暑さに強い犬種7種。気温が高い地方でも飼える犬たち

最終更新日:2016年7月17日

犬は呼吸のみで体温をコントロールします。

そのため、一般的に犬は暑さに弱い生き物です。

その中から比較的暑さに強い犬種をご紹介します。

1.グレイハウンド

古代エジプトの壁画にもその祖先となる犬の姿が見られるグレイハウンド。

十一世紀から十五世紀のエジプトでは支配階級のみが飼育を許されていたという歴史にも納得がいく、気品あふれるスタイルが特徴です。

当時は王侯貴族が砂漠で野うさぎ狩りを楽しむために飼われていて、暑さに強い犬種です。

グレイハウンドにはいくつか親戚となる犬種がいますが、そのどれもが暑さに強いと言われています。

グレイハウンドと言えば俊足でもおなじみです。

体力もあるので、飼育するにはかなりの運動量を必要とします。


2.オーストラリアン・キャトル・ドッグ

開拓時代のオーストラリアで、荒々しい牛と厳しい自然に耐える犬を、ということで生まれたオーストラリアン・キャトル・ドッグも、暑さに強い犬です。

やや堅いショートコートを持ち、オーストラリアの暑さ、乾燥にも耐えられるようになっています。

忍耐強く体力があり、いかにも牧畜犬らしい犬種です。

ヨーロッパから持ち込まれた牧羊犬に、オーストラリア土着のディンゴが掛け合わされて作出され、特にディンゴとの交配はオーストラリアン・キャトル・ドッグならではの資質に大きな影響を与えたと言われています。

活発でスタミナたっぷり。

運動量は大型犬なみの中型犬です。

3.ビーグル

ビーグルは「Dog Of AllSeason」と呼ばれるほど、暑さ・寒さに強い犬です。

そのため、外飼いも可能です。

そういえば、ビーグルである「SNOOPY」も外の犬小屋に住んでいますよね。

大きな犬ではありませんががっしりとした体つきで、丈夫。体力もあります。

イギリス原産で、古代ギリシアの犬が祖先とも言われています。

十六世紀頃からよく文書に登場するようになり、うさぎ狩りに使われていました。

後にアメリカへ渡り、十九世紀にはアメリカで一番人気の犬種となりました。

探検好きで穏やかな性格で、愛想がよく、交流を好む犬です。

現在は家庭犬、ショードッグ、猟犬の他、空港の検疫探知犬としても活躍しています。


4.柴犬

日本の気候に合う犬と言えば、日本犬ではないでしょうか。

温暖湿潤で雪も降る国である日本土着の日本犬は、冬はアンダーコートのあるダブルコート、夏にはアンダーコートが抜けてシングルコートと変わり、暑さ寒さに対応。

大型犬で東北育ちの秋田犬は暑さに強いとは言いかねますが、日本犬はやはり土着犬ならではの日本の気候への順応力があります。

日本犬の中でも人気があり、飼育しやすいのが柴犬です。

柴という名の表す通り日本犬の中では小さめで、分類上は小型犬です。

イメージとしては中型犬のサイズです。

気質は日本犬らしく誠実で飼い主思いの犬です。

5.バセンジー

日本犬のようなくるりとした巻き尾を持つバセンジー。

アフリカ原産の、歴史の古い犬種です。

コンゴで狩猟犬としてピグミー族に飼育されていたところを探検家達が発見しました。

ジステンパーとの闘いの末、イギリスへ持ち込まれ、さらにアメリカへ渡り、人気を博しました。

しっかりとした体躯と、長い四肢がバセンジーの特徴です。

ごくごく短いスムースコートはアフリカの暑さに合わせたものです。

大きな立ち耳は、獲物を見つけるためですが、体温を逃すラジエーターの役割も果たしています。

このように暑さに強い犬種です。

バセンジーは吠えない犬ということでも知られています。

また、体臭も少ないと言われています。


6.ジャック・ラッセルテリア

人気のジャック・ラッセル・テリアも、暑さ寒さに比較的強い犬種だと言われています。

ジャック・ラッセル・テリアの原産国はイギリス。

十九世紀中頃、ジャック・ラッセルという牧師によりキツネ狩りのために作出されました。

キツネ狩りの猟犬としての能力に重点を置いて作出され、犬種認定もキツネ狩りに必要なサイズとコートの条件を満たしていれば、ルックスのバリエーションにはあまりこだわりがありませんでした。

しかし、このショートコートはイギリスでは気候上不評でしたが、輸出先のオーストラリアでは暑さに耐えうるショートコートが好まれました。

また、イギリスではあくまで猟犬として扱われるのに対して、ショードッグや家庭犬としても魅力的になるように、ウエルシュ・コーギーなどと交配し、改良が進められました。

多くの映画やドラマに出演したことから、世界中で注目される人気犬種となりました。

7.ブル・アラブ

強靱で暑さに強い犬を目標に作出された犬がブル・アラブ。

1980年代に登場した、比較的新しめの犬種です。

原産国はオーストラリア。

イングリッシュ・グレイハウンド、イングリッシュ・ポインター、ブルテリアを交配しています。

グレイハウンドのスタイルにブルテリアの顔、イングリッシュ・ポインターの性格をしていると言われる大型犬です。

コートは短いスムースコートで、暑さに対応しています。

ケネルクラブでの登録はされておらず、オーストラリアでもかなりのレア犬種。

ほとんどがイノシシ狩りなどの狩猟犬、牧畜犬として使役されています。

暑い地域で飼うなら暑さに強い犬種を

やはり暑い国原産の犬種が多いと言えます。

逆に、マズルの短い短鼻系の犬、種寒冷地出身の犬種は暑さに弱い傾向にあります。

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