犬が寝てばかりな時の心理5つ。犬がいつも寝ている理由を知ろう

いつも元気な犬がなんだか寝てばかりだと、心配になったことはありませんか?

犬はもともと寝る時間が多い生き物ですが、いつもよりも眠っている時間が多いと病気やケガをしているのではないかと心配になってしまいますよね。

そこで今回は犬が寝てばかりな時の心理をご紹介します。

本能によるもの

犬の先祖のオオカミは夜行性で、昼間には身の安全を確保した上でゆっくりと体を休めていたことから、飼い犬として飼っている犬も本能的に日中にぐっすりと眠るということも考えられます。

ペットショップなどに行くとわかるように、多くの犬が眠っています。

犬はもともと一日のほとんどの時間を寝たり、横になって過ごすのです。

そのため、犬が良く寝ているな、と感じてもそれは本能からくるものだと、あまり心配しなくてもいいかもしれません。

犬がよく眠れるというのは、犬にとって心地が良かったり安心できるような環境だと眠りやすいので、家の中や飼い主さんの側が安心できるという犬の心理からくるのかもしれませんね。

犬が具合悪そうな様子だったり食欲がないなどの異常がなかったりすれば、犬として正常なので心配はいらないでしょう。

年老いていて疲れやすい・立ち上がるのがつらい

犬も高齢になると、筋肉が衰えたり体の節々が痛くなったりして起き上がることが面倒になってしまうことがあります。

そのため、成犬だった時期よりも寝ていることが多くなります。

8歳を過ぎると犬も寝ている時間が多くなってくるでしょう。

運動不足が深刻になると、筋肉が衰えたり内臓の機能が低下してあまり体に良くないので、一日に必要な運動を高齢犬のペースに合わせて行ってあげましょう。

あまり運動をさせすぎると疲れやすい高齢犬はすぐに体を休めたくなり眠るでしょう。

ですので、高齢の犬が寝てばかりなのは、人間と同じで疲れやすかったり体がだるかったりする心理だからかもしれません。

この場合は特に心配することがありませんし、高齢犬が休みたいときに休ませてあげないとさらに衰弱してしまうので、犬が休みたい寝たいときはゆっくりと寝かせてあげましょう。

子犬の場合は成長のためによく眠る

寝てばかりの犬の中でもよく眠るのは「子犬」です。

子犬は人間の赤ちゃんと同じでよく遊びよく眠ります。

犬は猫と比べて元気に走り回るイメージがありますが、猫と同じくらい眠るのです。

寝る時の子犬の心理の場合は、遊んでいたい・飼い主とスキンシップをとりたいと思っていても、ついつい眠気に負けてしまうのです。

犬は安心した環境の中にいれば、身体を休めようと本能でしてしまいます。

ですから、遊びで疲れやすい子犬はさらに眠りやすくなってしまうのです。

子犬はよく食べてよく眠って、体を立派に成長させなければなりません。

それを子犬は本能的に知っている上で寝てばかりなのかもしれませんね。

具合が悪い・ケガをしている

犬が散歩に行きたがらない、起き上がらないで寝てばかりで食欲もないという場合は病気やケガなどが原因で「起き上がりたくない」「一生懸命寝て治そうとしている」という心理が働いている可能性があります。

人間のように薬を飲んで治そうと犬は考えられず、犬は病気やケガをひたすら眠って治すしかないのです。

ですから、病気やケガで体が痛んでいるときは犬はひたすら眠ります。

寝てばかりで食欲がない場合は具合が悪いことが多いので、病気にかかっているのかもしれません。

さらには、痛がって夜泣きをしている場合は重大なので、必ず動物病院に行きましょう。

精神的にヘコんでいる

犬は、飼い主さんに冷たくされたり寂しかったりすると、拗ねて眠りに入ることがあります。

犬は感情が豊かな動物の種族で、飼い主さんが犬に対する態度を冷たくしてしまったり、また飼い主さんが悲しんでいるとそれが犬にも伝染して元気をなくしてしまうことも…。

子犬の場合がしつけなどで強く叱ったりすると、いじけたり拗ねたりして、飼い主さんを無視して「ふて寝」してしまうのです。

ですから、犬にとって都合の悪いことが起きた後に犬が寝てばかりになったのならば、ふて寝をして精神をリセットしようとしているのかもしれません。

ですので、その際はそっとしておいてあげましょう。

犬も傷つきやすく精神にダメージを食らいやすいというのは、犬を飼う上で覚えておくと便利です。

犬が寝てばかりな理由を知ろう

犬が眠るのは、人間と違って眠る必要があるからそうしているのです。

寝てばかりだから「異常」と思ってしまわずに、犬の状態を判断するようにしましょう。

具合が悪そうなら病院へ連れて行ってあげてくださいね。