犬を外飼いする際の注意点5つ。愛犬を外飼いをしよう

昔の日本では犬を飼うと言うと、外に繋いで、食事は家族の残り物である味噌汁にご飯と言ったような家庭が多くあったようです。

また、愛玩犬と言うよりも、番犬として飼うことが一般的でした。

しかし、現代の日本では外で飼うような柴犬や雑種、大型犬などでも、室内で飼うことが多く、家族の一員として迎えるケースが大半となっています。

そのため、あまり外で飼われている犬を見ることは少なくなりました。

しかし今でも、外で犬を飼っている家はあります。

愛犬を外飼いする場合には、どのような点に注意しなくてはいけないのでしょうか。

外で飼う際には蚊やダニなどに注意

現在のペットのほとんどは、室内飼いが多いため、あまり外で過ごす時間も少ないようです。

散歩などで外に行くだけの犬も多く、エアコンの効いた部屋で、夏は涼しく、冬は暖かく過ごしている犬や猫も沢山います。

そのため、あまり蚊に刺されたり、ダニがついたりと言う心配がないようです。

しかし、外で犬を飼うと言うことは、それだけ蚊やダニ、ノミなどの害虫に愛犬が刺される可能性もありますので、きちんと対処しなくてはいけません。

害虫駆除の薬などを動物病院で処方してもらい、毎月、しっかりと予防する必要があります。

もしこれらの虫に感染していた場合には犬も身体が辛いですが、人間に移ってしまう恐れもありますので、注意しましょう。

食事の時間や散歩の時間を忘れない

他にも外で犬を飼う理由として、排泄のために散歩に行く必要が無いと言う飼い主もいますが、この場合には、外で犬が暮らすスペースがどれだけあるかにもよります。

犬が暮らしている庭が広ければ、それだけ犬にはストレスも溜まらず、庭の一角に排泄をすることを覚える犬もいます。

しかしスペースが狭い場合には、そこで排泄することを教えると、犬には自分のテリトリーを汚すことになりますので、排泄を我慢したり、ストレスになる可能性もあります。

また、同じ場所ばかりにいることも、犬には精神的な負担となりますので、出来るだけ外に散歩に連れて行くことも大事です。

それに排泄だけではなく、食事もうっかりと忘れてしまう可能性もありますので、きちんと犬の食事の時間を決めておきましょう。

一緒に水も毎日入れ替え、犬がたっぷりと水分補給出来る環境を作ってあげましょう。

寂しい思いをさせないようにする

犬を外で飼う場合には、やはり放置することが多いため、あまり犬に構わなくなるケースもあります。

そのため、犬が寒がっていたり、逆に暑がっている場合でも、放置してしまい、気がついたら犬が弱ってしまうことも考えられます。

このようなことを避けるためにも、犬の様子をきちんとチェックして、一日に数回は犬と関わりを持つようにしましょう。

犬にとっては、飼い主が全てであり、飼い主からの愛情を受けることで、幸せだと感じる犬も沢山いるのです。

中でも、子どもが生まれたため外で暮らすようになった犬の場合には、やはり自分がそれまで暮らしていた室内が恋しく、飼い主の愛情を感じることが出来なくなってしまうと、途端に体調を崩してしまう犬もいます。

また、寂しさからやたらと無駄吠えをするようになったり、攻撃性が増し、人に噛み付いたりするようになる犬もいるようです。

このようなことを避けるためにも、犬を抱きしめたり、遊んであげることが大切です。

犬の暮らす環境を整える

いくら充分な広さの庭があり、犬にとっては走りまわれるような状態でも、雨や風をしのぐ小屋が無いと、犬には辛いものです。

そのため、犬を外で飼う際には、しっかりとした犬小屋を用意してあげましょう。

木で出来たものなどは、見た目もお洒落ですが、雨などで痛んでしまう可能性もあります。

そのため、プラスチックなどの素材の小屋なども良いかも知れません。

また、犬小屋を設置したら、風などで飛ばないように、しっかりと地面に固定し、犬が安心して暮らせるようにしてあげましょう。

中には毛布などをひいて、寒さなどから犬を守るようにすることも大事です。

この毛布もひきっぱなしだと、汚れたり、ダニが沸いたりすることもありますので、適度に洗濯もしてあげると良いでしょう。

暑い夏にぴったりのクールマットなどもありますので、このようなものを利用するのもオススメです。

壊れにくいリードをつける

その他にも、外で犬を飼う際には、脱走などの恐れもありますので、きちんとリードなどを固定しておくことも大事です。

脱走した犬によって、子どもが怪我をしたりする事件も起こっていますので、普段から犬にはきちんとしつけを行なうようにしましょう。

きちんと飼い主をボスだと認識させ、待て、お座りなどの簡単なものから、命令を教えておくと良いでしょう。

外飼いでもしっかり飼おう

外飼いは室内飼いよりも危険なことも多いため注意をしていきましょう。

きちんと飼っていくと番犬として活躍をしてくれるかもしれません。