家に帰った時に犬が飛びついてくることがありますよね。
飼い主にとっては嬉しいことですが、突然人に飛びかかってしまうこともあるので、しつけをしなければいけません。
そこで今回は犬が突然飛びついてくる時の心理をご紹介します。
抱っこしてほしいと思っている
室内犬の犬に多いのですが、飼い主に飛びつくと飼い主が可愛いと思って抱っこをしてしまいます。
犬にとっては大好きな飼い主が抱っこをしてくれるので、かまってもらえて嬉しいですし安心もします。
小型犬は体も小さいので警戒心も強い犬が多いのでよく吠えますが、飼い主に抱っこされて守られていればこれほど安心できる場所はありません。
飼い主が仕事などでいなかった時には、特に寂しい思いをしていたので、余計に不安な気持ちになりやすいです。
飼い主が帰ってきたことで早く不安な気持ちから安心したいという心理が働いて、飼い主に飛びつくことで抱っこをしてもらい安心しようとしているのです。
嬉しいと思っている
大好きな飼い主と一緒にいられることは、犬にとってはとても嬉しいことです。
子犬はじゃれあっている時に相手に飛びかかったりして遊んでいますが、犬は嬉しくなると相手に飛びついて気持ちを表現することがあります。
子犬の頃にはじゃれあっていても、成犬になってからでは危険な行為になってしまいます。
成犬になる頃にはしつけとして飛びつかないようにしますが、嬉しいという気持ちはしつけることができません。
子犬の頃のクセがそのまま抜けきらなくて、つい嬉しくなってしまうと相手に飛びついてしまうのです。
興奮している状態
犬は良く感情を表す動物でもありますが、嬉しい時や怒っている時もしっかりと分かります。
特に犬は警戒心が強いので、縄張り意識を持って生活をしていますし、上下関係もとても厳しいです。
犬は飼い主と一緒にいることが何よりも嬉しいと思っていますし、かまってくれることでとても喜んでくれます。
普段は主従関係がしっかりしている飼い主と犬ですが、犬が興奮してくるとたまに主従関係を忘れてしまうことがあります。
興奮する時は嬉しかったり怒ったりすることが多いですが、その時には主従関係を忘れてしまうので、飛びついてしまうこともあります。
犬の心理としては興奮しすぎたので、つい飛びついてしまったという気持ちでしょう。
冷静になるとしっかりと命令を聞いてくれるはずです。
自分の方が上だと思っている
犬の社会では上下関係がとても厳しい世界でもありますが、それは飼い主と犬との関係でも成り立っています。
飼い主は自分の方が上だと思っていても、必ずしも犬は飼い主のことを上だとは思っていないかもしれません。
犬は自分よりも上位者に対しては飛びついたりすることは少なく、怒られると知っているのでやろうとはしません。
逆に自分よりも下に対しては、自分の優位さを見せる為に飛びついて上に乗ったりします。
自分の方が上位者だという認識があるので、飼い主にも飛びついて自分の方が上位者だということを確認しようとしているのです。
食べ物の臭いがする
犬の嗅覚はとても鋭いので、飼い主の体のどこからか食べ物の臭いがすれば、飼い主が食べ物を隠しているのだと思って飛びついてしまいます。
犬は食べ物を与えればどんどん食べてしまうので、適度にエサを調整している飼い主は多いと思います。
しかし、犬にとっては少し量が足らないこともあるでしょう。
また飼い主がおやつをくれることを知っていれば、食べ物を隠していることも知っているはずです。
いつも食べ物の匂いがする時はおやつだと言って見せてくれるのに、見せてくれないので隠していると思います。
ですから臭いがする所に飛びついて、隠しているおやつを探そうとしているのです。
飛びつけばかまってくれるから
犬は飼い主がかまってくれると嬉しいので、かまってくれる方法をいくつか持っています。
その中のひとつとして、飛びつく、という方法を持っているのです。
犬が飛びついた時に飼い主がダメだと言っても、その言葉が犬にとってはかまってくれたというサインです。
犬はダメだと言って怒られているとは一切思ってもいませんし、逆に飼い主がダメと言ってかまってくれたと思って喜んでしまいます。
飼い主がかまってくれるので、飛びついて遊んでもらおうと思っているのです。
飼い主と犬との考え方の違いですが、よく犬の習性を理解してあげると分かりやすいと思います。
犬の飛びつく心理を知ろう
犬にとっては飼い主がかまってくれることが嬉しいと思っています。
飛びつくことで飼い主がかまってくれたり、嬉しいのでつい飛びついてしまうこともあります。
飼い主と一緒にいると不安な気持ちも無くなりますし、犬は嬉しくて興奮してしまうでしょう。
このような様々な理由のために、飼い主に飛びついてしまうのです。