日本ヒルズ・コルゲート株式会社(以下、ヒルズ)はペットフードを開発・販売する企業です。

ドッグフードもあるのですが、今回はキャットフードに絞って紹介します。

ヒルズのキャットフードは大きく分けて3種類

ヒルズは様々なキャットフードを販売しています。

その数はキャットフードだけでも35種類もあります。

そこまで数が多いのは、ヒルズがペットフードのリーディングカンパニーとして頑張っているからで、飼っている猫の状態に合わせて最適なキャッドフードとなるように、栄養バランスを調整している結果です。

その35種類のキャットフードは、大きな三つのカテゴリーに分類されています。

サイエンス・ダイエット、サイエンス・ダイエット〈プロ〉、プリスクリプション・ダイエット。

それぞれ特徴があり、それぞれの愛猫に合わせて選択してあげることが大切です。

ヒルズのサイエンス・ダイエットは総合栄養食

ヒルズのキャットフード、サイエンス・ダイエットは栄養バランスが優れています。

多くの獣医師や栄養学者が研究してきた栄養学に基づいたペットフードとなっています。

抗酸化成分を含んで栄養素の数は50種類以上と栄養豊富で、水とこのキャットフードがあれば一日に必要な栄養素を摂取することができますし、国内の9割のペットフードを試験および審査しているペットフード公正取引協議会も認めている総合栄養食となっています。

また、それだけでありません。

おいしさも工夫していて愛猫が喜んで食事できるようにしています。

このカテゴリーのペットフードは全部で11種類。

それぞれ愛猫の成長過程に合わせて選べます。

サイエンス・ダイエットは愛猫の年齢別に選ぼう

年齢や体型から室内猫のためのものなど様々な種類があります。

基本的には年齢別に見ていくと良いです。

キトン(子猫用)、アダルト(成猫用)、シニア(高齢猫7歳以上用)、シニアプラス(高齢猫11歳以上用)、シニアアドバンス(高齢猫14歳以上用)、年齢に合わせて5種類あります。

そこから派生するようにして肥満傾向の愛猫に向けた、ライト(成猫用)、シニアライト(高齢猫7歳以上用)があります。

それから室内猫用のものは、成猫用、高齢猫用の2種類あります。

一風変わったものとしては毛玉(ヘアボール)用のものがあり、上手く毛玉を吐き出すことができない愛猫のためのもので、毛玉を排泄するのを助けてくれます。

また成猫を対象とした、去勢・避妊した愛猫が標準体型に戻るまでのものもあります。

ヒルズのサイエンス・ダイエット〈プロ〉は健康も助けてくれる

栄養満点の特徴は残しつつ、さらに有効成分を配合しています。

その特徴を一言で表せば健康。

サイエンス・ダイエット〈プロ〉は健康ガードシリーズとも呼んでいます。

生まれてすぐの育ち盛りの時期に大切になってくる栄養素がありますし、成熟するにしたがって大切な栄養素は少しずつ変化していきます。

また老年になってくると栄養素のバランスが変わってくるのですが、それら成長段階に合わせて大切な栄養素はしっかりサポート。

健康に必要な栄養素を十分に配合しています。

さらにその味も専門家が担当していて、猫の味覚も分析していますので、毎日のおいしい食事を支えます。

サイエンス・ダイエット〈プロ〉は細かくサポートできる

健康に有効な成分が含まれているわけですが、こちらも主に年齢別に作られていて、さらに細かく特徴をつけています。

子猫用のものは「発育」だけですので迷うことはありません。

成猫用のものになると、子猫用の「発育」のように栄養バランスの良い「活力」、脂肪分やカロリーを何割か減らして、その分食物繊維で満腹感を促す「体重管理」を用意しています。

7歳以上向けの高齢猫用には、独自のタンパク質とミネラルを配合した「腎臓・心臓」、脳の健康に良い抗酸化成分を配合した「脳」、軟骨の維持に役立つDHAを最適に含んだ「関節」で愛猫を支えることができます。

また成猫、高齢猫両方に使えて、食物繊維を配合して便通を助ける「便通・毛玉」もありますし、「避妊・去勢」も年齢別に2種類あります。

ヒルズのプリスクリプション・ダイエットは病気のある愛猫のために開発された

病気を持っている愛猫のためのキャットフードです。

病気によって摂取を控えた方が良い栄養素があります。

そのため、普通のキャットフードでは必要以上に栄養素を摂取してしまって、病気を悪化させてしまう危険性があります。

しかも、病気によって摂取しない方が良い栄養素が異なっているので、獣医師の診察を欠かすことはできません。

これを食べたからと言って愛猫がすぐに元気になるということはありませんが、プリスクリプション・ダイエットは小動物の臨床栄養学から開発されており、病気を持っている愛猫の食事管理を目的として開発されました。

プリスクリプション・ダイエットは疾患別に分かれている

病気や疾患を持っている愛猫の食事管理として与えるのですが、該当する疾患は肥満と各内臓疾患です。

肥満に関しては、リバウンドにも配慮して体脂肪を管理する「メタボリックス」、さらに下部尿路をケアするための「ユリナリー」が配合されたものもあります。

それだけでなく、糖尿病のための「m/d」も体重減量させたいときにオススメですし、体重減量のためだけなら「r/d」、それから低脂肪低カロリーの「w/d」で体重管理のための食事を用意できます。

体重以外にも回復期には「a/d」、下部尿路疾患には「c/d」、ストルバイト尿石の溶解には「s/d」、高齢の心臓病には「g/d」、消化器症状には「i/d」、腎臓病には「k/d」、肝臓病には「l/d」、歯と歯茎には「t/d」、甲状腺機能亢進症には「y/d」、食物アレルギーには「z/d」。

色々と用意していますがくれぐれも獣医師の指示を従ってください。

手厚くキャットフードを展開しているヒルズ

ヒルズのキャットフードはかなりの種類があります。

年齢別だったり病気で分けていたりとかなり細かいです。

ですが、愛猫の状態にも様々なものがありますし、それぞれの状態に合わせて食事をした方がより良い生活につながると思います。

キャットフードだけでも35種類がありますが、大きな三つのカテゴリーの一つから年齢別に探すことで、自身の愛猫に合わせたキャットフードが見つかることでしょう。