ケージに入れると鳴きやまない犬の心理5つ

最近は家の中で犬を飼う人も増えてきました。

部屋で自由に遊ばせることもありますが、ペット用のケージに入れたときに犬が鳴いて困っている飼い主さんが多いようです。

どうして犬はケージの中で鳴くのでしょうか?

その原因と対策をご紹介します。

不安

ペットショップから新しい家に連れてこられた子犬はとても不安です。

通常子犬は生後2か月ほどを母犬や兄弟たちと過ごすといわれています。

その間に家族の愛情やふれあいを通して精神的に成長していきます。

食事に関しても母犬のお乳を必要としています。

その後人間のところに引き取られて親兄弟と離れるのですが、いきなり自分だけになり、また知らない場所に来たことでとても不安です。

しかもケージに自分だけしかいないのです。

でも、鳴かせっぱなしはいけません。

鼻を鳴らす程度ではなく長時間吠えると、咽喉に炎症を起こす場合もあるのです。

さらに鳴くことでストレスが増幅して、体調を崩すことにもなります。

今はとにかく不安なのですから、新しい環境になじむまでは飼い主ができるだけそばにいて落ち着かせてやりましょう。

また、ほかの犬がいない代わりに、毛布やぬいぐるみといったものを与えて、ぬくもりを感じさせてやります。

甘えたい

もうそろそろもらわれた家の環境にも慣れてきたと思われる犬も、夜になってケージに入れると鳴く場合があります。

これは不安というよりも飼い主への甘えの現れです。

これまでは不安で鳴くとそばに来て近くに居てくれたのに、夜に自分だけがケージに置かれて飼い主は寝室へ行ってしまうのです。

そばに来てほしいと思って鳴いています。

それに毎回応えて相手をしていると、この先ずっと習慣化してしまいます。

そうならないためには、いちいち要求に応じないことです。

多少かわいそうに思っても、無視しておきましょう。

また、夜にケージのある部屋全体が暗くて不安がっているようなら、小さな電気をつけておいたり、反対に電気を消す前からそろそろ寝るのだという意味で、ケージにカバーを掛けて犬だけの空間にします。

犬の様子を見ながら対処しますが、甘えとわかっているときに時々ケージから出したり対応を変えるとなかなか改善されないので、飼い主の態度を一貫させましょう。

ストレスを感じている

甘えとはまた違い、犬がケージ内外の環境にストレスを感じていることもあります。

ます、ケージの中に問題がないかチェックします。

あまりに狭すぎないか、反対にがらんとしていて独りぼっちと感じやすくないか、床が濡れたり汚れていないかなどの様子を見て改善しましょう。

また、ケージを置く場所はどうでしょう。

人が行き来して気になる、テレビなどの音や光などが刺激になっていないかを考えましょう。

窓際で外の様子が気になることも多いようです。

このような場合は、ケージを置く位置を変えたり、刺激を遮る工夫をしましょう。

やりたいことがある

ケージを置く位置を変えてみました。

それでも犬が鳴いています。

ケージから出てどうしたいのでしょうか?

部屋を走り回って遊びたい、散歩に行きたいなど、犬が飼い主に要求をしているのです。

散歩に連れていくのは当然ですが、飼い主にも都合があって、犬の要求通りにはできませんし、例えば何度か夜中や早朝に散歩に連れ出し、それが習慣化すると今後ずっとその要求が続いたりします。

対処法は、犬が要求してからではなく、ケージでおとなしくしているときに出して遊んでやったり散歩に連れ出します。

また、体力が余って動き足りない場合もあるようですが、できるだけたくさん運動をさせます。

散歩だけではなく、知育グッズも有効です。

おもちゃの中におやつを入れて転がしながら噛んだりすることでも疲れて、よく寝るようになります。

このように、犬の要求に負けて聞いてやるのではなく、飼い主主導で遊ばせ、欲求不満にさせないようにしましょう。

体調不良

犬がケージで鳴く理由がずいぶんわかってきたと思いますが、ほかにも考えられることとして、体調不良があります。

規則正しい生活でも、体調に異変の起こることはあります。

ケージの中のペットシーツにトイレをしない犬が、いつもと違ったタイミングで排泄したくなって吠えることもあります。

また、何らかの病気で下痢や嘔吐をしたくなり、ケージから出たがって飼い主を呼ぶこともあります。

腹痛などを訴えて吠えることもあるでしょう。

いつもと違った時間に鳴いたり、その鳴き方が普段と違うなどと感じたら、痛がっているところはないか、排せつではないか、をチェックしてください。

犬が鳴く原因を対処しよう

このように、ケージの中で犬が鳴くのには色々な理由があるのです。

そして、それぞれに対処法も違ってきます。

誤った対処をすると、問題行動としてずっと悩まされることになります。

正しく対処するには、普段から犬の様子を把握し、鳴き方の違いが分かるようにしっかりと接することが大切です。