に聡明と名高い彼らは、有名なアニメーションの主人公にもなっています。

今回はそんなミニチュア・シュナウザーの性格をご紹介します。

忍耐強い

とにかく賢い彼らは「お座り」などの基本のしつけは正しい教え方さえしてあげれば、すぐに覚えてくれます。

トレーニングによっては競技会などで行うような、ある意味「技」と言える動作もできるようになるでしょう。

飼い主も犬との、少しレベルの高い新しい楽しみ方が出来そうですね。

彼らの賢さは「人間の脳を持つ犬」とも言われるほどで、私たちの言葉をよく理解し、空気を読み、どのように行動したら良いかを考えられる、とにかく優秀な犬です。

活発

実は彼らは、とても陽気で活発です。

好奇心も旺盛で遊ぶことが大好き。

元々は牧羊犬やネズミを駆除するための犬とされていたため、とにかくよく動きます。

小さい体に似合わず、一匹で広大な農場を走り回って仕事をこなすほど体力がある、丈夫な体の持ち主です。

知能も高く身体能力も高い、人間で言うと文武両道と言ったところでしょうか。

ミニチュアシュナウザーが世界的に人気を誇る大きな理由は、そこにあるのかもしれませんね。

警戒心

好奇心が旺盛な反面、実は警戒心も強く、知らない人には懐かず、クールな対応をするとも言われています。

縄張り意識も強いので、番犬にも向いていますね。

ケンカっ早い傾向もあり、よく吠える子も多いようですが、ムダ吠えはしません。

基本的には人間に対して友好的で、特に家族に対しては愛情深い犬です。

子供がいるご家庭でも大変飼いやすい犬種と言われています。

また、例え友人が訪ねてきたときに、最初は吠えたとしても、相手が危害を加えないことがわかり、一度心を開けば、とても仲良くなれるようです。

従順であるが頑固なところも

飼い主として認識されると、他の犬がたくさんいる場所のような、彼らが興奮しがちなところで、自分が夢中になっていたとしても、ご主人様が声をかけると一目散に戻ってくるといったような従順さをもっています。

しかし、その賢さ故に、きちんとしたしつけが行き届いておらず、ご主人様だと思われていない場合、自分がこうと思ったら、こちらがどんなに指示を出してもテコでも動かないほどの頑固さを全面に発揮することでしょう。

可愛いからといって、やはり甘やかすのは良くないですね。

しつける際は、飼い主として毅然とした態度で、メリハリのある教育をする必要があります。

きちっとしている

ミニチュアシュナウザーは、とても真面目できちっとした性格なので、飼い主がだらしない生活や態度を取っていると、大きなストレスを感じてしまうようです。

お散歩やご飯の時間なども、きちっと決めてあげることが理想。

できないようであるならば、いっそいつも不定期に。

彼らのご主人様として、しっかりとした態度をとり、彼らと向き合いましょう。

そこに絶対的な信頼関係が生まれてくるはずです。

勇敢

ミニチュア・シュナウザーは勇敢で恐れ知らずな性格でもあります。

一度相手を敵と見なすと、自分を超える体格の犬にでも立ち向かっていくほど怖いもの知らず。

しかし、執拗に吠えることもあるため、飼い主の合図で鳴き止むようにしつけておくと良いでしょう。

甘えん坊

飼い主に従順な彼らは、今まで挙げていきた、聡明・勇敢といったようなクールでカッコいい姿とは別に、とても甘えん坊な一面もあります。

体をすり寄せてくる、飼い主が座っていると膝の上に乗ってくる、など、思わず抱きしめたくなるような可愛い行動をとることも多いミニチュアシュナウザー。

これは心を許したご主人様にだけ、見せる姿かもしれません。

しかし、甘えん坊であるが故に、飼い主が長い時間、家を空けるなど、スキンシップが不足することは、彼らにとって一番のストレス。

情緒が不安定になり、攻撃的になってしまうこともあります。

お留守番をさせる際は、何かしらの工夫をしてあげましょう。

また、彼らはご主人様と遊ぶことが大好きなので、短時間でも毎日遊んであげると良いでしょう。

ミニチュア・シュナウザーの性格を知ろう

賢くかっこいい姿と、べったりと甘えてくる姿のギャップの魅力を持つミニチュアシュナウザー。

これから犬を飼ってみようと思っている方、ぜひ家族の候補に入れてみてはいかがでしょうか。