きちんとしつけてたいつもりでも何故は無駄吠えが多い子になってしまったワンちゃんを飼っている人が意外と多いでしょう。
特に夜に吠えられるとご近所迷惑にもなりますし、犬は当然人の言葉を全て理解するわけではありませんので当然話し合いなんてできません。
そこで今回は何故無駄吠えをしてしまうのか、そして無駄吠えを止めるための効果的な方法をご紹介します。
まずは犬が吠えること自体は変な行為ではないことを認識する
まず犬が何故吠えるのかというと簡単に言えばそれが仕事だからです。
ですので、飼い主を危険から守りたいと思う気持ちが非常に強く、そのためちょっとした物音や人の声などに敏感に反応して吠えてしまうのです。
また犬は嗅覚や聴覚に優れているので人間が感知しないようなことまで感じ取ることができます。
ですので一見すると「無駄吠え」のように思えるかもしれませんが、この行動は「飼い主を危険から守りたい」と思っている気持ちの表れであることも覚えておいてください。
まずはこの認識をすることによって無駄吠えの理由を探ることができます。
叱るだけではダメ
犬としては「物音が聞こえたから吠えた」「飼い主以外の人の声が聞こえたから吠えた」という風に理由があって吠えています。
ですので叱ってしまうのはあまり良いことではありませんし、根本的な解決には繋がりません。
また場合によっては吠えるべき時も全くないとは言えません。
泥棒が入ってきた時、火災などが発生した場合、犬自身に危険があった場合などは犬はいち早く感知して飼い主に知らせることができます。
しかし吠えることを全て叱りつけてしまうと犬は「吠えることは悪いこと」と捉えてしまい、本当に吠えなければいけない時に吠えられない状態になります。
ですので無駄吠えを無くすために叱るというしつけ方法は間違っている方法です。
不安を出来る限り取り除いてあげる
犬が吠えてしまうのは周りの環境が落ち着けない状態だからこそ吠えてしまうのです。
ですので、落ち着ける環境を作ることでも無駄吠えを止めることができます。
夜寝る際に可能であれば犬は外で寝かせるのではなく、家に入れてあげたりすることも効果的です。
また無駄吠えをした場合叱るのはよくありませんので、気持ちをなだめてあげましょう。
身体を撫でてあげながら「大丈夫だよ、心配しないで」と優しい口調で言ってあげると少しずつ気持ちも落ち着いてきます。
またこれを根気強く飼い主さんは続けることが大切です。
一度やれば解ってくれるというのではなく何度も何度も安全であることを教えることで自然と犬は理解していき、初めて無駄吠えを減らすことができるのです。
ですので、吠えるたびにこのような行動を取ってあげることも無駄吠えを止める方法の一つです。
飼い主以外の人に慣れさせる
忠実心の強い犬ほど飼い主以外の人間に対して吠えてしまうという傾向にあります。
ですがこれは飼い主以外の人間は全て敵だと認識している表れでもあるので、これが無駄吠えに繋がっていることもあります。
ですので、出来る限り飼い主以外の人間とも触れ合わせることが大切です。
かといっていきなり他人と遊ばせろというわけではなく、飼い主さんが監視の元初対面の人と対面して、大丈夫そうであれば頭を撫でてあげるなどをしてあげましょう。
こうすることで飼い主さん以外でも良い人はいると認識させることが出来るので犬も無駄吠えが徐々に減っていくでしょう。
無駄吠えは病気の可能性もある
無駄吠えは多くの原因は忠実心によって飼い主を守るための行動の一つですが、場合によっては病気の可能性もあります。
身体のどこかが病気やけがなどで痛くて鳴いていることもあるので無駄吠えが気になるようになったらまずは身体に異常がないかも確認してみてください。
またけがの場合ですが、犬は毛で覆われた動物です。
ですのでパッと見ただけでは気づかないこともあるので触って細かい部分まで確認することが重要です。
確認してもわからなかった場合や不安に感じた時は獣医さんにきちんと診てもらうのも良いでしょう。
犬は人間のように「頭が痛い」「お腹が痛い」「脚をけがした」と発言が出来ません。
痛みを訴えるのも吠えるという行動です。
ですので、無駄吠えと思っていても念のため身体に異常が無いか確認することも飼い主さんの役目です。
犬の無駄吠えの理由を知っていくことが最初の一歩
無駄吠えと言ってしまうと悪い行動のように思われがちですが、実際には犬は本能からくる行動です。
ですので、変に叱りつけたりするのは犬からすれば「なんで?」と思ってしまうことでもあるのです。
犬は飼い主さんを守りたい、危険を教えてあげたいという一心で吠えていることが多いのでその気持ちにまずは感謝してあげることが大切です。
またたかが無駄吠えと思わずに何故吠えるようになったのかなども考えてあげながら上手く犬と付き合っていくことで無駄吠えも止めることができるのです。