犬の忠誠心が高い理由とは。なぜ飼い主に忠実なのか

最終更新日:2016年9月16日

犬はいつでも人懐っこくて、愛嬌のある表情や仕草で私たちを癒してくれますよね。

ありあまる勢いで散歩ではしゃいだり、元気にドッグランで走り回ったりするのを見ることはよくあると思います。

その一方、盲導犬や警察犬として、人との共生関係を築いている犬というの多く存在します。

こうした犬の忠誠心は、他の動物には見られない、人間と犬との間の独特の関係ではないかと思います。

では、どうして、犬がこんなにも人に忠実に働いてくれるのでしょうか。

いろいろな要因についてご紹介します。

1.犬は知能が高い

頭がいいと言われている動物はたくさんいますが、さまざまな動物と比較しても、犬の知能は高く、他の動物を引けを取りません。

チンパンジーやイルカといった、一般的に「頭の良い」イメージのある動物たちとじゅうぶんに肩を並べられるレベルです。

きちんとしつけをしてあげれば、本当にいろいろなことを覚えてくれますよね。

そうしたことを考えると、知能が高いと言われることも、まったくく不思議なことではありません。

一概に「知能が高い」と言っても、どういう風にその知能を判断するかはいろいろな基準があります。

犬の場合、例を挙げると、人間でいう2、3歳くらいのコミュニケーション能力があるそうです。

ある程度の単語や言葉は記憶して、そして理解することができるという風に言われています。

さらに訓練次第では、もっとたくさんの言葉を覚えるというのは、本当に驚きですよね。


2.犬のリーダーを認識する能力

犬はもともと群れをなして生活しているものが多かったために、社会性というものが本能的に備わっています。

群れで行動する動物の多くは、集団での規律や上下関係というのを明確に持っています。

犬もその多くに漏れず、そうした集団生活の中でリーダーを識別する能力があると言われています。

この群れで生活する上でリーダーに忠実であるという性格が、人間への忠誠心に繋がっています。

今はそれぞれの家庭で飼われている犬でも、しっかりと自分の飼い主を認識しています。

家族以外の来客に吠えてしまったり、余所の犬に警戒したりするのも、このような性格が原因だったりします。

逆に、飼い主を自分より下だと認識すると、わがままな性格になってしまったりすることもします。

子犬の頃からの犬のしつけが大切だと言われるのは、こうしたことがあるからに他なりません。

3.犬が飼われてきた生い立ち

古くから人といっしょに生活してきた犬ですが、昔は放牧犬や狩猟犬として飼われていました。

ペットとして飼われるようになったのはここ数百年ですが、犬と人間の付き合いは紀元前まで遡ります。

人の生活のパートナーとしてずっと傍にいることから、人と犬の共同生活には長い歴史があります。

人にとって犬が身近であるように、犬にとっても人は身近な存在となっているのではないでしょうか。

高い知性や集団生活で培われてきた社会性により、ペットになっても上手に人の生活に適用することができます。

猫や他の動物が人にそれほど懐かないのを考えると、その差は歴然だと言えます。

もともとの性格や生い立ちもありますが、それだけなく、長い年月をかけて築かれた信頼関係とも言えます。

普段はそれほど注意を払うこともありませんが、いろいろな条件が整って成立するとても珍しい関係性なのかもしれません。


4.犬の持っている性格やしつけ

犬にも人間と同じように、それぞれに違う性格があります。

人懐っこく、警戒心なくすり寄ってくる犬から、飼い主一人にしか心を開かないような犬もいます。

古くは番犬や軍用犬として活躍していた犬種は、ワンマンドッグといって、リーダーである飼い主にしか懐かないことが多いです。

その代わり、その飼い主には何があっても指示に従うというような、順々な性格を持っています。

このように誰にでも愛想を振りまく犬もいれば、そうでない犬や犬種も多くあります。

人への懐き具合や忠誠心というのは、犬ごとの性格に左右される部分も大きかったりします。

そして、犬の性格に加えて、飼い主のしつけや周りの環境も犬の成長には大きく影響を与える要素の一つです。

犬の忠誠心の強さには先天的な部分も、同時に成長の途中で身に着くものもあるということです。

5.いっしょにいる時間が長い

犬が他の動物と決定的に違うのは、やはり人といっしょに過ごす時間の長さではないでしょうか。

こうしていっしょに過ごす時間を積み重ねることが、信頼関係を作るのに大きく影響しているのは言うまでもありません。

私たちが犬に対して感じる愛情や愛着を、犬も私たちに対して抱いているだと考えられています。

数々の犬のストーリーを聞くと、本当に家族の一員になっているんだなというのを感じずにはいられません。

犬は嗅覚の鋭い動物ですが、いっしょに暮らすうちに、私たちが不安なときに出す汗の匂いに反応するとも言われています。

また人と同じような感受性があり、人の感情の機微も察しているのだとも言われています。

いっしょにいる時間が長くなることで、人の気持ちがわかるようになると言ってもよいかもしれませんね。

それくらい人に近い存在になっているということなんでしょうね。

犬の忠誠心の高さの理由を知ろう

犬というのは、数あるペットの中でも、とりわけ身近に感じられる存在です。

高い知性やその性格、さらには、長い時間をかけて人との共存関係を続けて今に至ります。

そうした中で身に付けた忠誠心というのは、これほどまでに強いものなのかと、時々驚かされることもあります。

忠犬ハチ公やフランダースの犬のような、本当に飼い主に忠実な犬の話は世界各地に存在します。

ときにいっしょにはいしゃいだり、ときにはいっしょに悲しんだり…ときには家族の一員として、そして盲導犬のように私たちの生活の一部としていろいろな役割を果たしてくれます。

そうした時間を共有できるパートナーだからこそ、お互いの信頼や忠誠心というのが育まれてくるんでしょうね。

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