ウェルッシュコーギーは根強い人気を誇る人気犬種です。
犬らしい顔に、胴長短足の愛嬌のある体形と、なんとも可愛らしい特徴を持っています。
ただ、コーギーがこれほどの人気を誇るのは、活発な性格も飼い主たちを魅了しているためでしょう。
今回は、これからコーギーを飼いたいと考えている方のために、コーギーの飼い方のポイントについてご紹介します。
コーギーは室内飼育向き
コーギーは室内飼育向きなので、家族と一緒に生活することをオススメします。
確かに中型犬でがっちりとした体格のため、頑丈なので基本的には外飼いでも問題はありません。
ただ過度に寒暖が激しい場合は、外飼いはオススメできません。
また、家族としっかりとコミュニケーションをとれる環境の方が、コーギーという犬種としての性格の良さが発揮されることでしょう。
そのため、基本的には室内飼育が良いですが、体力のある犬種なので、自由に外にも行き来できるようなお庭のある環境のご家庭がベストと言えます。
逆にコーギーほどの体力の持ち主の犬をマンション暮らしで飼育するとなると、少し狭いと感じるかもしれません。
家庭の中で段差をあまり作らない・滑らせないように心がける
コーギーと言えば、胴長短足の可愛らしい体形が特徴的です。
ただ、コーギーはその独特の体形のために、かかりやすい病気もあります。
椎間板ヘルニアという病気をご存じでしょうか。
コーギーを飼う前に、必ず知っておいた方が良い病気と言っても過言ではありません。
少しでも腰への負担を減らすために、家庭内の段差を作らない、もしくは階段を登らせないように一階で飼うということが、まずとても大切です。
例えば、室内飼育をしているとソファに飛び乗ることが多いと思いますが、この行動はコーギーの腰にはとても負担をかける動作です。
そのため、ゆるい階段やスロープをつけてあげることをオススメします。
また、後ろ脚だけで立つ動作も、腰への負担は非常に大きいのでやめさせましょう。
滑らせないこともとても大切なポイントです。
滑ると、腰にも足の関節にも負担がかかります。
飼い主の目線から考えるとフローリングの方が掃除はしやすいですが、カーペットやコルクマットを敷いて、犬のために滑りにくい環境を作ってあげましょう。
関節への負担は目には見えませんが、日常の積み重ねで、突然発症してしまいます。
ぜひ気をつけましょう。
散歩は1日2回、しっかりと運動をさせてあげよう
コーギーは運動量を必要とするタフな犬種です。
しっかりと体を動かせる環境でないとストレスが溜まり、問題行動などが現れることもあります。
1日2回はしっかりとお散歩に連れていくことをオススメします。
体力がある上に、ひっぱる力も強いので、飼い主さんも体力がある方が良いでしょう。
しっかりとしつけをして、主従関係を築くよう心がけよう
コーギーは犬の中でも自己顕示欲が比較的強い犬種です。
特に雄はその傾向が強いです。
そのため、子犬のときからしっかりとしつけをしないと、飼い主さんが下の関係になってしまい、手に負えない犬へと成長してしまうことも少なくありません。
コーギーは噛む力も強いので、いざ噛まれると飼い主さんも大怪我を負う危険性もあります。
子犬の時はまだ可愛いので甘やかしてしまいたい気持ちにはなりますが、ご家庭に迎えたその日から、しっかりとしつけをしてあげましょう。
また、小さい時から他の犬や人にも慣れさせてあげましょう。
コーギーは縄張りの本能が強いことが多いので、ワクチンが済んでいなくて犬が外出できなくても、友人に家に遊びに来てもらい、徐々に慣れさせることがオススメです。
抱っこをして家の周りを散歩するのもオススメです。
何故かと言うと、このワクチンが済む前の子犬の時期は、犬の社会化の観点から見ると非常に大切な時期だからです。
犬の反応を見ながら慣れさせてあげると、過度に怖がりな性格や攻撃的な性格に育ちにくくなります。
太らせすぎないように気をつけよう
コーギーは食欲も旺盛なので、肥満気味の犬が非常に多いです。
太らせてしまうと、内臓だけでなく、足腰にも負担がかかり病気になってしまう可能性もあります。
獣医師に相談をして適切な体重を守るように心がけましょう。
抜け毛が多いので、こまめにブラッシングをしてあげよう
コーギーの被毛はダブルコートなので、換毛期にはたくさんの毛が抜けます。
そして、換毛期に限らず一年を通して抜け毛が見られます。
そのため、日常的にブラシをしてあげる必要があります。
毛はしっかりしているので、あまり毛玉になることはありませんが、ブラシをかけて抜け毛を取り除くと皮膚の血行が良くなるので、毛吹きや毛艶が良くなり、皮膚病の予防にもつながります。
子犬の頃から、ブラッシングには慣れさせておくと、安心です。
コーギーと幸せな生活を送ろう
コーギーは可愛い見た目とは裏腹に、パワフルで自我の強い犬種です。
しかし、そこが魅力でもあるので、これらのポイントを理解した上で飼ってあげれば、最高のパートナーになれることでしょう。