最近巷で話題になっているラブラデゥール。

少し特徴的な見た目をしていますよね。

今回はそんなラブラドゥードルについてご紹介します。

ラブラドゥードルとは

その名前でわかる通り、ラブラドールレトリバーとプードルの組み合わせで誕生したミックス犬です。

よくラブラドゥードルと耳にしますが、そのほとんどはオーストラリアン・ラブラドゥードルの事です。

また、能力、カラーのバリエーションを増やすためにアイリッシュウォータースパニエル、カーリーコーテッドレトリバー、アメリカンコッカースパニエルイングリッシュコッカースパニエルも取り入れられています。

ラブラドゥードルが誕生したきっかけは、ハワイに住む盲目の女性が、犬アレルギーを持つ夫でも一緒に生活できる盲導犬を探しているとの手紙を盲導犬協会で働いていた人物が見て、訓練能力の高いラブラドールレトリバーと抜け毛の少ないプードルの交配を提案した事から誕生しました。

実際、この交配で3頭の子犬が誕生しましたが、そのうちの2頭は残念ながらアレルギーが起こる子犬で、残る1頭がアレルギー反応を起させない子犬として誕生しました。

一度は、そういった特徴を持つ子犬が誕生する確立が低い事から断念したのですが、ひとつの犬種として確立させたいという思いの人たちがいて、その人たちの頑張りでオーストラリアン・ラブラドゥードルが誕生しました。

特徴

カラーバリエーションがとても豊富なのが特徴的です。

ゴールド、チョコレート、レッド、クリーム、カフェ、ラベンダー、ブラック、パーティー、キャラメル、ファントムと10種類以上あると言われています。

毛並みも3パターンあります。

アンゴラ山羊のような柔軟な毛質で緩やかなカーブをしているフリースコート。

ブラッシングのお手入れも楽に行えます。

子羊のようなしなやかなカールでしっかりとしているようなウールコート。

犬ならではの匂いがあり、季節の変わり目には抜け毛も目立つ、アレルギー反応も起こす可能性もあるヘアーコート。

ただし、ヘアーコートでも普通に飼う場合には問題はありません。

プードルの性質の毛が抜けにくいという特徴があるので、お手入れも楽に行えます。

犬や、猫などには動物特有の匂いがあるものですが、この犬種は匂いがほとんどしない為に、敏感な方や室内で飼いたいと思ってる方にもオススメです。

性格

とても社交的で人懐っこい性格をしています。

飼い主の感情や気持ちを敏感に察知してくれます。

人の気持ちがわかるので、介助犬にピッタリの犬種です。

また、セラピー犬としても活躍してくれます。

どんな犬でもそうなのですが、しつけを間違えなければある程度人の言葉も理解しますし、いたずら等もしなくなります。

ただ、生まれ持った性格、気質もあるので、どんな犬でも介助犬やセラピー犬に向いている訳ではありません。

ラブラドゥードルはそういった能力が他の犬よりも高いのでしつけもしやすく、教えた事もすぐ覚えてくれます。

先にも記しましたが、人の心を癒してくれるという優れた一面を持ち合わせているので、介助犬、セラピー犬には向いているという事です。

もちろん、愛玩犬として大切に育ててあげるのも良いでしょう。

一緒に生活していればきっと心の支えになってくれます。

犬アレルギーの人の為に

犬アレルギーの方は結構多くいると思います。

毛足の長い犬を飼っている人などは特にわかると思いますが、特に抜け毛の季節になると体や目が痒くなったり蕁麻疹が出てきたり、鼻水、くしゃみといった症状が出る場合があります。

盲導犬や介助犬が必要なのに体が不自由な方や目が見えない方、またその方を介助する方も犬アレルギーを持っていると、犬を飼えなかったり助けてもらえなかったりします。

そういう方たちの為に交配を繰り返し誕生しました。

また、体が丈夫な方でもアレルギーを持っていて、犬が飼いたくても飼えないという方にもオススメの犬種です。

入手先は

この犬種は血統を保つためにも交配が特に厳しくなっています。

日本ではニチイグリーンファームでしか行われていません。

海外のブリーダーから入手する事も可能ですが、やはり信頼できるブリーダーから迎えるのが安心です。

中には交配種として売り出している場合もありますので、血統、ブリーダーの信頼は絶対必要になってくるでしょう。

価格は35万円から45万円くらいです。

ただし、性別、毛色などによって異なってきます。

通常の犬でも20万円から30万円くらいする犬種もいるので、アレルギーを気にせず飼える事を思えばそう高くはないお値段です。

ゴールデンドゥードルとの混同には注意

ちなみにゴールデンドゥードルという犬種もいます。

こちらはゴールデンレトリバーとプードルの配合で誕生した犬種です。

性格、性質も似てはいるのですがご家庭に迎える時には間違わないように気をつけましょう。