子犬を散歩させる際のポイント5つ

犬を初めて飼う人にとって、子犬の散歩というのは初めてでどうしていいかわからなくなってしまうもの。

でも、子犬の時期にきっちりと散歩でもしつけをして置かないと10年20年と犬と散歩をするのに飼い主が苦労をすることになってしまいます。

また、子犬というのは色々なものに興味があって、注意しなければならない点は沢山あります。

そこで今回は、子犬を散歩させる際のポイントをご紹介します。

首輪ではなくハーネスで散歩する

普通、犬の散歩と言えば首輪とリードをつないで散歩をさせるのですが、子犬の時は首輪よりも体全体を支えてくれるハーネスをオススメします。

なぜかというと、首輪で散歩をした場合、犬が急に止まったり引っ張ったりしたときに首に負担がかかりやすく、筋肉や骨も柔らかい子犬には負担がかかりすぎてしまうからです。

その点ハーネスですと、胸や脇など負担が分散されて犬もケガをしにくいですし、万が一の時に抱き上げやすいのです。

そのため、子犬を散歩に連れていくときは首輪ではなくハーネスも用意しましょう。

ハーネスの種類はペットショップなどで販売しているものでOKです。

できれば、犬に負担のかからない柔らかいものを選ぶようにすると、嫌がらずにハーネスをしてくれるでしょう。

また、子犬の時期にハーネスになれさせておくと、高齢になってハーネスが必要になったときに抵抗なくハーネスを付けてくれます。

最初は短い時間外で遊ばせる

子犬は疲れやすいもの。

飼っている犬の、平均的な運動に必要な時間をいきなり歩かせてしまうと疲れてしまい、風邪やケガの原因にもなってしまいますし、大きな車や他の犬などを怖がって散歩が嫌いになってしまうこともあります。

ですから、子犬を散歩させるときには、まずは庭や駐車場に出て外の空気に慣れさせる程度にし、歩くにしても5分程度から日に日に時間を増やしていく感覚で進めましょう。

車通りが多い場合は、抱っこして公園などの広くて犬を遊べる場所を探しても良いでしょう。

犬や人と触れ合うのにも気を付ける

子犬は多くの人にとって可愛い存在です。

そのため、ひとたび散歩に出ると子供や他の犬連れが寄ってきて、触ったりなでたり遊んだりしてくれるでしょう。

そういった触れ合いは犬にとっても大事なものですが、子犬の時期はかなり疲れてしまうので、長い時間他の犬や人と触れ合うのは避けましょう。

また、子供は特に悪気なく触ったりなでたりしてくれますが、加減ができずに犬が怖い思いをしたり痛い思いをしてしまう可能性があるので、気を付けるようにしましょう。

他にも、オスの犬の場合は縄張りなどの関係もあり、子犬だとしても唸ったり威嚇したりすることも多いので、子犬が他の犬に近寄る前に、相手の飼い主さんに許可を取ってから近づかせるようにしましょう。

メスの犬でも、怖がりだったり、人見知りだったりして唸ってしまったり噛んでしまう場合があるのです。

なので、必ず犬同士が近づく前に飼い主に許可を取るようにしましょう。

散歩中の拾い食いに注意

子犬は好奇心が大変あり、散歩の途中に落ちているものを食べてしまう可能性があります。

人間がポイ捨てした食べ残しだったりや害獣用の毒、農薬のかかった雑草などが落ちていることがあり、そういったものを子犬が食べてしまうと、最悪の場合死に至る危険性があるのです。

そのため、犬を散歩させるときに犬を先に歩かせるのではなく、自分が先に歩き、犬の歩くところに何か不審なものが落ちていないか、草が不自然に枯れてはいないかを確認しながら歩くようにしましょう。

子犬のころはそういった除草剤などでも危険があるため、散歩の際はかなりの注意が必要で、もしも仲の良い先輩飼い主さんがいるのであれば、情報共有をするようにしておきましょう。

自由を奪いすぎない

子犬の時の散歩のしつけはかなり大事ですが、犬にとって散歩はストレス発散の手段の一つ。

ですので、最低限のしつけ以外は自由にさせてあげてもいいでしょう。

例えば、引っ張らない、自分より前を歩かないなどのしつけをする代わりに、広い場所にいったらリードを伸ばして思いっきり一緒に走ってあげる、言うことを聞けたらおやつをあげる、仲良しの犬と遊ばせてあげるなど、自由や楽しみを与えてあげましょう。

子犬の時期にお散歩が好きになれば、将来しっかりと運動をして健康に過ごすことができるのです。

子犬が散歩を楽しめるように散歩しよう

犬を散歩する上で、様々なポイントがあります。

子犬の時期だけでなく、糞尿の処理や他の犬に対するマナーなどは必ず守るようにし、噛み癖は特にしっかりとしつけをしておきましょう。