昔からペットとしてよく親しみのある犬ですが、世の中には犬嫌いの人や、気持ち悪いと感じる人もいたりします。
飼っている人からしたらかわいいと思える犬の仕草でも、そうした人が苦手だと感じる理由にはどういったものがあるのでしょうか。
犬に対してアレルギーがある
そもそも、世の中には犬や猫などにアレルギーがある人がある人は少なからずいます。
中には触ると皮膚や目が痒くなってしまったり、くしゃみが止まらなくなってしまうような、強いアレルギー反応が出る人もいます。
そうしたアレルギーがあっても好きとかかわいいと思う人もいますが、大半の方は苦手意識を持っています。
自分にとってそうしたものをもたらす生き物を好きになるというのも、なかなか難しいものですよね。
こればかりは治そうと思って治るものでもなく、仕方ないと言わざるをえません。
人それぞれ好き嫌いはあっても、こうしたどうしようもない理由で敬遠する人は意外に多かったりします。
例えば嫌いな食べ物を無理に食べようと思ったりする人は、あまり多くはありませんよね?
ましてや、アレルギーのあるものを食べようとする人なんていないのと同じです。
衛生面が気になってしまう
潔癖症ではないにしろ、犬はあちこち舐めたりするので、衛生面が気になるという人もいます。
人間ではないので、毎日お風呂に入ったりするわけでもありませんし、菌や病気に対する負のイメージが強いのでしょう。
特に小さなお子さんがいたりすると、そういうところに神経質になっている人も多かったりします。
犬にしてみても、赤ちゃんや大人という区別はきっとないので、舐めてはいけないとは想像だにしないでしょう。
季節の変わり目には毛が抜けて落ちたりするので、毛自体を嫌う人や、外を走ったりした犬のダニなどの虫や菌が気になるのももっともです。
部屋が落ちた毛で汚れたり、服にそうしたものがつくのを良しとしないのもわかります。
他にも、犬ならではの臭いや生活臭が苦手という人も少なからずいたりします。
飼っている人はあまり気にならなくても、そうした獣のような臭いというのは少なからずあったりします。
過去のトラウマがある
小さい頃に犬に吠えられたり噛まれたりして、恐怖心やトラウマがある人も世の中には多くいます。
人によって感じ方は違うと思いますが、小さな頃にそうした経験をすると、なかなか怖いイメージは拭えなかったりします。
近所の犬に吠えられたとかそうした経験は誰にでも一度や二度、あるのでしゃないでしょうか。
大型犬に吠えられたりしたら結構な迫力がありますし、幼心にそうしたイメージがくっきりと焼き付いてしまったりします。
これは別の意味のトラウマですが、昔可愛がっていた犬が死んでしまって、それ以降犬を避けるようになってしまう人もいます。
可愛がっていたばかりに、その犬が亡くなってから犬を見るのが辛くなってしまうこともあります。
大体の場合には、そこまで思い入れのある人は、本当に犬好きだったりするのですが、中には好きすぎてというパターンもあります。
昔のことを思い出したり、記憶がフラッシュバックしてしまうので遠ざけてしまうのもなんだか複雑ですね。
噛んだり吠えたりしつけが悪い
すべての犬に共通するわけではありませんが、犬=しつけが悪いというイメージがあって嫌悪感を抱く人もいます。
人懐っこいと思う人もいれば、そうした犬の振る舞いを快く思わない人も多くいます。
100%犬が悪いわけではありませんが、中には大きな声で吠えたり、いきなり人に飛びかかってくるような犬もいます。
しつけが悪い犬というのは、自分に危害を与える可能性があると思ってしまうと、どうしても怖いと思ってしまいますよね。
こうしたことは犬好きの人にとっては、犬ならではの可愛らしさや愛嬌に思えるかもしれません。
ですが、きちんとしつけられたお利口な犬がいる一方で、残念ながらしつけが行き届かずにわんぱくすぎる犬も多く見かけます。
もともと苦手意識のある人にとっては、そうしたことが犬嫌いにつながっていってしまいます。
人と同じで、迷惑をかけるような子は、あまり心象良く写らないものです。
飼い主のマナーが悪い
犬にとっても風評被害かもしれませんが、放し飼いにしたり、散歩のときにフンの始末をしない飼い主さんもいたりします。
そうした飼い主さんのマナーが原因で犬嫌いになっていしまう人は、意外と多かったりします。
散歩は確かに必要なのかもしれませんが、自分の家の庭や駐車場におしっこをするのを快く思わない人も多くいるでしょう。
スーパーや飲食店の店内に連れて行こうとする人がいたりするので、飼い主さんも犬嫌いの人がいるということを考えなければなりません。
犬好きな人も多く、ペットブームも相まって、ペットとして最もポピュラーな犬ですが、飼い主さんのマナーはみんなが同じレベルというわけではありません。
しつけも含めて、しっかりと飼い主さんによる気遣いやマナーがなければ、こうした嫌悪感は増えてしまう一方です。
しつけが悪い犬の振る舞いというのにも多少重複しますが、飼い主の振る舞いで犬が嫌いになってしまう人もいるのです。
一人の飼い主さんの行動がこうした犬嫌いの人を増やしてしまう原因になったりすることは、あまり喜ばしいことではありません。
犬を気持ち悪いと思う人の心理を知ろう
犬嫌いの人には、それぞれにいろいろな理由があったりします。
アレルギーがあったり恐怖心があったりするのは仕方ないかもしれません。
しかし、しつけの悪さや飼い主さんのマナーが犬を遠ざけてしまっているのなら、ちょっと悲しいですよね。
かわいい犬の魅力がちゃんと多くに人に伝わるように、そうしたことにはじゅうぶん気を付けておきたいものです。