犬がやきもちをやいている時の行動4つ

犬を飼うと、道に散歩している犬を見ても可愛い気持ち以上に、愛情が増して目に入れても痛くないほど、愛おしくてたまらない存在となりますよね。

そうやって可愛がっていると、犬も自分への愛情が当たり前に思ってしまってたまに自分に愛情が向いていないと感じたときに、人間と同じような感情としてやきもちをやいてしまいます。

犬がこのようにやきもちを感じたときにどんな行動をするのでしょうか。

そこで、よくありがちな犬がやきもちを焼いているときに見せる行動をご紹介します。

トイレの失敗

今までちゃんとトイレのしつけもしっかりと済ませていた犬でもひとたびやきもちをやくと「なんで言うこと聞かないといけないんだ」と言わんばかりに部屋中、おしっこやうんこまみれにしてしまうことがあります。

その時に、激しく怒ることはしないようにしてください。

犬はやきもちの表現として怒りをトイレの失敗という形で表現をしています。

更に怒られてしまうと、スネてしまい当分の間、トイレの失敗攻撃が続いてしまうことがあります。

もし、このような行動をしたときは、優しく接してあげるようにすると犬の気持ちも少しずつ落ち着きを取り戻します。

飼い主の靴をボロボロに

とにかく自分に振り向いて欲しい一心の犬。

そのため自分に気持ちが向いていないと察したら、犬は飼い主の気を引くことを考えます。

一番大事にしているものを噛んだり普段履いている靴なんかも、犬にとってはご主人様の匂いいっぱいのものです。

そのため怒りを靴にぶつけて噛んで噛みまくってボロボロにしたり、靴の中にオシッコやうんちをすることがあります。

靴を狙ったら確実にご主人様がくることを犬はわかっているようです。

また、ソファーなどにうっかり着ている服なんかをかけておくと、その服もターゲットにされてしまいます。

気がついたら穴が開きまくっているほど噛まれていることがありますので、洋服はあまり簡単な場所においておかないほうが良いでしょう。

来客を噛むことも

例えば、家に来客があり、普通に接していても犬から見るとご主人様を取られたという対象になってしまい、機嫌がものすごく悪くなったり、吠えたりすることがあります。

普段はおとなしくて吠えない犬の場合は、確実にやきもちからの威嚇になります。

うっかり近寄ってしまったら、来客は噛まれてしまうことになるので要注意です。

また、犬同士や違う動物が来た時なども、警戒心と共に飼い主が自分より違うものに気がいっている事がわかるとやきもちをやいてしまって、動物同士のケンカが始まってしまいます。

その時に自分の犬に怒ってしまうと、犬は噛むことで自分に興味を持ってくれた、気を引くことに成功したと勘違いをしてしまいます。

それによりさらに噛みグセがひどくなっていく場合があります。

そうなったときは静かに見守り、自分のところに来て落ち着いたところで褒めてあげるというしぐさを繰り返し教えていくことで、犬は噛むことを止めるようになります。

とにかく掘る

嬉しいときなどに砂を掘る犬の習性なのですが、ストレスが溜まったときやイライラしたときにも床や砂を掘るしぐさをします。

例えば、飼い主の思い当たることがないのに犬が部屋中、どこでも砂を掘るしぐさをして止めないときは、ストレスが溜まっているかやきもちをやいているときだと思ってください。

犬は怒りが溜まってくると走り回ったりしてエネルギーを消費しようとしますが、家の中で飼っている場合は、走ると怒られてしまうと犬は思い、イライラを床や絨毯などに当てます。

また、クッションを噛んで投げたり振り回したりするときもやきもちをやいているときによくする行動の一つです。

少しでも自分に気を引こうと大きな動きをしたり、わざと怒られるようなことをする場合も犬の心理としては「こっちを向いて」「自分だけを見て」といった心理での行動が多いです。

クッションを砂を掘るように掻きすぎてボロボロにし、中の綿を部屋中に撒き散らすといったこともよくある犬の行動です。

この場合も叱るのではなく、落ちついた時に褒めたり、優しく躾けるようにするとこの行動も落ち着いてきます。

やきもちをやく犬の気持ちを理解してあげよう

動物はあまり感情がないと思われがちですが、ペットとして人気の犬は特に人間のように感情豊かで、表現もわかりやすい表現なので、人間に親しみやすい動物として一番の特徴です。

子どものように躾けるといった発想と犬の習性を勉強すると、そういったやきもちの行動も愛おしく思えてくるに違いありません。

行動がわかればイライラすることもなくなるので犬にとっても有難いことですよね。