とても愛らしい姿と表情で、飼い主さんや周りの方を虜にする子犬。
しかし、実際に買うとなると様々な知識が必要となるもの。
その一つとして、我々人間の赤ちゃんにNGな食べ物が多いように、子犬の食事にも相応の注意が必要となります。
そこで今回は犬を飼育する際に注意が必要なドッグフードについてのポイントをご紹介します。
子犬の食事は、離乳から1歳まで
食事において、子犬としての食事が必要となるのは離乳から1歳を迎えるまでの時期。
たくさんの栄養を摂取し、大きくて元気な大人へとなるための、とても大切な時期となります。
この時期の食事は、犬の身体の基本をつくる時期となるため、何をどうあげるのかが非常に重要な時期と言えるでしょう。
飼い主として犬の命を預かる身として、正しい知識と行動が求められます。
離乳を開始する時期としては、大体、生後1ヵ月が経ったタイミングが多いです。
ペットショップなどで購入する方は、この時期くらいの犬を買われる方が多いのではないでしょうか。
その場合、ミルクと離乳食を与えて栄養素を補給させてあげることを心掛けましょう。
離乳食としてふさわしいドッグフードとは
生後1ヵ月が経過すると、いよいよ離乳食の開始時期。
飼い主さんとしても、成長が嬉しい瞬間なのではないでしょうか。
離乳食としてふさわしい食事は、この後に出てくる「子犬用ペットフード」をお湯でふやかしたものです。
特にペットフードに慣れていない時期は、さらにスプーンで潰し、ぐちゃぐちゃにしたものをあげましょう。
この時期で子犬はミルク以外のものを食べる練習を行い、かつペットフードの味に慣れるという大切な時期となります。
最初はミルクと同時にあげ、だんだんとミルクの量を減らして子犬ペットフードに切り替えていくようにするのがオススメです。
ドッグフードは消化吸収の良いものを選ぶ
子犬用のペットフードとして、何が必要か。
その条件として第一に必要なのは、消化吸収の良い物かと思います。
子犬のうちは特にペットフードに慣れていないため、消化吸収に優れていません。
大人と同じペットフードを与えると、消化不良を起こしてしまう可能性があるのです。
子犬にあげるペットフードを選択する際には、消化吸収の良さを第一に考えてあげるのがオススメです。
ドッグフードは粒の小さなものを選ぶ
こちらは消化吸収にも通じるところではありますが、子犬にあげるペットフードは、粒が小さなものであることが理想的です。
特にまだペットフードに慣れていない時期の子犬は、固形物を食べることに慣れていない状態です。
粒の小くて、食べやすいものを選んであげることで、ペットフードへの苦手意識を改善してあげましょう。
さらに言うと、粒の小さなものを選ぶと、飼い主さんとしても楽になる瞬間があります。
それは、お湯でふやかすとき。
特に生後2か月くらいまでの時期は、ペットフードをお湯でふやかして与えてあげることが必要になります。
粒の小さなペットフードの方がふやかす時間も短くて済むため、理想的だと言うことができるでしょう。
動物性の高タンパクなドッグフードを選ぶ
犬の場合、生まれてから半年ほどの時期を「急成長期」と呼びます。
種によっては、生まれてからこの時期の間に何倍にも身体が大きくなる時期。
成犬よりもたくさんの栄養素を必要とする子犬の時期だからこそ、動物性の高タンパクなエサを選んであげることを意識しましょう。
ただ、このときに必要な注意点としては、「あげ過ぎてはならない」ということ。
よくある飼い主さんの例として、食べている姿が可愛すぎるので、たくさんあげてしまう、というものがあります。
しかし、それでは子犬がタンパク質を摂取しすぎてしまい、太ってしまいます。
それでは犬の健康にも良くないため、適切な量を調べ、様子を見ながら調節することが必要となるのです。
安全なドッグフードを選ぶ
こちらも、人間の赤ちゃん同様に気を付けたいところです。
まだ子犬の時期は体内の抗体が強くはないため、副産物や人口原料などにも、ひょっとしたら注意が必要となるかもしれません。
やはり、子犬という時期は犬の一生をつくるうえで、とても大切な時期。
食の安全には、十分注意したいという親心も理解できます。
しかし、食の安全に関してはどこまで注意すれば大丈夫、という絶対的な基準はありません。
どこまでを気にして、どこからをOKとするのか。
飼い主さんの中で軸となる基準をつくり、ある程度線引きしたうえで納得することが件名なのではないでしょうか。
子犬にとって最適なドッグフードを選ぼう
ミルク以外で初めての食事となるものや、身体をつくる大切な食事。
とことんこだわって、大切に育ててあげたいですよね。
みなさんも、大切なポイントを抑えつつ、その犬だけの大切なドッグフードを選んであげてください。