チワックスは名前の通り、チワワとミニチュアダックスフンドのミックス犬です。
二大人気犬種のミックスだけあって人気も高く、ミックス犬の中での知名度も高い犬種で、ペットショップでも目にする機会が多いです。
ここでは、チワックスの人気の理由を知るために、チワックスの性格や特徴についてご紹介します。
飼い主に忠実なチワワ×好奇心旺盛なミニチュアダックスフンド
それぞれ一大ブームを引き起こしたチワワとミニチュアダックスフンド。
チワワは飼い主さんの忠誠心が高い特徴を持ちます。
ただ、警戒心が高い一面も持つので、飼い主さん以外の人や犬には、吠え癖を持ったり、攻撃的になってしまうことも少なくありません。
また、ダックスフンドも好奇心旺盛な性格を持つ反面、神経質なことも多い犬種です。
その結果、チワックスは、この二つの犬種の良い一面(好奇心旺盛で飼い主さんには忠誠心を持つ性格)はあるものの、社交的な性格ではないことも多いでしょう。
でも、子犬の時にしっかりと社会化をすることで、他の人や犬に慣らしていけば噛み癖・吠え癖はある程度コントロールできます。
きちんとコミュニケーションをとって、犬との間に主従関係を築ければ飼い主さんにとっては飼いやすい犬と言えます。
ただ、初心者向きの犬とは言えないかもしれません。
もちろん性格は個体差があるので、とても社交的で、初めて会った犬や人にも簡単に打ち解けてしまう性格の犬もいます。
チワックスの見た目の特徴は?
チワワの体形は3~6㎏くらいの体重に成長することが多いですが、個体によって大きく差があります。
両親のサイズによっても大きく影響を受けるので、だいたいどれくらいのサイズになるか、両親のサイズを見て想像してみても良いでしょう。
見た目の特徴は、チワワの特徴とダックスフンドの特徴をそれぞれパーツによって引き継ぐことが多いです。
鼻はチワワ寄り、耳がダックス寄り、というようなイメージです。
両者の特徴が混ざることは一般的にありません。
ただ、一般的に多くのチワックスが、目はチワワに似たくりくりの目で、耳はダックスに似た垂れ耳のことが多いです。
体形はダックスフンドが強く出るのが一般的なので、ぱっと目の体形はダックスフンドにも関わらず、顔がダックスフンドではないという感じです。
非常に愛嬌のある佇まいをしています。
カラーは両親のカラーによって様々なパターンが出ます。
チワックスを初めとして、どのミックス犬にも共通することですが、どんな特徴が現れるか分からないというのがミックス犬の楽しみです。
世界に一匹だけの特徴の犬になることは間違いありません。
チワックスは毎日散歩に連れていこう
チワワは小さい体でさほど運動量を必要としないので、室内での活動量でも十分なことがあります。
でもダックスフンドはしっかりとした体形で、比較的筋肉量も多いので、運動を必要とします。
1日に1回はきちんと散歩に連れて行ってあげましょう。
室内でボールを投げて持ってくるような遊びも、運動やコミュニケーションの一環としてオススメです。
チワックスは腰の病気に注意が必要
チワックスは前述のように、ダックスフンドのような胴長短足のことが多いので、腰の病気には注意が必要です。
この腰の病気というのは、椎間板ヘルニアという病気です。
背骨の間にある椎間板というクッション材のようなものが、脊髄を圧迫して神経症状を起こす病気です。
しびれや麻痺、排尿・排便ができないなどの症状が出ることがあります。
病気の程度によって症状は大きく異なります。
この病気はチワックスを飼う上でもしっかりと知っておいた方が良いでしょう。
室内飼育の犬はみんな、フローリングで滑りやすく、後ろ足だけで立って飼い主さんにぴょんぴょん飛びつくような行動をすることが多いです。
この行動をチワックスがすると、椎間板ヘルニアのリスクを高めてしまいます。
そのため、これらの行動には十分に気をつけましょう。
肉球の間の毛を短くカットして、肉球が滑り止めとして機能するようにすることも大切です。
ご自宅で、もしくはサロンや動物病院でこまめにカットしましょう。
日常的なケアとしてブラッシングをしよう
チワックスは抜け毛のある犬種です。
ずば抜けて抜け毛が多いというわけではありません。
チワックスはロングコート、スムースコートもいますが、どの場合もブラッシングは必要です。
ブラシをかけることで、皮膚の血行も良くなるので、皮膚病の予防にもつながります。
コミュニケーションをとるという意味でもブラッシングは習慣にしてあげましょう。
毎日する必要はないので、2・3日に1回のペースで行うことをオススメします。
チワックスを飼ってみよう
チワックスは非常に可愛らしい見た目をしている小型犬です。
ですので、きちんと関係を築ければ、飼い主さんにとっては素晴らしいパートナーになれることでしょう。