動物の赤ちゃんの可愛さは、格別なものがあります。
大人になってからの姿とのギャップが大きいほど、さらに可愛く感じてしまいます。
動物の赤ちゃんが可愛いのには、理由があると言われています。
一人では生きて行けない、か弱い存在であるため、見た者に弱いものを守りたいという愛情行動を起こさせるというものです。
私達が赤ちゃんを見て、可愛いと感じる感情には、根拠がちゃんとあります。
今回は、沢山の動物の赤ちゃんの中でも、特に可愛い赤ちゃんをご紹介します。
ライオン
百獣の王と言われているライオンは、サバンナの頂点に君臨する、肉食獣の王様です。
オスのライオンの、勇ましいたてがみをなびかせる姿は、野生の生き物の強さと美しさを象徴する姿と言えます。
1度の出産で1頭から4頭の赤ちゃんが生まれ、生後三ヶ月頃までは、灰色に茶色い斑点のある姿をしています。
サファリパークでは、この頃の可愛い姿を一緒に写真におさめるコーナーが、大人気となって行列を作っています。
シロクマ
白くモフモフした姿が可愛い、シロクマの赤ちゃんですが、北極に生息する、オスのホッキョクグマは、最大で800㎏にもなります。
シロクマとはホッキョクグマの別名です。
地球温暖化の影響で、絶滅危惧種となっており、守って行かなければならない貴重な動物でもあります。
アザラシなどを食べる、肉食動物の子供とは思えない、白く丸々した身体に黒い瞳の赤ちゃんの姿は、本当に格別です。
イノシシ
瓜坊の別名で知られている、イノシシの赤ちゃん。
背中の模様が瓜に似ていることと、身体の形事態が瓜に似ていることから、瓜坊と呼ばれています。
大人になると、気性が荒く、度々、人間が襲われてケガをしたというニュースを耳にする一方で、親にはぐれた赤ちゃんイノシシが、人間に保護されて育てられているという話しも良く聞きます。
これも、瓜坊があまりにも可愛いので、保護してあげたいと思わせるからなのでしょう。
母親に連れられた瓜坊の姿も、とても微笑ましいです。
カピパラ
家族で温泉に入っている姿が、ほっこり心を暖めてくれるカピパラですが、アマゾン川流域に生息している、世界最大のげっ歯類だということを、ご存知でしょうか。
げっ歯類と言えば、とても身近な動物としてネズミがいますが、同じネズミでも、カピパラのずんぐりとした姿と、家族で仲の良い様子が、人間と重なって、人々を惹き付けるのでしょう。
カピパラの赤ちゃんは、さほど親と変わらない姿ですが、ミニチュアのようで可愛いです。
シカ
バンビで有名なシカの赤ちゃん。
北米に生息している、アカシカがモデルと言われています。
日本でよく知られているシカと言えば、ニホンジカです。
奈良公園に生息している、国の天然記念物に指定されているシカもニホンジカです。
赤ちゃん特有の背中の白い斑点やふわふわしたお尻の白い毛、か細い四肢、くりっとした瞳、守ってあげたくなる可愛さです。
親子で仲良く寄り添う姿は本当に可愛いです。
アザラシ
ゴマちゃんと呼ばれている、アザラシの赤ちゃん。
真っ白いイメージで知られていますが、その赤ちゃんが、生後3~4日は黄色い色をしていることをご存知ですか。
生息しているカナダでは、イエローコートと呼ばれ、黄色いのは生まれたてでまだ羊水に汚れているからだと言われています。
その頃にはまだヘソの緒が着いているそうです。
しばらくすると、雪と陽射しで脱色されて、あの真っ白な姿になります。
コロコロでふわふわした赤ちゃんアザラシの可愛さも格別です。
その可愛らしさから、人気キャラクターにもなっています。
ヒヨコ
ニワトリの雛であるヒヨコは、その可愛い姿から、様々なキャラクターや、東京土産で有名なお菓子などにもなっています。
黄色い綿毛のように小さくて、手のひらに抱くと壊れてしまいそうなのが、ヒヨコの魅力です。
あっという間に大きくなってしまうので、期間限定の可愛さです。
カルガモ
同じ鳥類でも、ヒヨコとはまた違った可愛さがあるのが、カルガモです。
お母さんカルガモに連れられて引っ越しする姿が、度々ニュースで放送されています。
カルガモは春から初夏にかけて、水際の草地に10個程の卵を産みます。
孵化してから2ヶ月程で翔べるようになるので、それまでは、親と一緒に行動します。
一生懸命、ヨチヨチとお母さんについていく姿がとても可愛いです。
動物の赤ちゃんの可愛さは特別
赤ちゃんを可愛いと思うのは、私達動物の遺伝子の中に、組み込まれているからだとも言われています。
だから、何も考えずに、ただ本能で可愛いと思ってしまうのでしょう。
ただ、どんな動物も赤ちゃんの可愛い期間は短く、あっという間に大きくなってしまいます。
その間だけ見られる、赤ちゃんの達の可愛さを、しっかりと目に焼き付けておきましょう。