ポメラニアンとヨークシャーテリアのミックス犬であるポメキー。

子供の頃はポメラニアン、大人になるとヨークシャーテリアに似て行くとされています。

毛色などが色々あることもあり、ミックス犬の中でも比較的人気が高いポメキー。

そんなポメキーとは、どのような犬なのでしょうか。

明るく神経質な性格

ポメキーの性格は、親であるポメラニアンとヨークシャーテリアの性格が合わさったものになっています。

ポメラニアンもヨークシャーテリアも、甘えん坊な性格をしています。

そのため、そんな親から産まれたポメキーは、甘えん坊になる個体が多いです。

また、どちらも神経質な部分を持ち合わせているため、ポメキーも神経質な性格をしています。

好奇心旺盛なところもあり、陽気で活発です。

遊ぶことも大好きですが、他の犬と遊ぶというよりは、飼い主が遊んであげた方が喜びます。

ヨークシャーテリアが頑固な性格を持っているため、ヨークシャーテリアの血が強いと、頑固な性格となるポメキーもいます。

ポメキーの特徴

ポメキーの体重は3kg前後、体高は20cm前後で、分類としては小型犬になります。

外見は、基本的にはヨークシャーテリア寄りですが、ポメラニアンのような丸い顔とつぶらな瞳も特徴です。

最初は外見がポメラニアン寄りですが、成長するにつれてヨークシャーテリアに似ていきます。

披毛は、ヨークシャーテリア譲りのシルクのような美しい毛質で、非常にボリュームがあります。

披毛の色は非常に多彩です。

ポメラニアン系統の茶色、ヨークシャーテリア系統の黒色、両方をバランス良く受け継いだ黒茶色など、

ポメラニアンとヨークシャーテリアの血をどれほど受け継ぐかで色が全く異なります。

寿命とかかりやすい病気

ポメキーの寿命は、13歳〜16歳となっています。

かかりやすい病気としては、膝蓋骨脱臼などがあります。

膝蓋骨脱臼は、ポメキーに限らず、どの犬種もかかりやすい病気になります。

膝の皿である膝蓋骨が正常な位置から内側または外側にずれてしまい、歩行に支障が現れる病気です。

軽度の段階では、足を浮かせて歩く程度の症状ですが、重症化してしまうと、最悪の場合、一生歩けなくなってしまう事もあります。

軽度の場合なかなか気付きにくいですが、少しでも違和感を感じたら、軽く考えずに獣医師への受診をオススメします。

ポメキーを飼う際の注意点

ポメキーは成長するにつれて、ポメラニアン系統の顔つきから、ヨークシャーテリア系統の顔つきに変化します。

子犬の頃の顔つきだけを見て、それが気に入ったからと飼い始めても、最終的には見た目は変わってしまいます。

その事を承知の上で飼うようにしましょう。

ポメキーは遊ぶことが大好きで活発な性格をしています。

小型犬なので、室内で遊ばせれば充分だろうと思われがちですが、それではポメキーは満足しません。

1日2回、10〜20分程度を目安に散歩に連れていってあげましょう。

運動不足になると、ストレスが溜まってしまうこともあるため注意が必要です。

披毛の手入れは、そのシルクのような美しい毛質を保つために、毎日のブラッシングが必要になります。

価格と入手方法

ポメキーはミックス犬の中でも比較的人気が高い犬種です。

そのため、値段はやや高めです。

基本的には15万円前後です。

入手方法としては、主にペットショップかブリーダーからの直接購入となります。

ただし、ペットショップの場合は取り扱っている店舗が限られています。

確実に入手したい場合は、ブリーダーからの直接購入をオススメします。

ブリーダーからの購入の場合、仲介を挟まないため、ペットショップよりも価格は下がります。

ブリーダーから直接購入をすると、しつけ方法などのアドバイスを貰えることがあったり、血統等の情報が正確に分かるため、そういった面でも安心です。

しつけ方

やや頑固な性格も持っているポメキー。

そのため、まずは子犬の頃から服従訓練を徹底することが必要です。

飼い主がリーダーだと認識させることで、その後のしつけも行いやすくなります。

しつけの際は、厳しくするよりは、誉めて伸ばすという方法が望ましいです。

甘えん坊で飼い主が喜ぶことが好きなタイプなので、誉めることで「これをすれば飼い主は喜んでくれる」と認識させましょう。

誉めるだけではなく、時に厳しくすることも大切です。

強く叱るときは、犬の目を見てしっかりと強い口調で叱りましょう。

誉めるときは誉める、叱るときは叱るというように、メリハリを付けることが大切です。

また、子犬の頃から他の犬や人との関わりも、沢山持たせてあげましょう。

人気種のポメキーの特徴を知ろう

ポメラニアンとヨークシャーテリアという、可愛らしい犬種のミックスということもあり、比較的人気が高いポメキー。

しかし、頑固でしつけが大変だったり、見た目が固定されないといった難点もあります。

そんなポメキーの特性を理解さえすれば、とても良いパートナーとして迎え入れることが出来るかと思います。

見た目の可愛らしさだけで手を伸ばさず、どのような犬種なのか、しっかり理解をすることが望ましいです。