犬が目をそらす時の心理とは。服従の意思や緊張など

最終更新日:2016年2月4日

犬がふいっと目をそらす時がありますが、そういう時に犬はどういう心理状態なのでしょうか。

何か理由があるからこそ、犬も視線をそらすはずです。

人間とは違って犬ならではの心理がそこに働いているのです。

犬が目をそらす時の心理についてご紹介します。


1.自分の方が立場が下で服従を表している

犬が目をそらす時の心理に、自分の方が立場が下で、服従を表しているというものがあります。

犬など、もともとは群れで暮らす動物です。

そういう動物は自分より立場が上の者とは、視線を合わすことはありません。

つまり、人間であるあなたの方が立場が上ということを認めていて、そのためあなたに対して「逆らわない・争わない」ということを示しているのです。

犬を含む動物が見つめ合う時は、いわゆるケンカの合図です。

お互い目を見つめ合ってしばらくした後、吠え掛かったり噛みついたりするのです。

そして、目をそらした方が負けとなります。

その場は何ともなくとも、次に顔を合わせた時など、あからさまに攻撃してきたりします。

飼い犬と目が合い、じっと見つめあった時、もし犬が目をそらしたら、あなたのことをちゃんと飼い主と認めて敬意を払っていることになります。

犬が目をそらす時の心理には、相手に対して服従するというものがあります。


2.慣れておらず緊張している

もし知り合いの家の飼い犬が、じっと目が合った時に目をそらしたら、もしかしたら緊張しているのかもしれません。

人間もそうですが、犬も慣れていない相手に対して、目を合わさずにそっぽを向くという行動をとることがあります。

その心理には、相手のことをよく知らないから、緊張していてどう対応して良いかわからない、というものがあります。

「何だか知らない相手だけど、敵対するのは嫌だなあ。困っちゃったな」なんていう時、犬は視線をそらしてとりあえず敵意がないことを知らせておこうとするわけです。

じっくりと目を合わすことは、犬にとっては闘争心があることを示しています。

臨戦態勢を整えています。

しかし、ケンカをしないという場合、犬はそっと目をそらして、地面のにおいをかいだりして、相手と向き合うのを避けるわけです。

犬だって、初対面の相手に対しては緊張しますし困惑します。

そんな時、つい目をそらしてしまうのです。

3.実は困っている

初対面でもないし、犬もよく慣れているはずなのに、なぜか目をそらされてしまう場合があります。

そういう時は、実は犬は内心困っていたり・・・そんな心理状態です。

飼い主が理由もなく感情的になったり、いつものお散歩なのに普段と違う行動をとったりすると、犬はどうして良いかわからず困ってしまいます。

そんな時は、いくら視線を合わせようと思っても無理で、ふいっと目をそらしてしまうのです。

たまにはシャワーを浴びてキレイにしてあげようと思った時、バスルームまで連れて行こうとしても、なかなか言うことを聞かず、視線をそらしてしまう…、そんな時も、実は内心は「どうしよう」と困っているのです。

犬は飼い主に対して比較的忠実な生き物ですが、嫌なことや納得のいかないことはあるのです。

あまり困らせてしまうとストレスを溜めてしまうので、目をそらしている時は「もしかして困っていないか」と、様子を見てあげると良いですね。

それが犬との信頼関係を強めることにつながるのです。


4.気持を落ち着かせようとしている

犬が目をそらす時の心理に、自分自身で気持ちを落ち着かせようとしていることがあります。

飼い主にきちんとしつけられた犬は、あまりはしゃいだり夢中で吠えまくったりすることがありません。

自分をコントロールすることができるからです。

そういうお利口な犬は、もし嬉しいことがあったとしても、我を忘れて大喜びはせず、そっと目をそらして、じっと気持を落ち着かせようとします。

きちんとしつけを受けた犬は、そうそう飛び回って喜んだりするのは良くない・飼い主に怒られるかも、と考えます。

そのため、服従や闘争放棄を意味する「目をそらす」という行為に出ます。

そうすることで、気持ちをクールダウンし、平常心を取り戻そうとするのです。

こういった、嬉しい時など興奮した時に気持ちを落ち着かせるために目をそらす犬は、ちゃんと飼い主の命令を聞くことができる賢い犬です。

自分の気持ちをコントロールできる、どちらかというと穏やかな性格の犬と言えるでしょう。

5.周りの物音が気になっている

犬が目をそらす時、実は物理的なことが影響していることもあります。

犬は人間以上に物音やにおい、人の気配に敏感です。

人間と目が合っても、何か物音が聞こえたりすると、そちらへ気を取られてしまい、目をそらしてその音のする方角を見てしまったりするのです。

人間にとっては聞こえないような音でも、犬は敏感に反応します。

目が合っても「ガサッ」という音が聞こえようものなら、犬の心の中はその音に対する興味でいっぱいになってしまいます。

「え?なになに?」となってしまい、そちらに集中してしまいます。

私達には聞こえない音やわからない気配を犬は感じているのかもしれません。

そして、そんな動物である犬は、とても賢くて愛らしい動物です。

犬が目をそらす理由を知ろう

目をそらす時、私達の想像以上に犬はいろいろなことを考えているのです。

つぶらな瞳を覗き込んでもわかりませんが、犬の心理状態を想像してあげることで、よりいっそうのコミュニケーションをはかることができるでしょう。

犬はとても可愛く賢い動物なのです。

「犬が目をそらす時の心理とは。服従の意思や緊張など」の関連記事

「犬が目をそらす時の心理とは。服従の意思や緊張など」と合わせて読みたい