犬は、猫と違って飼い主のそばにぴったりと寄り添っていることが多い動物です。

そんな可愛い犬が、ある時フイッと飼い主のそばを離れることがあります。

そんな時、その犬にはどのような心理が働いているのでしょうか。

実は安心している

犬がふいに飼い主のそばから離れる時の心理には、実は「安心している」というものがあります。

犬というのは、本来群れを成す動物であり、強いリーダーの元、グループを作ります。

そしてそのリーダーが強くて信頼できる存在だと、安心してその場を離れることができます。

犬にとっては、飼い主はリーダーと同じです。

そしてその飼い主のことを、ちゃんと「強くて信頼できる」と思っていると、安心することができます。

そうして安心すると、犬は飼い主のそばを離れて一人になります。

なぜ一人になるかというと、自分一人になってリラックスして、ゆっくりと休むためです。

いつもぴったり一緒にいるだけが、信頼の証ではありません。

もしあなたの家の犬が、飼い主であるあなたのそばから離れたなら、あなたをボスと認めて、安心してリラックスしているという心理が働いているからです。

何かの気配を感じた

犬が急に飼い主のそばから離れたら、もしかしたら何か急に物音がしたり、誰かの気配を感じたのかもしれません。

忠実な番犬となる動物の犬は、外部からの侵入者などに敏感に反応します。

人間が気が付かない小さな物音や気配にも気づいて、侵入者かどうかを確かめようとしているのかもしれません。

もしその家にとって「良くない敵」と判断したら、犬は黙ってはいません。

「ウーッ」と威嚇したりワンワン吠えて、周りの者に知らせようとします。

でもまず最初に、その気配が何なのか、確かめようとします。

そのために飼い主のそばを離れて、その正体を探りに行こうとします。

犬がもし、ふいにあなたのそばを離れたら、周囲の様子や家の外を覗っているのかもしれません。

「怪しいものがいないかどうか」ということを、見極めようという心理が働いているのです。

そしてもし何かがいるなら、飼い主であるあなたにきっと知らせてくれるはずです。

何か興味をひくものがあった

犬がふいに飼い主のそばを離れた時の心理の一つに「何か興味をひくものがあった」というものがある場合があります。

面白そうなおもちゃがあったり、ちょろちょろ動いているものがあると、ついそちらに気をひかれてしまうこともあります。

猫ほどではありませんが、犬だって動物です。

狩猟本能もあることでしょう。

何かちょろちょろと動くものが目に入れば、思わず追いかけてみたくなります。

「これはいったい何だろう?」と、ちょっかいをかけたくなります。

そして若い子犬ほどこういったことは多くなります。

犬を飼う場合、ちゃんとしつけをすることが重要です。

年齢の高い成犬は、飼い主によってしつけをきちんとされていたり、中にはスクールにいってマナーやルールを叩き込まれているという犬もいるでしょう。

そういう風にしつけを受けた犬は、だんだんとそういうことをしなくなります。

まだトレーニング前の若い子犬ほど、つい興味のままにそちらに行ってしまい、飼い主のそばを離れてしまったりします。

もしあなたの飼い犬が、何か興味を持った途端、飼い主のそばを離れようとすることが続いたら、きちんと「しつけ」をすることを意識した方が良いでしょう。

犬は、しつけを失敗してしまいますと、どうしようもない駄犬となりかねません。

そうなると、それは飼い主だけでなく、犬にとっても不幸なこととなります。

おいしそうなものがあった

犬がふいに飼い主のそばを離れたら、もしかしたらおいしそうなものが近くにあります。

そのおいしそうな匂いにつられて、ついふらふらっとそちらの方へ近づいてしまっているのかもしれないのです。

よく、アジアの国のレストランに行ったりすると、そこの店の犬がテーブルの近くに近づいてきたりすることがあります。

飼い主も近くにいるのですが、飼い主からおいしいものをもらうことができなさそうという場合、犬は飼い主のそばを離れて、つい他のテーブルの客にすり寄ってしまいます。

吠えたりして催促をするわけではないのですが「もし何かもらえたら嬉しいな」と、じっと見つめてしまったりします。

それに気づいて飼い主に呼び戻されたりするのですが、ついおこぼれが欲しくて、また同じように飼い主のそばを離れてしまったりします。

犬がふいに飼い主のそばを離れた時の心理には「何かおいしいものをもらえないかな」という気持ちが働いていることがあります。

お行儀が悪いと思っていても、つい誘惑に負けて、そちらに近づいてしまったりします。

犬が離れる時の気持ちを知ってあげよう

犬は基本的に飼い主のそばにいますが、それでも時々離れてしまうことがあります。

そしてそんな時、犬の心の中には、色々な気持ちがあれこれと動いているのです。

それを知れば、ますます犬との信頼関係を深めることができますし、何より可愛くてたまらなくなってしまうでしょう。