ゴールデン・レトリーバーやらブラドール・レトリーバー、ダルメシアンといった大型犬を飼う際には、小型犬の何倍もの注意点が必要です。
そのため、今からオススメするグッズを揃えておき、飼う前に計画を決めておきましょう。
犬小屋やケージなど
まず、大型犬が住む家を用意しなければなりません。
屋外で飼う場合、自分の住処となる犬小屋などを用意しておくことは大切です。
屋内飼いであっても、人間の住む家や部屋は大きすぎるため、ストレスを感じてしまいます。
周囲に柵があるケージなどは犬にとって安心感があるため、手ごろなサイズの犬小屋、ケージなどを用意しておくことで、環境作りをしてあげましょう。
ケージは犬にとっての家、という役割だけでなく、イタズラや室内汚しの対策、効率的にしつけを行えるなど、様々な効果が期待できます。
ただし、通常サイズのケージなどは、大型犬にとっては少々窮屈に感じてしまいます。
自分の大型犬にあったサイズのものを用意しましょう。
リード・ハーネス
大型犬は基本的に力が強く、お子さんや他の犬、器物などを傷つけてしまう恐れがあります。
きちんとしたしつけは当然ですが、まずは散歩用の首輪やリード、ハーネスなどを用意しましょう。
試着は必須で、犬のサイズに合ったものを選ぶことが大切です。
また大型犬は散歩中、興奮すると無理に引っ張る・突進するなどの行動に出ることもあるので、犬の行動や特性をよく観察し、対策のとれるものを選択することも重要です。
なお、材質はナイロンやビニールより、皮製の方が丈夫で長持ちします。
力の強い大型犬はリードなどが傷みやすく(特にしつけが不完全な時期は、よく暴れます)、何度も買い換えねばならない手間を考えると、丈夫なものを選ぶべきでしょう。
ウエアやレインコート
犬の散歩は毎日必須ではありませんが、散歩に連れていけない日が続くと、犬のストレスとなってしまいます。
特に梅雨時などは出かけられない日も多いため、犬用のウエア、もしくはレインコートがあれば、雨の日も安心して出かけることができます。
大型犬はどちらかといえば寿命が短い傾向にありますので、外出の際にできる温度管理としてもオススメです。
ただ小型・中型犬と違って服の種類が限られてきますので、サイズ合わせのための試着は必須です。
最近はおしゃれな犬用ウエアも多いので、犬に合った色やデザインのものを選択するのも、可愛らしくてオススメです。
ただし、ある程度自分で体温調節をすることも覚えなければならないため、常に着させておくことは逆効果となってしまいます。
フリスビーやボーンなど遊び道具
遊び道具は大型犬でなくても、犬を育てるときには必須のアイテムです。
飼い主とのコミュニケーションや信頼関係を築く手段、犬のストレス解消、運動、しつけなど、様々な効果が期待できます。
種類も豊富で、ボールやフリスビー、ラバートーイにボーン(骨型のくわえられるおもちゃ)、ヒモが付けられるコングなど、実に多彩です。
犬によって好きなおもちゃは異なりますので、興味をもった種類のものを選んでみましょう。
基本的に使えば使うほど犬も愛着が湧いてくるので、丈夫で長持ちするものが選択のポイントです。
エサのための道具
大型犬は食事量も多く、力が強いため、エサの器にも一工夫が必要です。
柔らかいプラスチック製のものは避けて、ステンレスや陶器で安定性のあるものを用意します。
エサを盛る給エサ器、水を入れる給水器と、それぞれ分けて購入した方が、病気などの対策になります。
丈夫な材質のものは、犬が噛んだ際に欠けたりすることがなく、雑菌の繁殖防止になるため、衛生的な効果も期待できます。
必要に応じて高さを調節できる食器スタンドや、ドッグフードを保存・備蓄できるフードストッカーなどがあるとより便利です。
その他、便利なもの
大型犬は重量があるため、段差や坂が多い場所は犬に負担がかかり、ストレスの元となります。
移動用のバギーや、大型犬用のドッグスリング(抱っこひも)などがあれば、移動に便利です。
また大型犬は夏の暑さに非常に弱いため、放熱してくれる犬猫用のカバーなどがあれば、ストレスになりません。
大型犬のサイズに合わない場合も多いため、複数枚購入しておきましょう。
また体が大きいため、窓やドアのカギを開けたり壊されることも多々あります。
そうならないよう、事前にカギのカバーをつけておく、開けられないようなグッズを導入する、などの対策が必要です。
大型犬を迎える準備をしよう
大型犬は食事量も多く、手間がかかってしまいます。
大きな体躯と力を持っているが故に、他人や他の犬に思わぬ危害を加えてしまうケースも多々あります。
しかし、きちんとした道具と、正しいしつけをしてあげれば、どこにも迷惑をかけることなく、大切な家族の一員となれます。
飼う計画を立て、その犬にあった道具を準備し、愛犬と共に楽しい生活を送りましょう。