キャットフードを上手に選ぶことは、あなたの大切な猫の健康にとても大切なことです。

値段やメーカー名などで、適当に選んだキャットフードを与えてしまってはいけません。

失敗しないキャットフードの選び方を知っておきましょう。

高たんぱくで低炭水化物のキャットフードを選ぶ

人間の食事だと、たんぱく質を取りすぎてしまわないよう、炭水化物や食物繊維を豊富にとろうと意識しますよね。

このことが頭に刷り込まれてしまい、ついキャットフード選びのとき、猫の健康を意識して忘れてしまいがちなことがあります。

それは、そもそも猫は肉食の生き物なのだということです。

そのため、たんぱく質や脂質をエネルギーとして取り入れることに非常に優れています。

一方で、炭水化物をたくさん取り入れても、猫は消化する働きをそもそも持っていないのです。

猫にとって必要な栄養素を考え、更に消化しやすく健康に良いものということを考えると、まず高たんぱく質のもの、更に低淡水化物のものということになります。

ウエットタイプとドライタイプの特徴を理解して選ぶ

キャットフードには、猫カンなどで知られるウエットタイプのキャットフードと、カリカリとした音が印象深いドライタイプの二種類があります。

ウエットタイプのものは、高たんぱく質で高脂質な無以降にあり、ひとつひとつ密閉されたパックになっているので、品質にも安心が持ちやすいです。

少ない量でも効率良く必要な栄養分を摂取しやすいですし、食感や味のレパートリーも豊富です。

一方で、ドライタイプよりも猫に歯石がつきやすかったり、金額的に割高になってしまいやすいというデメリットもあります。

ドライタイプのキャットフードは、栄養のバランスに優れており、長期間保存しやすいというメリットもあります。

歯にも良いですし、金額もウエットタイプよりコストパフォーマンスがよくなりやすいでしょう。

しかし、水分が不足しがちになってしまいますし、マグネシウムが多い分、バランスコントロールが必要になります。

オス猫は特に、マグネシウムの過剰摂取によって、尿路結石を起こしてしまいやすいです。

どちらのタイプのキャットフードも、とにかく一長一短であるため、それぞれの猫の体質や年齢に合わせて、都度調整が必要です。

体調に合わせて良いものを選んだり、アレルギーがないか確認したりするのも大切です。

原材料名をチェックしてキャットフードを選ぶ

失敗しないキャットフード選びには、原材料のチェックも決して欠かせません。

前述したように、猫は肉食なので、ダイズや小麦、トウモロコシなどをうまく消化することが出来ません。

しかし、安い価格のキャットフードは、こういった格安の穀物をふんだんに使用したものが非常に多いです。

そのため、成分表記をチェックして、穀物が占める割合が高いものは避けるようにすると良いでしょう。

猫の内臓に負担をかけなくて済みます。

また、肉骨粉や肉副産物、家禽副産物などが含まれているキャットフードも、可能であれば避けたいところです。

家禽ミールやフィッシュミール、ミートミールなども同様です。

動物に与える分には基本的な許可は下りているものの、人間が食べることは禁止されている肉類を使っているということになるからです。

病気だった生き物の肉や、何らかのトラブルがあった肉が原材料になっている可能性があるため、体調にトラブルを出さないためにも、避けるのが賢明です。

着色料や香料、酸化防止剤も含まれていないものを選ぶようにしましょう。

法的に禁止こそされていないものの、猫の長期的な健康を考えるのであれば、一日少しのキャットフードであっても、摂取しない方が良いものです。

専門家のアドバイスを参考に、より良質な商品を選ぶ

飼い猫の健康状態によっては、市販品を安易に選ぶのではなく、専門家のアドバイスを聞いてキャットフードを選んだ方が良い場合もあります。

決して一種類に絞るのではなく、平日はドライフード、休日はウエットフードのように切り替えても良いでしょう。

猫によって好物も違いますし、食いつきが良いタイプのキャットフードもあれば、悪いタイプのキャットフードもあります。

近年では、インターネット限定で販売されている良質なキャットフードも増えてきました。

尿路結石を予防するためには、ビタミン類は豊富に含まれているものが良いですし、吸収力も高い方が猫の内臓に負担が少ないですよ。

キャットフードは慎重に選ぼう

キャットフードの選び方は、決してひとつではありません。

猫の体質や体調、年齢によってもより適しているキャットフードが異なって来ることはあります。

歯が丈夫な猫が食べるもの、年寄り猫が食べるものなどは異なっているでしょう。

それぞれの猫の特徴と特性を十分に考えた上で、健康を意識したより良いキャットフードを選べるよう、様々なポイントから吟味したものを与えてあげてください。