ブリュッセル・グリフォンってどんな犬?性格や特徴を紹介

最終更新日:2016年7月1日

個性的なルックスを持つ小型犬、ブリュッセル・グリフォン。

ベルギーを代表する犬のひとつです。

フレンドリーでユーモラスなブリュッセル・グリフォンの性格や特徴を通して、その魅力に迫ります。

1.ブリュッセル・グリフォンと上流社会

十九世紀後半、ヨーロッパの上流社会で人気を博したブリュッセル・グリフォン。

陽気な性格や、まるで人間のような顔つきをしているところが特に好まれたと言われています。

ベルギー王妃の愛犬にグリフォン種が選ばれたことで、王室や上流社会の人々の間での流行に火がつきました。

やがてイギリスへと渡り、そこでも人気者となりました。


2.ブリュッセル・グリフォンのルーツ

というように、主に上流社会で好まれ、愛好家に注目されたブリュッセル・グリフォンですが、そのルーツは華やかな王宮や貴族の屋敷ではありません。

十五世紀のベルギーでは、ネズミ取り用に小型犬が飼育されていました。

それらの小型犬を祖先に持ち、またヨーロッパ中の様々な犬種と掛け合わせたことで、ユニークなルックスを持つ事になったのです。

ブリュッセルの辻馬車の御者達は、ブリュッセル・グリフォンを非常に好み、馬小屋の番として飼育していました。

昼間は馬車に乗せて回ったと言い、その愛嬌あふれる性格でもってペット的な役目も果たしていたのです。

3.ヨーロッパ中の犬種の良いとこどり

ヨーロッパ中の犬種との交配により誕生したため、多くの犬種のルックスや性格の名残が見られます。

全てはわかっていないものの、ドイツ犬・アーフェンピンシャー、当時人気だったパグ、イギリスのヨークシャー・テリア、キング・チャールズ・スパニエル、イングリッシュ・トイ・スパニエルなどが掛け合わされていると言われています。

パグとの交配で、従来のラフコートに加えスムースコートが誕生、独特のくしゃっとした顔つきもより強調されるようになりました。

ヨークシャー・テリア、イングリッシュ・トイ・スパニエルとの交配は、ドーム状の頭の形に影響を与え、小型化が進んだと考えられています。

他にも、気質を含め多様なヨーロッパ犬の要素を受け継いでおり、良いとこどりの犬種とも言えます。


4.コートと性格

パグとの交配により誕生したスムースコート。

このスムースコートタイプのブリュッセル・グリフォンはプチ・ブラバンソンと呼ばれ、現在でも一部の国では別種とすることがあります。

というのも、フランスで「グリフォン」というのは「針金みたいな」と言う意味なので、イメージの異なるスムースコートは、登場してすぐには受け入れられなかったという歴史があるためです。

また、プチ・ブラバンソンを別種とみなすだけでなく、赤色のラフコートのみをブリュッセル・グリフォンとし、黒い被毛のものはベルジアン・グリフォンと分類することも。

しかし、兄弟でもスムースコートとラフコートが混在することがあります。

ラフコートは、荒い固めの被毛で、アンダーコートがあります。

スムースコートは短い毛で、艶が特徴です。

コートタイプによって性格が異なるとも言われ、スムースコートはちょっぴり協調性に欠けることがあります。

5.陽気な性格

ブリュッセル・グリフォンがその初期段階において辻馬車の御者達に愛されたのも、王妃の寵愛を受けたのも、陽気でユーモラスな性格によります。

明るく、優しい性質ですので、他のペットや子供とも上手につきあうことができます。

愛嬌と人懐っこさも持ち合わせており、そのファニーなルックスと相まって、周囲を和ませる雰囲気の犬種で、どこか人間くさいところがあります。


6.誇り高いところも

人懐っこい小型犬ではありますが、ブリュッセル・グリフォンは決して「抱き犬」ではありません。

小型ではあってもしっかりとした体型が物語るように、快活で自信に溢れたところもあります。

理解力・注意力が高く、思慮深いタイプでもあります。

そして、非常に誇り高く、納得できない命令には従わない自尊心を持っています。

ヨーロッパの上流社会で愛されただけに、紳士的でプライドの高い犬種です。

7.遊び好きな性格

ブリュッセル・グリフォンはとても遊び好き。

いつも何か楽しいことを探しているようなところがあり、活動的。

時にいたずらに発展したり、ケージから抜け出してしまうことも。

また、意外ですが木登りをする個体もいます。

元気で活発、遊びが大好きではあっても、外飼いには向きません。

室内で飼育し、時折、外へ連れて行ってあげましょう。

ただし、やはり小型犬ですので、運動量はさほどではありません。

一緒にゲームなどを楽しんで遊んであげることで、身体的にも精神的にも刺激となり、満たされるでしょう。


8.繁殖が難しい

小型犬の人気犬種にはたまにあることですが、ブリーディングに困難のある犬種でもあります。

ブリュッセル・グリフォンは母胎の大きさのわりに胎内の仔犬が大きいため、ほぼ帝王切開での出産となります。

また、子犬の育成も難しく、腕の良いブリーダーが必要となります。

レア犬種になりやすい条件ですが、ジャパンケネルクラブの登録数は上位とはではいかないものの安定しており、人気が伺えます。

都会で飼うのに適した犬種

愛嬌たっぷり、ヨーロッパ犬の醍醐味が味わえるのが魅力のブリュッセル・グリフォン。

都会での生活を共にするのにぴったりな犬種ではないでしょうか。

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