犬が寝床をひっかく心理とは。ガシガシ掘る理由を知ろう

最終更新日:2016年3月8日

愛犬が寝る前に布団などをガリガリひっかく様子を見たことがあると思います。

布団に限らず、冬場ならコタツの布団や座布団などもひっかくことがあるでしょう。

これには大きな理由があり、決して特定の犬にだけ見られる行動ではありません。

そこで今回は犬が寝床をひっかく理由をご紹介します。


1.寝床を作って寝る場所を確保するための本能的な行動

小型犬を飼っている方は、一緒に寝ることもあるでしょう。

ベッドに入ってきたときに、布団をガリガリとひっかいてからそこに座って、丸まって眠る光景を見たことがあると思います。

これは、犬の本能ともいうべき行動で、もともと、犬が自分の巣穴を持っていて、その穴倉の中で眠るためと言われています。

寝ているときは当然、無防備な状態ですから、外にいれば穴を掘って、その中に身をうずめて眠るのです。

これは人間に飼われていても、犬の本能としてずっと残っていて、布団をガリガリとひっかいて自分のねぐらを作るのです。

同様に、コタツの布団や座布団も同じことが言えます。

「これから自分がここで休もう、体を安静にさせよう」と決めたときは、そこにある座布団などをひっかいて穴を作ってから体を伏せると言われています。

決して、布団をひっかいて中の羽毛を散らかすためではなく、布団をおもちゃにして遊んでいるわけではありません。

ただし、人間にとって布団は大切な寝具であり、ずっとひっかかれてしまうと困ってしまいます。

そこで、愛犬がガリガリし始めたら、おもちゃなどで気を紛らせ、少し落ち着かせてから布団に入れてあげましょう。

布団が破けてしまえば、当然、中から羽毛などが飛散してしまいます。

愛犬の毛にも多少の雑菌などがありますから、布団の中に入ってしまうと、のちのち菌の温床となってしまうため、できるだけ止めさせましょう。

布団をガリガリする行為は犬の本能によるものではありますが、その習慣を止めてあげれば、「飼い主の布団ではガリガリしない」と覚えさせることもできます。

決して怒らずに、ガリガリしそうになったら意識を他のことに紛らわせて、「この場所は安全だから、身を守るためにガリガリしてねぐらを作らなくて良いよ」ということを習慣化して覚えさせてあげれば良いでしょう。


2.マーキングとしての行動

犬は外で散歩したときに、草や土の上をガリガリ掘って糞やおしっこをすることがあります。

これは自分の臭いをその場所につけて、縄張りを示すというマーキングの意味があります。

それと同じように、家の中でも「ある特定の場所でマーキング」するという行為が習慣化していることがあります。

家の中であれば、どこへ行っても自分の臭いがついているのでマーキングする必要はありませんが、普段、寝室に入れてもらえなかった愛犬が、ある日、初めて寝室に入ったら、床をひっかいてしてマーキングするということがあります。

また、外干しした布団や洗濯した座布団なども同じように、マーキングの意味でひっかくこともあるでしょう。

今まで自分の臭いがついたものであればしませんが、新しい匂いがついたものは、外の散歩と同じように、新しい場所として自分の臭いをつけようとします。

3.ストレス発散や何かを欲してるときの行動

夏の夜などは暑さやストレスから、布団のみならず床やカーペットまでガリガリひっかくことがあります。

ストレスが溜まっているときは、当然、室内でも体を動かして、攻撃的に何かを壊そうとして布団をひっかきます。

運動不足が続いたり、お腹が空いている、水分が欲しいなどの場合、何かを強く訴えたいときには布団をガリガリひっかいて、飼い主に要求を訴えていると、言えます。

この場合は、いつものようにひっかいてから静かに丸まって眠ることがないのでわかりやすいでしょう。

要求を満たすまではずっとひっかき続けるので、愛犬の要望に応えてあげることで治まるはずです。

また、布団はもちろん、床やカーペットなどをひっかく場合は、単に爪を手入れするなども考えらえます。

爪が伸びて思うように走れない、などからストレスが溜まって、布団をひっかくことがあります。

これも犬の本能的なことで、本来なら犬は地面などをひっかいて爪の手入れをしているのです。

今ではペットサロンがあるため、室内犬は自分で爪の手入れをする必要がありません。

しかし、自分の手足に違和感を感じた場合などは、執拗に布団やカーペットをガリガリひっかいて、その違和感をなくそうとします。

犬がひっかかずに済む環境を用意してあげよう

犬が布団をガリガリひっかくのは、自分のねぐらを作って、身を守りながら安静に眠りにつくためです。

これは犬の本能行動なので、止めさせる場合は何らかの方法で「布団が安全なところである」ことを覚えさせる必要があるでしょう。

また、新しい匂いのする布団や座布団では、マーキングの意味でガリガリとひっかくことがあります。

ストレスが溜まっている場合もひっかくため、ストレスの要因を取り除き、要求を満たしてあげましょう。

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