オーストラリアン・シェパードってどんな犬?警戒心が強く活発な性格

最終更新日:2016年7月1日

愛嬌のある顔つきに、快活な動き。

魅力いっぱいのオーストラリアン・シェパード。

牧羊犬として誕生し、現在も家庭犬だけでなくワーキングドッグとして活躍するオーストラリアン・シェパードの性格や特徴についてご紹介します。

1.オーストラリアン・シェパードの外見的特徴

オーストラリアン・シェパードは、筋肉質で体長がやや長めなスタイルを持つ中型犬~大型犬。

体高は雄が51から58cmくらい、雌が46から53cmくらいが標準です。

ただし、個体によってサイズは差が大きく、まちまちです。

被毛はラフ・コリーに似た印象のふわふわの長毛。

牧羊犬をルーツに持つワーキングドッグですので、あらゆる天候に耐えうるダブルコートになっています。

長めのオーバーコートはカールしていることも、直毛のこともあります。

コートカラーは、ブルー・マール、ブラック、レッド・マール、レッドが認められています。

また、これらのコートカラーにタンポイントが入ることも認められています。

白い斑も認められていますが、頭に優勢で入ることは評価されていません。

顔つきはマズルがやや短め。

目の色はブラウン、ブルー、アンバーの他に、左右の色が異なるオッドアイも見られます。

耳は途中から折れたような垂れ耳が可愛いのですが、ドッグショーでは横を向いた三角形の耳が評価されます。

尾は生まれつき短めのボブテイル。

長い場合は断尾します。


2.警察犬のシェパードとの違い

シェパードと聞くと、多くの人は警察犬のシェパードを思い浮かべるのではないでしょうか。

いわゆる、警察犬のシェパードは「ジャーマン・シェパード」と言うドイツ犬です。

オーストラリアン・シェパードは、バスク人が移住の際にオーストラリアに持ち込んだ牧羊犬がアメリカへ渡ったもの。

そもそも「シェパード」とは羊飼いの意味で、そこから牧羊犬のことを「シェパード」と呼ぶようになったのです。

ですから「オーストラリアから来た牧羊犬」ということで、アメリカで「オーストラリアン・シェパード」と名がつきました。

ということで、オーストラリアン・シェパードとジャーマン・シェパードは名前は似ていますが、別の性格と特徴を持った犬種です。

3.オーストラリアン・シェパードのルーツ

バスク人がオーストラリアへ持ち込んだというオーストラリアン・シェパード。

そのルーツはヨーロッパのバスク地方・ピレネー山脈にあります。

バスク地方で牧羊犬として飼われていた犬が、1800年代にバスク人の移住とともにオーストラリアへ移動。

さらに後年、今度はオーストラリアからアメリカ西部へも移動します。

オーストラリアやアメリカなどの開拓地では、これまでにない丈夫な犬が必要でした。

その条件に当てはまったのがオーストラリアン・シェパードだったのです。

アメリカに渡った初期はルックスのタイプも安定せず、呼び名も様々でした。

しかし、ロデオショーや牧羊犬としての活躍により、第二次世界大戦後は人気が広まっていきます。

こうした経緯を経て、1993年にアメリカンケネルクラブに公認されたのです。

現在、異論はあるものの、この犬種の原産地はアメリカということになっています。

しかも、オーストラリア本国ではオーストラリア原産の犬としては認められていません。

牧羊犬として活躍していた歴史を持ち、作業に必要な能力が高くて活動的という特徴・性格の犬種です。


4.保護欲と警戒心

オーストラリアン・シェパードは羊を害獣から守る牧羊犬がルーツ。

そのため、忠実で警戒心が高く、外敵から家族を守る意識が高いという特徴があります。

ケンカを好む性格ではありませんが、家族を守るためなら勇敢に立ち向かいます。

さらに献身的で愛情深いところもあり、保護欲の強さとなってその性格が発揮されています。

子供の面倒も良く見てくれる穏やかさ、根気強さも持ち合わせており、優れた家庭犬と言えるでしょう。

5.とってもお利口さん

状況判断能力や訓練性能が非常に高いのも、牧羊犬をルーツに持つ犬種らしい特徴です。

その賢さを生かして、オーストラリアン・シェパードは現在でもワーキングドッグとして多くの仕事をこなしています。

牧羊犬はもちろん、視覚障害者の目となる盲導犬、聴覚障害者に音を知らせる聴導犬、災害時に人命救助をする災害救助犬、違法薬物を見つける麻薬探知犬、生活のパートナーとなる介助犬など、幅広く活躍しています。


6.特徴を生かした活躍

活動的なオーストラリアン・シェパード。

もちろん、毎日のお散歩は欠かせませんが、大量で激しい単調な運動よりも、人間とコミュニケーションをとりながらの知的な運動をより好む犬種です。

1950年代のアメリカで、その高い訓練性能を生かしてロデオショーで人気となったオーストラリアン・シェパードですので、当然今でも、アジリティ競技やフリスビー競技でも活躍しています。

コミュニケーションを好むオーストラリアン・シェパード

飼い主に忠実なオーストラリアン・シェパードはコミュニケーションを必要とします。

ボールで一緒に遊んだり、ふれあったりすることで、心の通う良い伴侶犬になってくれるでしょう。

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